2011年12月10日土曜日

顕微鏡画像:カワゴ平の軽石状溶岩

実体顕微鏡で観察すると溶岩の中の特に気泡の多い部分の観察はとても楽なのだが、残念ながらこれを定性的・定量的に表すのは実に困難。しかもそれを片目で覗いた状態でコリメート撮影をすると、当然のことながら、実に観難いものですね。この部分は気泡が細長く引き伸ばされているので引用したが、斑晶がないので、余計に判り難い画像になってしまっている。この画像の横幅は約16mm。

2011年12月8日木曜日

房総半島上総層群国本層のウニ? ヒトデ?化石

上総層群国本層(~梅ヶ瀬層)の砂質泥岩層で、このウニ化石を偶然見付けました。化石の領域は小生の守備範囲では無いのですが、偶々露頭を観察していてジッパーの様な模様を見付けて大きなブロックで砂質泥岩の塊を採集してしまい、そのまま放置するのも気が引けて化石クリーニングの初体験を致しました。
破損したもので完全な個体では有りませんでしたがどうやら此処までクリーニングしましたので、ご紹介をさせて頂きます。明日出来れば専門の先生に見て頂こうかと思って居ますが、勿論化石名称は判っていませんし、珍しいものなのか?良く見られるものなのかも判りません。幸い口の部分がこの断片に残っているので、まずまずの化石なのかな?等と思って居ます。
この地層は大雑把に見積もって、70万年程度昔の地層だと思われます。と言っても国本層は結構厚いですからね!(層厚は380m程度)もう少し下の「梅ヶ瀬層」から下には有名な関東ガス田が広がっています。大田代層では2-3mmの小さな巻貝の化石も有りましたが、これは採集しませんでした。

2011年12月6日火曜日

顕微鏡画像:斜長石

先日は、「微斜長石」の顕微鏡画像をご案内しましたが、今回は「斜長石岩」の偏光顕微鏡画像です。
一応、クロスニコルですが、何故か赤紫色が着いてしまうので、この画像は彩度を調整してモノクロ画像にさせて頂きました。
なんでも、月の岩石にはこれと同じ「斜長石岩」が在るそうですが、これはミネソタの斜長石岩。先カンブリア紀の産物であるらしい。詳しい事は判りませんのでご質問は受けられません!兎に角薄片は隅々までみましたが、全てこんな調子でした。倍率は前の「微斜長石」画像と同じです。

2011年12月4日日曜日

顕微鏡画像:微斜長石

偏光顕微鏡を使用して鉱物の同定を学んでいます。出来るだけ単純な画像からと言う事で、これは微斜長石の画像。接眼x10,対物x4,何故かクロスニコルでは紫色が強くなってしまうのですが、解決方法が判らず苦労しています。カメラは友人がゴルフの商品でもらったと言う“Yashica EZ F1233”
接眼レンズをx10に代え、焦点をやや望遠側(2/5)にするとこの大きさで焦点がくっきりと撮影出来る様になりました。実体顕微鏡画像も含めて今後時々は顕微鏡画像を登場させようと考えて居ます。