2010年1月9日土曜日

栃木県高原山の黒曜石(2)

画像の焦点を主峰方向にまとめて見ました。手前の急傾斜の山は鶏山(667.8m)でしょうか?主峰の左端が鶏頭山(1756m)、手前中央が西平山(1712m)、でその奥に中岳(1728m)のピークが見えています。釈迦ヶ岳(1794.9m)です。釈迦から右手に延びる肩に見える附近が剣ヶ峰(1540m)でしょうか?剣ヶ峰から釈迦ヶ岳までは大間々の駐車場を利用すれば、山歩きの得意な方々には比較的軽く到達出来ます。大間々から少し下がった学校平には道の駅ならぬ山の駅があり、軽食も取れますから山歩きには便利ですね。尤も冬季には閉鎖でしょう。

2010年1月8日金曜日

栃木県高原山の黒曜石(1)

ここ2年ほど登っていませんが、塩原温泉の南に位置する高原山です。目立たない山ですが大変に端正な姿で大好きな山の一つです。
この山では石器としてはあまり使われていませんが黒曜石が産出します。勿論、それなりの遺跡からの出土はしているのですが、少し割れ方に難が有りまして使われる頻度が少なかった様です。ここではその黒曜石の産出状況と、白くない流紋岩や溶岩に焼かれて赤く変色した粘土層などをご紹介したいと考えています。
この画像は栃木県今市市の公営温泉「カタクリの湯」附近からの画像です。右手の方まで山が延びて居て、その端は「学校平」と言う地名の場所で立派な道路が走っています。主峰附近は爆裂火口と開析でかなり切れ込んでいます。撮影の位置は大体この附近です。http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=364453&l=1394530

2010年1月7日木曜日

福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺(23)

鶴沼川沿いの国道118号線を湯野上温泉方面に下りながらの画像です。正確な位置は判らなくなりましたが、このルート沿いの川岸には「塔のへつり層」の「芦野火砕流堆積物」と「湖成堆積物」が現れています。ここは車で通過してしまいましたので詳細は確認していませんが、この辺なら場所により河床に降りる事が出来そうな雰囲気の所が有りました。
この画像で「塔のへつり」周辺の画像を終ります。1枚、探している画像が有りまして観音川岩屑雪崩堆積物層で、中山の小型の柱状節理とは全く異なり大変に大きな柱状節理の転石をみましたが、小生がスケールで入った画像を友人から頂いていたのが有れば追加して明日ご紹介したいと考えます。

2010年1月6日水曜日

福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺(22)

なんでもない只の坂道の画像でなんだこりゃ!の世界かもしれませんが、この地の柱状節理を生かした「柱状節理の丘」に登る坂道をこの様に柱状節理を敷き詰めて「舗装」しています。これはこれで結構楽しい坂道でした。
後、1枚でそろそろ、この「塔のへつり」カルデラの画像を終りたいと考えます。

2010年1月5日火曜日

福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺(21)

少々細かく破砕されていますが、この中山の風穴群を形作って居る「柱状節理」の破片です。粘土シルト分が雨で流されたのかも知れませんが、この附近一体は見事にこの柱状節理だらけです。もう一枚の画像をご紹介しますが、実にここの柱状節理は細かくて見事です。数年前で、場所がハッキリしませんがこの近くの岩屑雪崩堆積物の中には対辺距離が1m以上も在る大きな柱状節理も有ります。柱状節理の大きさが一体何に支配されるのか?興味深い事です。

2010年1月4日月曜日

福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺(20)

風穴とその風穴によって生み出された比較的低温系の植物群落で著名な中山です。ここも塔のへつりカルデラの後カルデラ丘群の一つです。地殻変動の影響か?画像を良く見て頂ければ判ると思いますが、半分が崩れています。ここは非常に細い柱状節理で構成されていて、これが豊富な風穴からの低温の風の流れを生み出しています。この画像を撮影した場所は、中山の崩壊時の流山でその柱状節理で出来ています。
湯野上温泉から坂を上がるとこの「柱状節理の丘」に簡単に行き着く事が出来ます。ここからの眺めもお勧めです。

2010年1月3日日曜日

福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺(19)

羽鳥湖或いは二俣温泉附近から見た小白森山(1563.1m)です。早春の残雪が良い時期ですね。この時期の山の写真はその山の特徴的な地形を良く映し出すので大好きです。この小白森は大白森山・鍋山・鎌房山・高倉山・又見山そして中山などと同じく塔のへつり層に属する「大白森山溶岩」による後カルデラ丘です。岩質は角閃石斜方輝石単斜輝石デイサイト及び斜方輝石単斜輝石デイサイトとされています。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=371307&l=1395857
小白森やこの後に触れる中山は山体が大きく崩れています。