2013年6月29日土曜日

深岩石:旧帝国製麻倉庫 (5)

随分堅そうな石片が入っています。破面の形状を観ると頁岩かチャートでしょうか?周辺がやや変質し、色が淡くなっていますが硬さは変わって居ない様です。脱色したのでしょうか。
この様に大きな石片が入ったものは珍しいと思います。大体は小さな黒色の頁岩か、石英粒子の目立つ流紋岩の破片です。

この岩片を観ていて、この倉庫の直ぐ傍に(産出地の傍では無いですよ!)、玄武岩の露頭が在る事を思い出しました。川向こうの旧帝国製麻の社員住宅なのでしょうか?川に面した道路沿いに、細長く玄武岩の露頭が在ります。鹿沼には不思議な地質が沢山在るのだけれど、今手元にその資料が無いので、出てきたら追記する事にしましょう。

2013年6月28日金曜日

深岩石:旧帝国製麻倉庫 (4)

倉庫の壁の石材の一つを取り出してみました。
私は、千葉県に住んでおり、房州石を大きなテーマの一つとして取上げて学んでいますが、その過程で、房州石と伊豆石をメインに、それ以外の凝灰岩質石材との類似点・相違点を調べ、その手法の一つとして、石材の大きな画像を収集整理しています。この画像はその一つです。

2013年6月27日木曜日

深岩石:旧帝国製麻の倉庫 (3)

5か所の搬入搬出口の間の壁はこの様な雰囲気です。この後は幾つかの石材を拡大してご覧頂く事にしましょう。

2013年6月26日水曜日

深岩石:旧帝国製麻の倉庫 (2)

倉庫の出入り口と庇の線がきりりとして美しい。大谷石とは同じとも言えるし、違うとも言えるが、出自が判らない建造物を訪ねて、その判断をするのは難しい。
深岩はやや小粒の捕獲岩が多いと言う印象だったが、隣の交流センターに使われている大谷石も採掘場所が段々変わってきているのだろう、小粒の捕獲岩が多いので判別が難しい。但し、交流センターでは、新しい加工品は全て大谷だからその意味では分かり易い。

2013年6月25日火曜日

深岩石:ここから

現在の深岩です。
ハワイのペレーの毛髪の画像が旨く撮影出来たので、チョット寄り道しましたが、もういちど深岩石に戻って石材の画像をご案内します。

2013年6月24日月曜日

ハワイ・キラウエア火山のペレーの毛髪:熔岩の顕微鏡画像

同じ1本から3枚目の画像です。
このペレーの毛髪を採集した場所に関する情報は、日本火山の会の画像掲示板に掲載されています。ご参照下さい。  http://kazan-net.jp/
色は、補助光に用いたLEDライトの反射光で、素材の色とは異なりますので御注意下さい。

2013年6月23日日曜日

キラウエア火山のペレーの毛髪:熔岩

この部分には小さな円形のくぼみが幾つかあります。
これだけ場率を上げると(推定倍率:400程度)被写界深度は殆ど期待出来ないので、顕微鏡の微動ダイヤルをゆっくり調整して円筒状の表面に焦点移動させて行きながら、本当の表面画像なのか、内部の屈折光が筋状に出て来るのか?チェックしながら撮影しました。
ペレーの毛といわれるこの細い溶岩片は紛失しそうなので、最近は日常生活の中に隅々まで入り込んでいる糊付の付箋で一端を挟んで移動させます。
軽石の中の高速度で噴出されたものに木材繊維状の細長い構造を見せるものが在りますが、この熔岩片の場合は表面張力で綺麗な円筒になるのでしょう。
火山仲間の知人に拠れば“G.Heiken&K.Wohletzの「Volcanic Ash」”と言う電子顕微鏡画像集が在るのだそうです。それには斑晶を含むものも掲載されていて興味深いです。
この画像の撮影方法は前の画像の項に書いています。そちらもどうぞ!

昨日は、塩原温泉辺りでぼんやりする積りだったのですが、突然思い立って沼沢火山まで長躯してしまいました。発泡した流紋岩が湖岸に転がっていた筈だと拾いに行ったのですが、序でに妙な流紋岩をも拾いました。何れご紹介しましょう。