2015年8月26日水曜日

杉戸町:香取神社=倉松神社の伊豆石

杉戸町には地元の神社として、倉松神社、清地神社、愛宕神社が代表的な神社として鎮座し、その他にも近津神社などが比較的多くの神社が鎮座しています。粕壁でもご紹介した神明社も勿論鎮座しています。今日は地元の郷社としての倉松神社、最新としては千葉県に所縁の香取神社をご案内します。最近境内には瀟洒な集会所が建築されています。
本殿は比較的最近に新しく再建されていますが、境内の末社はやや寂しい状態です。でもそれがある意味幸いして、末社の大部分が伊豆石の礎石の上に置かれているのが判ります。
明治初期の多少の変転がありましたが、神道に関する施策の結果、郷社のかなりの部分で整備が行われた為に、当時はまだ房州石が出回っていなかった事も有り、伊豆産の白浜層群の貝化石混じりの石灰質凝灰岩~砂岩がかなり広い範囲に供給された様です。
 二つの末社の礎石は既にコンクリートに置き換えられていますが他の祠の礎石と、主参道から各末社に伸びる副参道にも同様に伊豆石が用いられています。



8月31日から約2週間、鹿児島⇒熊本⇒大分の火山地質と凝灰岩質石材を観察する旅に出るので暫く更新をする事が出来ません。戻りましたら沢山の石橋などの画像をご案内する事が出来ると思います。