2015年3月21日土曜日

南米チリの”Villarrica”火山の降灰  NASA Earth Observatory から

NASA Earth Observatory に掲載された火山周辺の降灰状況を示す衛星画像を3枚ご紹介する。
 2015年2月22日に撮影された画像。噴火が始まっているが山頂付近に淡く降灰が在るのが見える。
 3月5日の画像。前の画像では真っ白だった山麓が火山灰で覆われているがそれでも東側の崖の方まではそれほど降灰は広がっていない。下の画像は3月18日の撮影。降灰の範囲が東に広く広がって居るのが判る。北・西と南東側に筋状に見える火山灰は降灰で融雪されて泥流となって流れたものと思われる。

2015年3月16日月曜日

三浦市役所横の石蔵

三浦市役所の敷地の中に、「文書蔵」と呼ばれているらしい石蔵が在ります。礎石の部分は斜めの堆積模様が在る房州石に似た石材ですが、全体は佐島石ではないかと思っています。
その石蔵の傍に、県道26号線側の私有地にもう一棟の石蔵が在り、文書蔵のある場所からは上二段程度の部分の石材が観察出来ます。それがこの3枚の画像に示す石材です。
礎石と本体部分や玄関や窓などの部分は耐久性や美観の問題が在って、異なる石材を用いる事は普通に在る事なので珍しくはありませんが、大体本体は同じ石材で造るのが一般的だと考えています。
この石蔵でまず一番に見えたのが最上段の石材で、佐島石に良く見られる生痕なのか、堆積模様なのか判然としないくねくねとした模様です。

この画像のラベルを「三浦半島の佐島石」と設定したのですが、私は実はこの石材は三崎口から大根畑を西にまっすぐ歩いた先に在る「黒崎の鼻」付近で採掘された石材ではないかと考えています。佐島石の前述の特徴と、房州石で珍重される「桜目」の特徴が入り混じっています。
蔵を巡っても、現在の所有者は建設当時の事を御存じ無いケースが多いし、石材屋さんがどのように伝えているかも在って確認は出来ないのですが、露頭と石蔵の両方を観察して来ると、此の石材は「佐島石」として流通したかも知れないけれど実際の産地は別だろうな!と考えます。





2015年3月15日日曜日

三崎~剣崎灯台 広大な波蝕棚と急峻な崖



先日、風の強い日に干潮時刻を選んで三崎町から東に海岸線を歩き剣崎まで海岸を観察した。
と言っても、波が高すぎて波蝕棚は多くの場所が水浸しで歩けない場所も多く、かなり無駄な距離を歩いたが剣崎までは何とか到達。
海蝕崖の急峻な事、構成する地層が軟らかい事、平らに広がる波蝕棚の広い事。驚きましたね!
一番下の画像の四角いプール状のものはどうやら製塩の為の海水を溜めたものらしい。平らな場所の所々にコンクリート構造物の残骸が残っていた。