2011年1月22日土曜日

宇都宮市大谷石地下採掘場跡(1)

大谷石資料館の内部のチョットしたステージの様になった場所です。此処では3方向の壁が見えるので、ミソの状態から堆積の方向が掴めます。右側の壁は次にご案内します。ミソは内部の湿気のせいか?前の画像の様にはひび割れてはいません。かなり圧縮されているのが良く判るのは、この画像ではそれ程ミソが厚くないのに較べて、天井に見えるものはかなり大きな形状をしている事です。天井の画像はまた後で!
尚、この大谷石資料館内部の地下スペースでは結婚式も行われていました。コマーシャルフイルムでも撮影しているのかと思ったら、普通の(?)結婚式でした。

2011年1月21日金曜日

宇都宮市大谷石採掘場(9)

開削での大谷石採掘場の最後の画面になります。この壁の附近で貝殻と木材が出た事があるのだそうです。残念ながらそれは保存されていないのでどのようなものかは不明です。斜めに走るのは石材の運搬用のワイヤーロープと動力線です。壁面のミソの分布が意外と層理を現していないように見えます。明日からは大谷石資料館内部の、地下掘削での採掘場跡の画像を紹介します。此方はいろんな場面で紹介されている事が有りますので、巨大さ!とミソの分布状況に焦点を当てて画像を選択して見ました。

2011年1月20日木曜日

宇都宮市大谷石採掘場(8)

前の画像の大谷石の上に10cm角、厚さ10mmの大谷石を乗せています。10cm角のプレートは似たようなサイズのものを大谷石資料館の売店でも販売していましたが、コースターに良い様です。黒い部分がいわゆる「ミソ」の部分です。中央付近の上下に比較的輪郭がハッキリして「角礫」の様に見える二つのミソは、水分が多い粘土質の様な雰囲気です。表面が濡れている状態ですから、何処も水分が同じだろう!と思われるでしょうが、これは地質調査所の文献にも掲載されて居る事です。水分が50%近くに達するので、乾燥すると収縮してひび割れになってしまいます。二つのミソの左側に小さな緑色の強い部分がありますが、これは収縮してもひび割れにはならず、繊維状の組織がそのまま見えています。小さな砂粒様の結晶粒子が沢山在りますが、実体顕微鏡での観察では正体は判りません。
10cm角の方は、見学の記念に頂く事が出来ました。その下のチェーンソウの歯跡も魅力でしたが、これは大き過ぎて無理です。記念品は時々取り出して見ています。
ミソのひとつを21倍に拡大してみました。これは顕微鏡を使用せずにカメラで直接撮影したものです。頂いた物を約3ヶ月間室内で新聞紙に包んで保管していたものです。ひび割れがかなり進んで居る事がお判り頂けると思います。意外と短期間にこうなります。

2011年1月19日水曜日

宇都宮市大谷石採掘場(7)

前の画像でも観られたように、厚いままの石材も製造されていますが、この様にやや薄い石材も数多く生産されていました。この石材は恐らく化粧用として壁などにタイルと同様に貼られるのだろうと思います。中にはもっと小さな石材もありました。それは次の画像でご覧下さい。

2011年1月18日火曜日

宇都宮市大谷石採掘場(6)

整形された大谷石が整然と並べられて出荷を待っています。濡れると驚くほど色が変わるのがこの画像からも見て取れると思います。
不思議に何か惹かれるものを感じる大好きな色ですね。

2011年1月17日月曜日

宇都宮市大谷石採掘場(5)

これがその倒した(「起す」と言っていたかもしれません)状態です。ガサガサになるのかと思ったのですが、やはり「石の目」が在る為か意外と綺麗に取り出されています。手前の崖にも切り出し鋸目が残っています。

2011年1月16日日曜日

宇都宮市大谷石採掘場(4)

溝を掘るチェーンソーは実物を見る事が出来ませんでしたが、大谷石資料館にはこれを展示していました。勿論、多少は時代の変遷と共に変わっているとは思いますが、基本的機能は変わりないとお思います。