2018年8月18日土曜日

火山列島日本展:オプショナルツアーガイダンス:野田市内で見る石材 (1)

 茨城県立自然史博物館で開催中の「火山列島日本」展示を火山好きの仲間で一緒に観に行こうと云う催しの際に。展示だけでは時間をもてあますのではないかと考え、博物館へのバス便を考えて、午前中に野田市愛宕の神社等で古い石材を観察するオプションを開く事に成ったので、予め観察出来る石材を紹介しておこうと云う目論見。
 「勝軍地蔵堂」基壇に使われた礫混り緑色凝灰岩。石垣に良く使われる石材ですが、やや軟らかく、風化に対する耐候性は同じ伊豆の礫混り緑色凝灰岩よりは劣りますが、形状を造りだす時にはこの軟らかさが遊離です。

礫として含まれる岩片の種類は様々ですが、この様に杏仁(きょうにん)構造を示す火山岩片は比較的目立つ事も有り良く観察出来ます。熱水変質を被って安山岩などの岩片の中の気泡は、この様に沸石や瑪瑙等で埋められています。この手の火山岩片は良く見掛けます。

含まれる礫の大きさもまちまちです。これは比較的大きい方です。撮影した日の天候が良過ぎて色合いが正確に出来ません。

スケールがありませんが、この様に小さな礫が多数含まれている切石もあります。ハンマーで整形した跡が良く見えます。



地蔵堂の基壇は比較的低い方で現在は此の上に花崗岩の敷石が有り、その上には平成二十四年に再建された変成岩の宮城県石巻産の「井内石・仙台石」の低い塀が建てられています。其処には東日本大震災の記憶が刻まれています。これはまた別の回に。

残念ながらこの石垣の正確な建設時期は不詳です。基壇裏手の階段の傍にこの様な標柱が建てられており、此処には「明治三十三年六月再築」(1900)と刻まれています。

明治二十七(1894)年に東京湾北部を震源とした「明治東京地震」がありました。東京都内と神奈川方面に被害が集中していた地震ですが、隅田川,荒川或いは元荒川流域では液状化が記録されているのでこの時の被害からの修復であったと思われます。
続く

2018年8月17日金曜日

赤玉石:玉髄:碧玉

赤玉石の自然状態での産状は伊豆半島でしか見た事が無いが、さいたま市岩槻区古ヶ場の唐(塔)加坊稲荷神社を訪問した際に隣接したと云うか、その神社はどうやらその家の屋敷神だった雰囲気の御屋敷の登録有形文化財の紀念碑を埋め込んだ大きな岩塊が目に付いて、最初はチャートかと思ったのだが、近寄るとどうやら赤玉石の様なので少し観察させて頂いた。越谷や野田当たり由緒古きお屋敷には良く飾っている事が有るが私はこの様に表面を磨いていないものが好きだ。
屋敷は見学出来ず、塀は礎石に芦野石を使っておられたので食指が・・・。今日は殆ど芦野石・白河石で終始した。

下の画像の横幅は 60 mm











以上

2018年8月16日木曜日

イタリア・ストロンボリ火山のライブカメラ画像

日本と時差が7時間のイタリアのストロンボリ火山付近は、日本が昼の13時の場合に朝の6時になります。暫く、故障続きだったライブカメラが復帰したので、GVPの火山概況の抄訳を終えた頃から連続した小さな噴火から段々と休息時間を挟みながら見目麗しい噴火になって来たところで、明るくなってしまいました。そんな時間帯の噴火画像を三枚 
0525時,

0527時:二ヶ所の火口から?

0554時:直前までは噴石が見えていたのに、この後は噴石は見えずこんな雰囲気でした

以上

GVP 火山活動情報の概要:8月8日⇒14日;20火山

New Activity / Unrest
Etna  | Sicily (Italy)  | 211060 | Elevation 3295 m
8月6-12日の間、活動状況は前の週と変わり有りなく、山頂火口から火山ガスを放出し、ストロンボリ式噴火があり火山灰を噴出していました。ストロンボリ式噴火は“Bocca Nuova”で続き、時折夜間には眺める事が出来ました。“ Northeast Crater (NEC)”火口ではストロンボリ式噴火で頻繁に火山灰を噴出していました。“New Southeast Crater (NSEC) ”火口の東側山腹の“E”火口では灰褐色の火山灰を含む噴煙が時折山頂より数百メートルまで上昇し急速に拡散していきました。

Great Sitkin  | Andreanof Islands (USA)  | 311120 | Elevation 1740 m
8月11日の1105時に小規模の水蒸気爆発が地震波形から観測されました。その後は天候が悪く衛星画像でも画像を得られていません。航空カラーコードは「イエロー」

Nevados de Chillan  | Chile  | 357070 | Elevation 3180 m
8月8日1212時に爆発を示す地震波形が観測されました。灰色の火山灰を含む噴煙が“ Nicanor Crater”火口上空 1.5 km に達し、火口周辺に白熱岩塊が飛散しました。警戒レベルは「オレンジ」。火口から半径 3 km 以内は立ち入り禁止。

Rincon de la Vieja  | Costa Rica  | 345020 | Elevation 1916 m
8月14日1828時に3分間継続する噴火が観測されました。霧の為にウエブカメラでの観測と噴煙高さの想定も出来ませんでした。

Sangay  | Ecuador  | 352030 | Elevation 5286 m
火山は8月8日から新しい噴火サイクルに入った事が報告されました。火口上空 2.3 km までの小規模の火山灰を含む噴煙と南東側山腹へ溶岩流が流れ下っています。8月8日1500時の噴火前に火口縁上空 500 m 或いは高度 5.8 km に達する噴煙が確認されています。11日には火山灰を含む噴煙が高度 7.6 km に達しました。熱異常が14日に衛星画像で観測されています。この日、ウエブカメラでは南東側山腹に“Ñuñurco dome”溶岩ドームからの溶岩流と思われる白熱状態を記録しています。2017年11月の噴火以来、噴火活動は観測されていませんでした。

Ongoing Activity
Agung  | Bali (Indonesia)  | 264020 | Elevation 2997 m
火山灰を含む噴煙が高度 4.3 km まで上昇した事が確認されましたが、警戒レベルは“1-4”段階の“3”を維持しています。

Aira 桜島 | Kyushu (Japan)  | 280080 | Elevation 1117 m
8gatsu6-13日の間に8回の噴火と3回の爆発が南岳火口で発生しました。火山b内を含む噴煙は火口縁の上空 1.6 km まで上昇し、火砕物を 900 m 以上まで飛散させました。夜間には時折火映現象が観測されました。警戒レベルは“5”段階の“3”を維持しています。

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
8-14日の間、火山灰を含む噴煙が高度 1.8-2.1 km に達しました。

Ebeko  | Paramushir Island (Russia)  | 290380  | Elevation 1103 m
8月3-10日の間に、高度 3.7 km まで火山灰を含む噴煙を上昇させる爆発的噴火が観測されました。航空カラーコードは「オレンジ」

Fuego  | Guatemala  | 342090 | Elevation 3763 m
8月9日に豪雨が引き金となりラハールが西側の山腹を流れ下り、樹幹や直径 2 m 以上の岩塊等を押し流しました。12-14日の間は弱い~中規模の噴火活動が在り
火山灰を含む噴煙が山頂から 1 km 程度まで上昇しました。白熱岩塊が 150 m 以上まで放出され様々な方角に岩屑雪崩として流下しました。

Ibu  | Halmahera (Indonesia)  | 268030 | Elevation 1325 m
8月13日0259時に火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 600 m まで上昇しました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”で、北側の 3.5 km と半径 2 km 以内は立ち入り禁止です。

Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  | 300130 | Elevation 1513 m
8月4日に熱異常が観測され、7日には火山灰を含む噴煙が南東側に 50 km まで広がりました。航空カラーコードは「オレンジ」

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
8月8-14日の間、活動は割れ目火口“8”の奥底の溶岩湖でゆっくりと循環する溶岩が見られていましたが、14日には表面が固まり噴気だけが上昇しています。山頂火口付近は時折生じる落石以外は静かなものです。溶岩の破砕した新鮮な黒色の砂が沿岸流によって南西側に運ばれ“ Pohoiki harbor”付近に蓄積して砂嘴を造っています。最も西側のオーシャンエントリーは港から北東に 1 km の地点です。地震波形と地表面の変位観測はマグマの異動が絶えている事を示しています。

Krakatau  | Indonesia  | 262000 | Elevation 813 m
8月8-13日の間、夜間には山腹が白熱状態にあるのが観測されます。11日には火山灰を含む噴煙は高度 1.2 km まで上昇したのが観測されました。
警戒レベルは“1-4”段階の“2”で、火口から半径 1 km 以内は立ち入り禁止です。

Pacaya  | Guatemala  | 342110 | Elevation 2569 m
“ Pacaya’s Mackenney Crater”火口から、8月12-14日の間にストロンボリ式噴火が続き火砕物が火口縁の上空 30 m まで放出されました。この火口から北西側山腹に 300 m の長さの溶岩流が流れているのが観測されます。

Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
8月6-12日の間、連日平均23回の爆発が発生していました。火山ガスと火山灰を含む噴煙は火口縁の上空 2.9 km まで上昇しました。8月9日の計測では亜硫酸ガスの噴出量は日量で 2,700 トンでした。半径 12 km以内は立ち入り禁止です。

Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
8月6-7日に衛星画像で熱異常が観測されました。航空カラーコードは「オレンジ」

Sierra Negra  | Isla Isabela (Ecuador)  | 353050 | Elevation 1124 m
8月7-14日の間、噴火が継続し、白熱した溶岩流が北北西の山腹を流れるのが夜間に観測されました。7日には水蒸気と火山ガスの噴煙が高度 1.8 km まで上昇しました。

Suwanosejima  | Ryukyu Islands (Japan)  | 282030 | Elevation 796 m
8月3-10日の間、白煙が火口縁の上空 1 km 上昇するのが観測され、夜間には火映現象が観測されました。

Turrialba  | Costa Rica  | 345070 | Elevation 3340 m
間歇的な火山灰の噴出が8月10日の天候の良い時間帯に観測され、翌日には強い硫黄臭が 36-38 km 西と西南西から報告されました。

以上
カムチャツカの“Kizimen”火山:8月13日

雌阿寒岳:8月13日の噴煙

尚、この火山活動情報が掲載されている(毎週木曜日午前7時更新)では火山活動情報以外に世界中の火山の検索や以下の情報も得られるので御利用下さい。
http://volcano.si.edu/
2000年から2017年まで夫々の年間噴火数と個別火山の情報

2018年に噴火した火山リストとその詳細

現在噴火中の火山リストとその詳細

以上

2018年8月15日水曜日

凝灰岩質石材の旅:鹿児島県志布志市:灰石の街

凝灰岩質の建築石材を調べ始めてもう6年以上が経過したのだが、古い観察記録を読み直してみると当然の事ながら、始めの頃の記録は記述画像の処理も拙いものだらけである事が気になった。私にしてみれば「あの頃は未だ調べ始めたばかりで」と言い訳をしたいところだが、資料をご覧頂く方々から見れば、何を言い訳してるんだこのボケナス!肝心な画像をもっと大きく表示しろよ!等と言いたくなる事は間違いない。そこで、新しい調査を重ねながら、古い観察資料を撮影画像から781件の観察資料を昨日から見直して改定版を造る事にした。見直しはランダムにやる事にしてその一部を御案内してみようと考えた。
今日は鹿児島県志布志市の「灰石」の石蔵から始めた。

志布志市志布志町砧にある個人宅の灰石を用いた石蔵の場所と外観。地図は電子国土Web版。座標店が画像中央部の石蔵の位置



石塀の壁面の一部

手掘りの切石の表面には角礫状の軽石が多数みられる。気泡は球では無くて細長い繊維状で硬い。

壁面の軽石の中でも手の届く高さの範囲で一番大きかった軽石の接写。近くに発泡していない小礫も分布

切石にはガス抜けパイプと思われる構造が多数観察される。右上、中央、左下と画面内に三か所観察される。

ガス抜けパイプのクローズアップ

住宅地の外れと云えそうな場所で道路脇に在った露頭。パワーショベル等で掘削した地山がそのまま自立している。軽石も多い

軽石の一例。発泡度は低いが繊維状の構造を示しているのは同じ。

以上

2018年8月14日火曜日

「棟札」代りの亀腹の刻字:岩槻区柏崎久伊豆神社

先日訪問した柏崎久伊豆神社の画像を整理中に、建立時期の文字の周りを見ていたらどうやら石工名以外にも工事関係者の名らしい記載が在る事に気付いたので、少し歩く事に成るが一週間後に浮谷久伊豆神社を訊ねた後で再度柏崎久伊豆神社に回り再度亀腹の記載文字を写し取ってみた。お名前は縦書き右から左の記載だが並べて記載する。氏子のお名前にも中々読みが判らない珍しい漢字も含まれているが、一部の画像だけで書き起こしは省かせて頂く。彫物師の住まいの大谷本郷が現在の上尾市の「大谷本郷」とすればやや離れてるが、比較的狭い範囲で職人が住まいして居られた事が理解出来る。

工事管理人:井田佐吉・清水栄蔵・井田卯之八・森田丑蔵・井田勇次郎  岩槻町 棟梁 淺見善吉, 柏嵜 副棟梁 井田粂吉, 大谷本郷 彫物師 山田彌吉, 加倉 石工 田中元次郎,  明治二十六年巳一月吉日

氏子のお名前(部分)

工事関係者 1/2

工事管理人:井田佐吉・清水栄蔵・井田卯之八・森田丑蔵・井田勇次郎
岩槻町 棟梁 淺見善吉, 柏嵜 副棟梁 井田粂吉,

工事関係者    2/2

岩槻町 棟梁 淺見善吉, 柏嵜 副棟梁 井田粂吉, 大谷本郷 彫物師 山田彌吉, 加倉 石工 田中元次郎,  明治二十六年巳一月吉日
以上

2018年8月13日月曜日

岩槻区箕輪:箕輪久伊豆神社

岩槻駅北口から真っ直ぐの道を岩槻警察署の少し先まで、1.3 km 程の直線を歩くのは、直線道路が苦手な私には出来れば辞めておきたいものだが、次の予定地に行くバス便の都合が良くないので箕輪に足を伸ばす事にした。鳥居に架かる扁額は残念ながら安山岩。ネットで観た範囲では社殿の周りにコンクリートの棒材が適当に置かれた雰囲気だったので期待はしていなかったのだが、基壇の石材は苔や汚れで確認出来なかった。亀腹に刻まれた文字部分、燈籠の部材、二体の青面金剛とその一部拡大図、石宮(茂神宮?)、鳥居の台石に刻まれた建立時期などをご紹介。地面に近い土台石等の土埃を払うと様々な文字が現れて来て興味深い。

箕輪神社扁額:本来は久伊豆神社だが、地域には数多く久伊豆神社が存在する為に、地図表記等ではその地域名で記載される事が多い。

亀腹に刻まれた箕輪村氏子名の一部。寄付金額が刻まれていないのですっきりする。幸いな事に亀腹には彫刻に適した、粒状の凝灰質に砂礫サイズの火山岩片が混じる緑色凝灰岩が使われている。

私の苦手とする「「流麗な筆遣い」で、再建時期等が記されているが石材の地肌の模様と重なって読み難い事夥しい。明治元年四月だろうか?

燈籠は素材が上下で不揃い。境内を探すと、竿の折れたものを二本確認されたが、肝心な年号の刻まれた部分が無い。竿と火袋は後世のものと判るが、火袋の素材は石屋に在庫でもあったのだろうか?旧来のものと同じ石材が使われている。亀腹と同類。







境内には青面金剛像が二体と天神様の坐像がおわしたが、小さい方は着物の柄まで彫られている。足の一部が欠けているのが残念。箕輪村講中により寛政十戌(1798)年九月吉日の建立。石材は凝灰岩である。

大きい方は正徳二(1712)年10月吉祥日の建立だが、下部に右手には箕輪村の文字が、左下には「施主 女一人」と刻まれている様に読めるが「女」は読み違いだろうか?



小さな伊豆の凝灰岩に彫られた石宮は「茂神宮」と読むのか、「山戌神宮」と読むのか?不詳。寛政七年十二月吉日の建立。

鳥居の台石に従えば、鳥居は当所安政三(1856)年に建立されたが大正十三年九月に再建されている。関東大震災が大正十二年9月なのでこの時に倒壊したものと思われる。

以上

2018年8月12日日曜日

岩槻 飯塚神社(飯塚久伊豆神社)の鳥居と本殿基壇の不思議

相変わらず岩槻区内の未調査の神社の落穂拾いを続けており、今日は「浮谷久伊豆神社」⇒「柏崎久伊豆神社(再調査)」⇒「箕輪久伊豆神社」⇒「飯塚久伊豆神社」を歩いた。
「飯塚神社」も岩槻地区には数多ある久伊豆神社の一つで、御由緒を拝見するとかなり歴史の古い神社であるようだ。大正四年に社殿が再建されたと記されているので南伊豆の凝灰岩質石材が使われているのか心配も有ったが、本殿の亀腹、境内社の狛犬、天神様等で確認する事が出来た。幾つか不思議な事が有って、その一つは、大正十壱年に建立された鳥居に荒々しい角柱が使われている事。二番目は基壇笠石の三方向の丁度中心の位置に文字が彫られているのだが残念ながら意味が読めない事である。夫々二行の文字の右側の文字はほぼ共通で、左側は名字の様に思える事である。この様な様式は初めてなので見当もつかない。ご教示を頂ければ幸いです。今日は読めない文字が続出の一日だった。
飯塚神社扁額

四角柱の鳥居。大正十壱年建立である。中間の鳥居は同じ花崗岩を用いて大正八年建立だが綺麗な円柱に仕上げられている。何故角柱なのか?



境内社の狛犬。傷みは少ないが対の狛犬は前年ながらお顔が風化で割れてしまっている。

石材は粒状の凝灰質と火山岩片の粒度変化が面白い伊豆の凝灰岩。彫刻用に優れた素材。この画像は風化剥離面だから凹凸が大きい

本殿の亀腹も一部剥離しているが伊豆の河津付近の澤田石の仲間と思われる。基壇の石材は苔や汚れで石材表面が観察し難い状態だったが、この亀腹の下の石材も伊豆の凝灰岩なので全体が伊豆の凝灰岩だろう。

基壇の笠石の中央部(三方向共)に刻まれた文字。右上の文字は皆同じようだ。

上図の拡大





以上