2013年8月31日土曜日

稲井石:北上川に沿って

ガードレールは北上川に沿ったもの。川に沿って、一条の道が走り、その片側か両側に石屋さんが並び、その背後にはこの様に高い崖の露頭が聳え立っている。

2013年8月29日木曜日

稲井石:不動沢付近の露頭


北上川を石巻大橋で左岸に渡り直進すると稲井石の産出する山を貫通する道路トンネルがある。そのトンネルの北上川に近い山麓にこの露頭がある。近くに不動沢不動明王を祭る小さな神社が有るので、そこも是非訪ねてほしい。石垣が稲井石で組まれていて美しい。
露頭の側に小さな広場が有り、かなり近い位置からこの露頭を観察出来る。
下の画像は望遠で一部を拡大撮影した。

2013年8月28日水曜日

稲井石:露頭それぞれ

最初の露頭から準に北上川に近付き更にJR井内駅方面に移動しながら露頭の状況をご案内しよう。何れも採石場跡地である。市街地で黒色火薬を使用する事の危険性から徐々に廃止され、市街地から離れた場所に集約されたものです。
夫々の露頭の節理の入り方の様々な状況を見て下さい。但し、2011年の震災でかなり露頭が崩れ落ちた例も在るようです。

2013年8月26日月曜日

稲井石:三方向の節理

前の露頭画像から少し市内側に戻った場所の採石場跡地の露頭。周辺には民家が存在している。この手前には石材店が有り車が数台止まっていた。
下の画像はその露頭の比較的広い範囲を示しており、上の画像はその左側の部分を拡大している。
この2枚の画像では、この地質に発達する三方向の節理に注目して頂きたい。
前の画像と同様に地層の堆積面に平行した節理。これは花崗岩等にも良く見られる重力による節理だろう。第二の節理はこの崖の面に卓越して現れている節理。そして三番目が上の画像に現れているこの崖の面に直交する節理です。

2013年8月25日日曜日

稲井石:節理

移動中の車中から撮影したのでややボケているが、石巻市の稲井石産地である牧山への登山道路の途中に在る採石跡の壁面。泥岩と左岸の非常に薄い層が、珪藻の湖成層の様に綺麗に堆積して、その堆積面に並行に節理が走っている。
浅い部分ではこの節理の厚みが小さいので石碑には使えないが、深い部分には厚い、従って碑面の幅が広い石材が採れるらしい。
湖成層の堆積状態については、このブログでは、ラベルの「塩原湖成層」例えば下記を参照下さい。
http://iwatotsuchi.blogspot.jp/2009/12/3_07.html