2012年11月17日土曜日

箱根外輪山溶岩 (4-1) 岩溶岩

真鶴半島に近付いた場所に、有料道路を走ると一般道から分かれて直ぐにトンネルに入りその直後に眺めの良い「岩大橋」を通過します。この岩大橋の北側の真下が岩溶岩です。
観察を終えてこれから湯河原の宿に向かう時に伊豆半島側を撮影したものです。

今日は、銚子の砂岩についての簡単な資料を書く積りだったのですが、もう少し資料が欲しくなって、再度銚子まで行き、外川海岸や数か所で銚子砂岩の使われている画像や、採石場跡地の写真を撮影し、午後に雨が強くなったので、撮影を諦めて銚子砂岩が使われていると言う石塔の部分を拝見する為に土浦まで行ってきました。土浦で、砂岩と共に古銅輝石安山岩と思われる岩片を拝見する事が出来ました。これは興味深い事に成りそうです。

2012年11月16日金曜日

箱根外輪山溶岩 (3-9) 米神溶岩

この露頭では一か所だけ下の米神熔岩が現れている。それも大きな溶岩流としてでは無くこの様に火山岩塊としてだから何処からか流されて来たのかもしれない。ハンマーを置き忘れたので雑草の大きさから溶岩の大きさを想定して下さい。画像の縦幅で2mは在るだろうか。
明日からは別の露頭に移動しましょう。

2012年11月15日木曜日

石灰質凝灰岩中のウミユリの化石:番外

友人から佐野の石灰岩層下部に在る火山砕屑岩を頂いた。フズリナの化石でも入っているだろうかと思い、実体顕微鏡で観察してみたが、化石部分が再結晶していて、外形は在るのだが元の組織が残っていない。下の画像などしっかりと四角の結晶が脱落したのが判る。
上の画像には軸らしいものが見えるので多分ウミユリの断面だろう。撮影はクローズアップレンズを用いて手持ち撮影をやってみた。下の画像にはアートナイフの先端部をスケール代わりに写しこんでみた。断面だけだと似たものが無い訳では無いが、フズリナだとこの様な軸は見えないので
チョイト形が違いますね。
 

箱根外輪山溶岩 (3-8) 岩塊を迂回する流れ

光の加減で中々流理構造をはっきり写せなくて苦労したのですが、中央の岩塊を取り巻き迂回して流れる溶岩の流線がお判り頂けるでしょうか?粘性の低い液体と異なるのは恐らく流速が低い為に、カルマン渦が見えない事でしょうか?
流体機械の製造に永く関わって来たので、この様な構造にはつい惹かれてしまいます。

2012年11月14日水曜日

箱根外輪山溶岩 (3-7) 根府川溶岩露頭の流理

前の画像で低い部分に広がっている流理構造の顕著な辺りを望遠で撮影したもの。ほぼ水平に見える流離に対してかなり高角の斜めの構造線が見える。

2012年11月13日火曜日

箱根外輪山溶岩 (3-6) 道路下の流理構造

江の浦漁港から南に海岸の道路下を歩くと三番目の溶岩が張り出した場所でこの露頭にお目に掛かる事が出来る。但し、時化の時は絶対に在るかない事!逃げ道が無いのです。
ここの流理構造は結構面白い!

2012年11月12日月曜日

第四回「金谷石のまちシンポジューム」のご案内

私は直接の関係者ではありませんが、興味を持って調べている房州石に関したシンポジュームの案内状を頂きましたのでご案内します。

クリックで大きくしてご覧下さい!


箱根外輪山溶岩 (3-5) 溶岩流の最下部

海岸を下ると様々な溶岩流の様態が見えて来る。大きな溶岩の二か所目の露頭では根府川溶岩が下の地層と接する部分が見えて来る。上の画像は急冷されて板状節理が発達した部分所々に赤く焼けたものが見えるが、これが下の地層との接触部下の画像はその内の在る部分を拡大してみたもの。 
溶岩流の本体部分から表面のアア溶岩風のガスが抜けた部分との距離は意外と短い。これは海岸の転石だが横幅はせいぜい50cm。この範囲に本体部分、脱ガスが行われている部分、更に酸化されている部分が収まっている。勿論これは溶岩の粘性・内部のガス分圧等によっても大きく変化するのだろう。


2012年11月11日日曜日

箱根外輪山溶岩 (3-4) 板状節理

フィールドノートをスケールに置いている。海岸に沿って少し南に下った地点の根府川溶岩です。