2010年12月23日木曜日

宇都宮市大谷石 (3) カメラで軽石を接写

「ミソ」は特に多孔質と言うか間隙率が大きな軽石部分なのですが、これは見事に細長い気孔が見える軽石部分が在りました。
この後、採石場で見た「ミソ」の部分は触るととても柔らかく真っ黒でした。
大谷石の中に含まれる「気孔」はこの様に、材木が腐食したような細長い気孔が多い様に思います。加藤祐三氏の「軽石 海底火山からのメッセージ」をご存知でしょうか?この書籍の第10章に「漂流出来なかった変り種 材木状軽石」があります。209頁のモノクロの画像しか見た事は有りませんが、きっとこの様な細い気孔が並んでいるのだろうと想像しています。
ミソの部分はこの様な多孔質である為に保水性が高く、他の部分よりも含水率が高いと言う研究論文が有ります。この為に採掘後は乾燥でミソの内部が収縮し脱落しやすくなる様ですね。

0 件のコメント: