2012年4月21日土曜日

千葉の大地で(5) コンボリュート葉理

この付近に現れている砂層にはかなり火山性砕屑物が混じり込んで居ます。しかもこのようにコンボリュート葉理が現れているので、この層がまだ締め固められる前に直ぐ上の厚い細粒の火山灰層が堆積したのでしょう。スケールを置けるような安全な場所では無かったので(望遠で撮影しています)スケールは画面右端のハンマーの柄です。ハンマーを持って居る人物はカットしました。

2012年4月20日金曜日

岩井袋 浮島の風景

岩井袋の沖合、に「浮島」があります。これもこの付近と同じ砂泥互層の島の様ですが、定期の運航船が無いようなので、チャーターしないと渡る事が出来ない様です。島に在る建物は漁師さん用なのでしょうか?ご覧頂く画像でもお判りの様に渡ってみたい島です。
下の画像は亀ヶ浦方面から眺めた島の一部で、上の画像では全く判りませんが、島の左手の岩の部分が大きく手前に張り出して、しかもかなり大きな海蝕洞があるのが判ります。
岩井袋付近の画像は取り敢えずこれで終わりです。何れもう一度近いうちに、大房岬の帰途に立ち寄って幾つか確認しようと考えて居ます。


2012年4月19日木曜日

岩井袋 亀ヶ崎付近の間知石


岩井袋と言うより勝山の更に北のもう保田の領域に入るのかもしれませんが、「亀ヶ崎」と言う小さな立入禁止の島があります。地図上は橋が架かっていますが柵で入れない様になっています。
その島の近くでこの様な石垣を見付けました。この付近の海岸から砂泥互層の岩石を切り出し、間知石として使用したものでしょう。この海岸付近はこの画像の下の方でも判る様にゴチャゴチャに乱れた層が広がり、やや離れた場所では砂泥互層になっています。少々興味が惹かれる場所です。

海岸でこの様なやや「粗雑」と言えそうな石垣を組んでいるのは初めて見ました。内海なので出来る事なのでしょうね。



2012年4月17日火曜日

岩井袋 埋め立て用泥岩の採掘と船積

岩井袋付近を地形図で見ると広い平坦な場所が広がっています。
この画像は下の座標付近で撮影したものです。
当初、岩井袋の凝灰岩採石丁場跡を探している時に、地形図のこの位置を観て、此処が凝灰岩石材の採石丁場跡だろうと思ったのですが、此処から前方の断面を見せている山までは全て少し柔らかい泥岩で出来ている地層でした。
三浦半島方面の埋め立て用としてこの付近の山を削って、下の船積施設から積み出していた様です。小型のバラ積み船でしょうが、積み込み施設の高さを見ると動力の無いプッシャーパージでは無くて動力船だった様です。 


2012年4月15日日曜日

岩井袋 街中の房州石

岩井袋山の石材を生み出したこの地にも、房州石は多く使われています。上の画像は窓の部分を白い石材で縁取っているのが新鮮な眺めです。下の井戸も房州石で出来ています。