前の画像を含む少し範囲を広げたもの。大きなミソの周りをリング状に取り巻いたミソや、3個並んだ中くらいのミソの周りを楕円形に包み込むミソ。その他にも観察していると星座を紡ぐ様に不思議な形状が浮かび上がって来ます。如何ですか?
今年最後の画像になりました。この一年 このつたない画像のブログをご覧頂き有難う御座います。
明日からの新しい年にも健康である限り1日1枚の地質系画像をUPしてゆきたいと考えています。
2010年12月31日金曜日
2010年12月30日木曜日
宇都宮市大谷石(10)
2010年12月29日水曜日
宇都宮市大谷石(9)
2010年12月28日火曜日
宇都宮市大谷石(8)
2010年12月27日月曜日
宇都宮市大谷石(7)
2010年12月26日日曜日
宇都宮市大谷石(6)
2010年12月25日土曜日
宇都宮市大谷石(5)
前の画像の駐車場から見える風景の一部を望遠レンズで撮影してみました。
採石された空洞部の上に斜めに流れる柱状節理の様な姿が見えます。
南九州のシラス台地では厚く堆積したシラスのかなり下の方が溶結凝灰岩となっています。これだけ厚い層の上部に柱状節理の様な姿が見えるのが不思議でなりません。この上空にかっては厚い火砕流堆積物が積もっていたのが侵食により失われ硬い部分だけが残ったのでしょうか?
条件は異なるので比較する事自体がおかしな事なのですが、横山勝三氏の「シラス学」43頁の図表に拠れば、溶結凝灰岩の場合は溶結部の厚みの半分に相当する厚さが溶結により減少しています。更にその上に溶結部の倍以上の「非溶結部」が存在していたようですから、もともとのこの火砕流堆積物の厚さの凄さに圧倒されてしまいます。
採石された空洞部の上に斜めに流れる柱状節理の様な姿が見えます。
南九州のシラス台地では厚く堆積したシラスのかなり下の方が溶結凝灰岩となっています。これだけ厚い層の上部に柱状節理の様な姿が見えるのが不思議でなりません。この上空にかっては厚い火砕流堆積物が積もっていたのが侵食により失われ硬い部分だけが残ったのでしょうか?
条件は異なるので比較する事自体がおかしな事なのですが、横山勝三氏の「シラス学」43頁の図表に拠れば、溶結凝灰岩の場合は溶結部の厚みの半分に相当する厚さが溶結により減少しています。更にその上に溶結部の倍以上の「非溶結部」が存在していたようですから、もともとのこの火砕流堆積物の厚さの凄さに圧倒されてしまいます。
2010年12月24日金曜日
宇都宮市大谷石(4)
2010年12月23日木曜日
宇都宮市大谷石 (3) カメラで軽石を接写
「ミソ」は特に多孔質と言うか間隙率が大きな軽石部分なのですが、これは見事に細長い気孔が見える軽石部分が在りました。
この後、採石場で見た「ミソ」の部分は触るととても柔らかく真っ黒でした。
大谷石の中に含まれる「気孔」はこの様に、材木が腐食したような細長い気孔が多い様に思います。加藤祐三氏の「軽石 海底火山からのメッセージ」をご存知でしょうか?この書籍の第10章に「漂流出来なかった変り種 材木状軽石」があります。209頁のモノクロの画像しか見た事は有りませんが、きっとこの様な細い気孔が並んでいるのだろうと想像しています。
ミソの部分はこの様な多孔質である為に保水性が高く、他の部分よりも含水率が高いと言う研究論文が有ります。この為に採掘後は乾燥でミソの内部が収縮し脱落しやすくなる様ですね。
この後、採石場で見た「ミソ」の部分は触るととても柔らかく真っ黒でした。
大谷石の中に含まれる「気孔」はこの様に、材木が腐食したような細長い気孔が多い様に思います。加藤祐三氏の「軽石 海底火山からのメッセージ」をご存知でしょうか?この書籍の第10章に「漂流出来なかった変り種 材木状軽石」があります。209頁のモノクロの画像しか見た事は有りませんが、きっとこの様な細い気孔が並んでいるのだろうと想像しています。
ミソの部分はこの様な多孔質である為に保水性が高く、他の部分よりも含水率が高いと言う研究論文が有ります。この為に採掘後は乾燥でミソの内部が収縮し脱落しやすくなる様ですね。
2010年12月22日水曜日
宇都宮市大谷石 (2)
2010年12月21日火曜日
宇都宮市大谷石 (1)
久し振りに大谷石の故郷を訪れた日は残念な事に雨でした。処が雨が幸いして思いがけない発見をする事になりました。普段見る大谷石はこの画面の左下側の色合いが多いと思うのですが、雨に濡れた敷石は見事に青い色を呈しているものが在る事が判りました。
採掘場の画像を見て頂くと判りますが、採掘された当初はかなり青い色をしています。学術的にはこの様な用語はない様ですが「酸欠粘土」とか「青粘土」と呼ばれる群青色(?)の粘土層は似たような色合いです。採石場から木片や貝殻が出ることも有るようなので、景観は大きく異なりますが、房州石」と同じく「海成」の火砕流堆積物であるようです。
採掘後、乾燥すると直ぐにこの青色は失せていきます。青い色を長時間保つ為には「CCレモン」なる清涼飲料を岩の表面に塗ると良いのだそうです。本当です!実際採石場にこの清涼飲料が山と積まれていて実際にその作業を見せて頂きました。
今回の「大谷石」については、最初に大谷石の風景を幾つか見て頂き、次に現在も採石を行っている「露天掘り」の作業所の画像を、そして最後に「大谷石資料館」の内部を見て頂く予定です。画像の数が多く40枚程度になるようです。
尚、大谷石の画像のご案内が終れば、同じ海成の火砕流堆積物である。「房州石」の話題に戻る予定です。古墳に使われている「房州石」(富津磯石)にも触れます。
採掘場の画像を見て頂くと判りますが、採掘された当初はかなり青い色をしています。学術的にはこの様な用語はない様ですが「酸欠粘土」とか「青粘土」と呼ばれる群青色(?)の粘土層は似たような色合いです。採石場から木片や貝殻が出ることも有るようなので、景観は大きく異なりますが、房州石」と同じく「海成」の火砕流堆積物であるようです。
採掘後、乾燥すると直ぐにこの青色は失せていきます。青い色を長時間保つ為には「CCレモン」なる清涼飲料を岩の表面に塗ると良いのだそうです。本当です!実際採石場にこの清涼飲料が山と積まれていて実際にその作業を見せて頂きました。
今回の「大谷石」については、最初に大谷石の風景を幾つか見て頂き、次に現在も採石を行っている「露天掘り」の作業所の画像を、そして最後に「大谷石資料館」の内部を見て頂く予定です。画像の数が多く40枚程度になるようです。
尚、大谷石の画像のご案内が終れば、同じ海成の火砕流堆積物である。「房州石」の話題に戻る予定です。古墳に使われている「房州石」(富津磯石)にも触れます。
2010年12月20日月曜日
下田市三穂ヶ崎 板見漁港(15)
2010年12月19日日曜日
下田市三穂ヶ崎 板見漁港(14)
2010年12月18日土曜日
下田市三穂ヶ崎 板見漁港(13)
これはまた全く別の「様式」ですね。風の向きでこの様に筋が着くのかと思いましたが、次の画像の露頭ではまたサッパリ判らなくなりました。しかも画面手前にはなんだか小型の異質なブロックが含まれています。これは誰かがこの上の部分を持ち去ったのでしょうか?
この地域の画像も残り少なくなりました。この後は大谷石や最初に取上げた房州石等を取上げる予定です。
二つの地学系素人画像的ブログに掲載した画像が788枚、283MBに達しました。このペースなら後2年は広告も無しで小生の経済的負担の無い無料のママ充分やっていけそうです。画像は古いものを覗いて1280x800サイズを出来るだけ守る様に選択編集しています。DLは御自由にどうぞ!
この地域の画像も残り少なくなりました。この後は大谷石や最初に取上げた房州石等を取上げる予定です。
二つの地学系素人画像的ブログに掲載した画像が788枚、283MBに達しました。このペースなら後2年は広告も無しで小生の経済的負担の無い無料のママ充分やっていけそうです。画像は古いものを覗いて1280x800サイズを出来るだけ守る様に選択編集しています。DLは御自由にどうぞ!
2010年12月17日金曜日
下田市三穂ヶ崎 板見漁港(12)
2010年12月16日木曜日
下田市三穂ヶ崎 板見漁港(11)
2010年12月15日水曜日
下田市三穂ヶ崎 板見漁港(10)
2010年12月14日火曜日
下田市三穂ヶ崎 板見漁港(9)
2010年12月13日月曜日
下田市三穂ヶ崎 板見漁港(8)
2010年12月12日日曜日
下田市三穂ヶ崎 板見漁港(7)
2010年12月11日土曜日
2010年12月10日金曜日
下田市三穂ヶ崎 板見漁港(5)
2010年12月9日木曜日
下田市三穂ヶ崎 板見漁港(4)
2010年12月8日水曜日
下田市三穂ヶ崎 板見漁港(3)
2010年12月7日火曜日
下田市三穂ヶ崎 板見漁港(2)
2010年12月6日月曜日
下田市三穂ヶ崎 板見漁港(1)
板見漁港の海に向って右側に細い道が防波堤の先まで続いています。「枕状溶岩」の観察に訪問した時に、少し時間に余裕が有ったのでその附近を散策してみました。これからご紹介する画像はその時に撮影したものです。海が荒れている時はこの道は少し危険かもしれません。海岸は、風雨と波による侵食で古い火砕流堆積物や溶岩らしきものが荒々しい様相で断崖を刻んでいます。
何故、この様な不思議な紋様が岩石に刻み込まれるのか?小生には理解出来ない分野ですが、興味深いのでご案内する次第です。これらの紋様を読み解く事は、小生のテーマの「枕状溶岩」の様々な形態を理解する上で参考に成りそうです。最初の1枚はその断崖と海蝕洞の様子です。
何故、この様な不思議な紋様が岩石に刻み込まれるのか?小生には理解出来ない分野ですが、興味深いのでご案内する次第です。これらの紋様を読み解く事は、小生のテーマの「枕状溶岩」の様々な形態を理解する上で参考に成りそうです。最初の1枚はその断崖と海蝕洞の様子です。
2010年12月5日日曜日
兵庫県豊岡市玄武洞(15)
玄武洞の画像もこの辺で一段落としましょう。これは敷石に使われている柱状節理のブロックです。加工していない自然状態での冷却節理と見えて、綺麗に放射状になっています。右側に置いた手帳は通常のフィルドノートにビニール表紙が着いた全天候型のものです。サイズはほぼ同じ。
柱状節理の画像は1月26日からの高原山・箒川や10月26日からの日御碕、それに小生のメインのブログである「枕状溶岩の表情」の中の2月20日以降に、福井県の松島海岸(東尋坊の東側)にも不思議な形の柱状節理の画像を掲載しています。
明日からは、「枕状溶岩の表情」での画像に合わせて、下田市板見漁港・三穂ヶ崎の不思議な海蝕・風蝕に晒された岩石の表情を取上げます。
柱状節理の画像は1月26日からの高原山・箒川や10月26日からの日御碕、それに小生のメインのブログである「枕状溶岩の表情」の中の2月20日以降に、福井県の松島海岸(東尋坊の東側)にも不思議な形の柱状節理の画像を掲載しています。
明日からは、「枕状溶岩の表情」での画像に合わせて、下田市板見漁港・三穂ヶ崎の不思議な海蝕・風蝕に晒された岩石の表情を取上げます。
2010年12月4日土曜日
兵庫県豊岡市玄武洞(14)
2010年12月3日金曜日
兵庫県豊岡市玄武洞(13)
2010年12月2日木曜日
兵庫県豊岡市玄武洞(12)
2010年12月1日水曜日
兵庫県豊岡市玄武洞(11)
なんだか?柱状節理部分に変なものが見えるな!と思って撮影し帰宅して画面を広げてみたら、マイクロホンの様なものがセットされていました。節理の寒暖差による崩壊を音か超音波によって検知しようとするものなのか?(想像ですよ)急崖の崩壊検知にマイクロ波を使う例は聞いていましたが、これは一体ナニなのでしょう。
ところで柱状節理から板状節理が発達しているこの縦型部分ですが、妙に柱の左側、板(と言ってもかなり厚いが)の特に右下側が大きく丸みを帯びているとは思いませんか?転がって移動する礫でもないのに何故「角」が取れてしまうのでしょうか?自然界では時間の経過で角が取れるのは当然なのか?場所によってはその角が取れた部分が残っています。次の画像ではもう少しその辺を詳しく観てみましょう。
れまでの主要なテーマの開始日を下記に紹介します。
「まくら状溶岩の表情」もご覧下さい。
2009年11月15日:栃木県足利市房州石の塀
2009年11月25日:千葉県清和県民の森
2009年11月29日:東京都某所沖積シルト粘土層
2009年12月 5日:栃木県塩原温泉の湖成層
2009年12月14日:福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺
2010年 1月 8日:栃木県高原山の黒曜石
2010年 1月26日:栃木県高原山・箒川ひん岩岩脈
2010年 2月 9日:群馬県下仁田町中小坂鉄山
2010年 2月22日:群馬県本宿陥没地周辺
2010年 4月 7日:神奈川県城ヶ島
2010年 5月20日:横須賀市周辺の蛇紋岩と土木工事
2010年 6月21日:荒川流域の蛇紋岩
2010年 7月13日:神流川下久保ダム下流
2010年 8月 6日:伊豆河津町鉢の山横のスコリア丘
2010年 8月15日:那須火山
2010年 9月13日:山口県美祢市附近
2010年10月 2日:松江市加賀浜
2010年10月23日:三瓶山
2010年10月26日:日御碕
2010年11月 4日:兵庫県豊岡市竹野海岸
2010年11月21日:兵庫県豊岡市玄武洞
2010年12月 6日:下田市板見漁港三穂ヶ崎
ところで柱状節理から板状節理が発達しているこの縦型部分ですが、妙に柱の左側、板(と言ってもかなり厚いが)の特に右下側が大きく丸みを帯びているとは思いませんか?転がって移動する礫でもないのに何故「角」が取れてしまうのでしょうか?自然界では時間の経過で角が取れるのは当然なのか?場所によってはその角が取れた部分が残っています。次の画像ではもう少しその辺を詳しく観てみましょう。
れまでの主要なテーマの開始日を下記に紹介します。
「まくら状溶岩の表情」もご覧下さい。
2009年11月15日:栃木県足利市房州石の塀
2009年11月25日:千葉県清和県民の森
2009年11月29日:東京都某所沖積シルト粘土層
2009年12月 5日:栃木県塩原温泉の湖成層
2009年12月14日:福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺
2010年 1月 8日:栃木県高原山の黒曜石
2010年 1月26日:栃木県高原山・箒川ひん岩岩脈
2010年 2月 9日:群馬県下仁田町中小坂鉄山
2010年 2月22日:群馬県本宿陥没地周辺
2010年 4月 7日:神奈川県城ヶ島
2010年 5月20日:横須賀市周辺の蛇紋岩と土木工事
2010年 6月21日:荒川流域の蛇紋岩
2010年 7月13日:神流川下久保ダム下流
2010年 8月 6日:伊豆河津町鉢の山横のスコリア丘
2010年 8月15日:那須火山
2010年 9月13日:山口県美祢市附近
2010年10月 2日:松江市加賀浜
2010年10月23日:三瓶山
2010年10月26日:日御碕
2010年11月 4日:兵庫県豊岡市竹野海岸
2010年11月21日:兵庫県豊岡市玄武洞
2010年12月 6日:下田市板見漁港三穂ヶ崎
2010年11月30日火曜日
兵庫県豊岡市玄武洞(10)
2010年11月29日月曜日
2010年11月28日日曜日
2010年11月27日土曜日
兵庫県豊岡市玄武洞(7)
2010年11月26日金曜日
兵庫県豊岡市玄武洞(6)
2010年11月25日木曜日
兵庫県豊岡市玄武洞(5)
2010年11月24日水曜日
兵庫県豊岡市玄武洞(4)
2010年11月23日火曜日
兵庫県豊岡市玄武洞(3)
2010年11月22日月曜日
兵庫県豊岡市玄武洞(2)
2010年11月21日日曜日
兵庫県豊岡市玄武洞(1)
最初から玄武洞の細部を見るのもどうかと思うので取り敢えずは少し広い範囲を捉えたこんな画像からスタートします。垂直に延びる「柱」の部分と、画面左側の柱状節理が整っていない部分、それに右側の柱状節理が斜め横たわって居る部分がありますが、一体どのような噴火の輪廻でこのような形状が出来てしまったのか?玄武洞溶岩と赤石溶岩が噴出した160万年前の地質状況に興味を引かれます。時間が無く、ボランティアらしい方々が数人居られたのですがその説明をお聞きする機会が有りませんでした。
有名な場所なので、私の画像より遥かに、もっと美しい芸術性のある画像を見られた方も多いと思います。この「柱状節理」の分野では山本治之氏の「大地の鼓動 柱状節理の四季」が素晴らしいですね。柱状節理に興味がある方は是非一読をお勧めしたい書籍です。
有名な場所なので、私の画像より遥かに、もっと美しい芸術性のある画像を見られた方も多いと思います。この「柱状節理」の分野では山本治之氏の「大地の鼓動 柱状節理の四季」が素晴らしいですね。柱状節理に興味がある方は是非一読をお勧めしたい書籍です。
2010年11月20日土曜日
兵庫県豊岡市竹野海岸(17)
2010年11月19日金曜日
兵庫県豊岡市竹野海岸(16)
2010年11月18日木曜日
兵庫県豊岡市竹野海岸(15)
2010年11月17日水曜日
兵庫県豊岡市竹野海岸(14)
2010年11月16日火曜日
兵庫県豊岡市竹野海岸(13)
2010年11月15日月曜日
兵庫県豊岡市竹野海岸(12)
2010年11月14日日曜日
兵庫県豊岡市竹野海岸(11)
2010年11月13日土曜日
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