2012年1月14日土曜日

カムチャッカの火山“Kizimen”の衛星画像

これまで、「日本火山の会」MLにご案内していた海外の火山画像をこのブログでもご案内してみようと考えました。殆ど毎日海外の火山情報を検索していますが、このブログでは「速報」よりも「画像」に重点を置いて海外の火山がどのような活動を繰り広げているか? 国内の新聞やTVでは報道されない様々な火山系の情報を適時組み込んでみようと思って居ます。66歳の現状で、今出来る事を今やっておきたいと考えます。

最初の画像はNASAの衛星画像を紹介している“Earth Observatory” から12月末と1月11日に撮影された“Kizimen”火山のものです。
最初の画像は12月30日に撮影されたもの。
http://earthobservatory.nasa.gov/NaturalHazards/view.php?id=76856&src=nha
次は1月11日に撮影されたものです。
http://earthobservatory.nasa.gov/NaturalHazards/view.php?id=76945
最初の画像では山頂火口から水蒸気の噴煙が立ち昇っており、2010年11月から噴火を続けているこの火山の山頂火口から溶岩が(図の右手に)流れ出しているのが判ります。クリックすると大きな画像をご覧になれます。
次の画像には概略この様な解説が書かれています。「カムチャッカのこのKizimen火山の画像に冬の低い空の太陽が長い影を映し出しています。明るい色の噴煙は水蒸気が多い様ですが山頂から立ち昇っており、大部分はその噴煙に隠されていますが、湧き出す溶岩流は東側の山腹を下っています。火山灰の噴出と溶岩と火山性ガスの噴出は2010年の11月に噴火を開始して以来大体連続して居る様に見えます。
この疑似カラーの画像は1月11日に撮影されています。雪が高緯度の陸地を覆っており、火山の北側の常緑樹の森は暗い赤茶色に見えます。明るい茶色の丘は、葉を落とした木々が雪の上に顔を出している部分です。」