2013年8月24日土曜日

稲井石:千葉に多い石碑の素材

稲井石は宮城県石巻市の河口に近い北上川の左岸丘陵地帯に産出する砂岩~泥岩系の石材です。詳しくその数量や分布を調べてみた訳ではありませんが、千葉県では非常に多く用いられた石碑用の石材です。一時、分布を調べようと考えた時期もあるのですが、大型の石材から墓誌の様な小型のものまで余りに多いので調査を断念しましたが、今でも旅をする時は、大きな石碑を見掛けると材質を確認してしまいます。
石巻で、以前この石材採掘に関わっていた方にお話を伺った際には、「千葉には随分沢山送ったな~!貨車でどんどん送った」とお聞きした事があります。恐らく、地元宮城よりは千葉県内の方が石碑の母材としては多くの数量が用いられていると思います。
手前の宝塔は銚子産の砂岩である「銚子石」でこれも大きなものですが、背後に建つ稲井石の大きな石碑は恐らく高さが4mを越得て居るでしょう。
 千葉県内の稲井石も少しご案内しますが、ここでは石巻での画像をご案内しようと考えています。尚、此の石材は「仙台石」の名でも呼ばれています。

2013年8月23日金曜日

秋保大滝の岩石

秋保大滝付近で採集した角礫凝灰岩のサンプル。といっても堅い!
この処、仕事が結構きついので疲れて休日にもあまり積極的に動けない。
そう言えばサンプルの2個も洗浄していないので明日あたり洗って写真を撮影しておこう。
これじゃ明る過ぎて組織が良く判らない。デスネ!

2013年8月21日水曜日

秋保大滝:右岸側岩盤

滝近くの駐車場は左岸にあり、遊歩道もあ顔側なのでこの右岸側には取り付けないが前の画像で張り出して見える部分を望遠で拡大して観た。板状節理の傾斜面は砂岩にもそのままの角度で続いている。熔岩とは思えないが非常に硬く、左岸の脇の岩を叩かせてもらったが、非常に硬い凝灰角礫岩であった。

2013年8月18日日曜日

秋保大滝:仙台市・名取川上流

秋保大滝。右岸側の岩壁の状況を観る為に絞りを調整しているので滝の水流と左岸側は飛んでしまっている。水量が豊富で美しい滝だった。
尚、この滝付近の地質については「仙山線沿線地質ガイド」が地質調査総合センターから公表されているので是非参照して下さい。
https://www.gsj.jp/data/openfile/no0563/gsj_openfile_563jp.pdf
これによると秋保大滝付近の地質は、新第三紀中新世新期~中期に属する奥新川層か荒沢層に属する凝灰角礫岩のようだ。地質図も含まれて居て参考になると思いますよ!