2012年3月24日土曜日

高畠石 厳島神社の鳥居


これは鳥居の柱の部分なのですが、縦長では表示が小さくなりますので、敢えて横位置で掲載します。実際はこの画像の右側が下になります。何時頃の建立か観て来るのを忘れましたが、きれいな表面ですね。
凝灰岩は概して縦の面は傷み難いですね。水分が溜まり易い水平部が一番に傷んで来ます。水平の部分を水捌け良く構成すると長持ちするのでは無いでしょうか?

番外 ムーミン列車 小湊鉄道

今日は午後には晴れると言う天気予報を信じて、房総半島のアバウト中程の地質観察の序でに、偶にのカミサン孝行でムーミン列車の走る小湊鉄道の国吉駅に立ち寄りました。
運転手殿の反対側にはスナフキンが後ろ向きですが鎮座していますね。ヘッドマークもスナフキンです。ムーミンについては全く興味はありませんが、スナフキンの雰囲気はチョイト好きですね。
此処にはちっぽけですが(地元のみなさんゴメンナサイ!)ムーミン・グッツを扱うお店があります。この付近には上総層群国本(こくもと)層の露頭が沢山ありますので、一休みには良い場所です。
ムーミンの公式HPは http://www.moomin.co.jp/blog.html
近くの地磁気の逆転層の露頭については
http://www.wit.pref.chiba.lg.jp/_kikaku/news/1102news.pdf
一応ミーハーの私も崖まで行きましたが、今日は雨の後で水量も多く長靴必須の露頭を観ましたが、露頭は汚れていて何処かに露頭の剥ぎ取りでもして観察出来る様にした方が良さそうな雰囲気でした。
今日は国本層の下部層の露頭探し、成果は軽石を1個ゲット!


2012年3月23日金曜日

高畠石 厳島神社の燈明台


花の散策道 中央通り 昭和ミニ資料館案内図に掲載されていた「厳島神社」門前の灯篭 or 燈明台 この場合どちらが正解なのかスミマセン判断出来ないほど知識が欠けています。雪がすごいですよね!雪から顔を出している部分は意外と新鮮な表面です。この横に立っている鳥居がこれまた高畠石なのです。ぐるりと町を巡って帰りに道路の反対側から写そうと思って居たらとんでもない、すっかり忘れて帰ってしまいました。従って明日ご紹介するのはその鳥居のごく一部分です。

2012年3月22日木曜日

高畠石 西沢-3 軽石部分の実体顕微鏡での拡大

メモが行方不明でこの時の倍率が幾つだったか?チョイト判りませんが、西沢に多い軽石を実体顕微鏡で拡大してご覧頂きましょう。これもやはり繊維状の構造を持っている様です。

2012年3月21日水曜日

高畠石 西沢-2

西沢丁場の高畠石の詳細画像はこれで完了。後幾つか街の風景をお届けして、高畠石のご紹介は一段落としましょう。次回は丁場を見学に行けたら再度ご案内したいと考えて居ます。

2012年3月20日火曜日

高畠石 西沢

高畠石の中でも唯一機械採掘が認められていると言う「西沢」丁場のものです。これは全体的に軽石が多く入っていますが、異質岩片は比較的小粒です。チョット興味深い部分が有りましたので、少し拡大してみました。

2012年3月19日月曜日

鋸山・山頂の軽石

丁場では無いのですが、鋸山の地獄覗きの少し東側の高まりの部分に、少し大きめの軽石が1個顔を出しています。スコリアだらけの中で目立つ存在です。18日の石切場跡をたずねる観察会の時に、前に撮影した画像が少しピンボケだったのを思い出して撮影したものです。リュックの中に近接撮影用のレンズが在ったのですが、つい18-55mmのレンズを使ったので少し細部の鮮明さに欠けるのですが、周囲のスコリア質よりも柔らかい筈の軽石が突き出している居るのが好きです。
房州石の桜目の美しさと強さは実はこの軽石の存在が石材に「粘り」を出しているのだそうです。

観察会の資料の大部分は、博物館の高橋直樹先生が書かれましたが、小生は「古墳に使われている『房州石』問題について」(26-32頁)と、「日本国内の凝灰岩系石材産地について(産地リストV1.00)」(33-37頁)を書かせて頂きました。
古墳と房州石の関係についてはこのブログに掲載した各地の古墳の泥岩と内房海岸の泥岩露頭の項目の要約。凝灰岩系石材のリストはこれからもう少しデータを集めてより詳細のデータベースを構築したいと考えて居ます。