2019年6月28日金曜日

GVP 週間活動情報;6月19日 ⇒ 6月25日:17火山:“Raikoke”と“ Ulawun ”:火山情報も

今週は“Raikoke”:ライコーク火山と“ Ulawun ”:ウラワン火山情報もあり、大変大量になりましたのでFBで採用している報告分を画像にする手法でご案内します。
クリル諸島の“Raikoke”火山は2009年6月に、衛星から上昇する噴煙を捉えられて一躍有名になった“Sarychev”火山の直ぐ北にあります。VAACの噴煙の広がりを示す図と、NASA Earth Observatory から配信された噴煙画像の一部をトリミングして圧縮した画像とやや小さな画像はそのままで合計4枚ををご案内します。
Image courtesy of NASA Earth Observatory , Tokyo VAAC
以下の画像は、そのリストを4枚目に記載しています。
以上

メキシコPopcateptlt 火山:火山活動解説資料の御案内:6月28日

メキシコPopcateptlt 火山:火山活動解説資料の御案内
6月 27日10:00 h (Junio 27, 16:00 GMT) 発表
過去24時間に127回の噴火が観測され、時折少量の火山灰を伴う水蒸気と火山ガス主体の噴煙が排出されています。爆発的噴火は観測されず、火山性微動は173分間継続、火山性地震は2206時にM1.6の地震が発生。
画像は前日の火口付近の様子、

夜間の火映、

今朝の火口付近の様子を示したものの3枚です。

噴火と爆発的噴火の発生回数の推移を示すグラフ、

火山性微動と火山性地震活動の推移を示すグラフをご案内します。

以上

2019年6月27日木曜日

メキシコ Popcateptlt 火山:火山活動解説資料の御案内;6月27日

メキシコ Popcateptlt 火山:火山活動解説資料の御案内
6月 26日 10:00 h (Junio 26, 16:00 GMT) 発表
噴火が始まって二週間が経過しました。過去24時間に155回の噴火が観測され、時折少量の火山灰を伴う水蒸気と火山ガス主体の噴煙が排出されています。爆発的噴火は観測されず、火山性微動は42分間継続.下記に白く見える噴煙に時折、淡褐色の火山灰混りの噴煙が混じる様子を記録した画像2枚、



ほぼ火映が見え無い状態の夜間の高感度カメラ画像、

火口付近が目視で来た早朝の画像の計4枚。

噴火と爆発的噴火の発生回数の推移を示すグラフ、火山性微動と火山性地震活動の推移を示すグラフをご案内します。



地殻の変位・傾斜と地震活動のレベルを示すグラフが掲示されましたが、これまでの最大観測値と現在の値の差が大き過ぎて殆ど読み取れない程のグラフなので割愛しました。興味がある方は下記の活動情報サイトから閲覧下さい。勿論、スペイン語です。
https://www.gob.mx/cenapred/articulos/reporte-del-monitoreo-de-cenapred-al-volcan-popocatepetl-hoy-26-de-junio-206550?idiom=es

2019年6月26日水曜日

「ライコーカ」火山噴煙の衛星画像:NASA Earth Observatory

6月22日0400時頃に噴火の始まった「ライコーク」火山噴煙の衛星画像:NASA Earth Observatory
噴煙高度は13 km に達した可能性を指摘している様です。
画像は三枚有り、最初の画像は原画の“3712 x 5568 ixels”からトリミングしたものを更に FBの画像枠に入る様に 1800 x 1250pixels に圧縮したものです。





原画は下記にあります。他の二枚はオリジナル画像をそのままご案内しています。サイトアドレスは下記です。
https://eoimages.gsfc.nasa.gov/…/1452…/iss059e119250_lrg.jpg

The image has been cropped and enhanced to improve contrast, and lens artifacts have been removed. Story by Adam Voiland, with information from Erik Klemetti (Denison University), Simon Carn (Michigan Tech), and Andrew Prata (Barcelona Supercomputing Center).

メキシコ Popcateptlt 火山:火山活動解説資料の御案内;6月26日

6月 25日 11:00 h (Junio 25, 16:00 GMT) 発表
過去24時間の噴火回数は132回、火山性微動は35分間、火山性地震は1340時(M1.7)と0703時(M2.0)の二回。



最初の二枚の画像は時折火山灰を含む噴煙の様子で、この原画は 2529x1944 pixels を 1280x960 に圧縮しています。

3枚目は弱い火映の状態。

4枚目は午前中に見えていた火口の様子。後の二枚は圧縮無し。午後は見えなくなったとの事。今日はグラフが有りました。



以上

2019年6月25日火曜日

メキシコ Popcateptlt 火山:火山活動解説資料の御案内;6月25日

6月 24日 11:00 h (Junio 24, 16:00 GMT) 発表
過去24時間に77回の噴火が観測され、少量の火山灰を伴う水蒸気と火山ガス主体の噴煙が排出されています。爆発的噴火は観測されず、火山性微動は56分間継続.下記に白く見える噴煙に時折、淡褐色の火山灰混りの噴煙が混じる様子を記録した動画が一件あります。報告書に掲載された画像4枚と、動画から抜粋した 5枚目の画像を御案内します。







動画から抜粋した時折混じる淡褐色の火山灰が混じる様子です

今日は、噴火活動の推移を示すグラフが含まれる pdf ファイルが DL 出来ないので(時間的なタイミングかも知れません)グラフ無しです。今日も勤務が有るので帰宅後 DL 出来るようになって居たら追加します。但し、今日は飲み会予定なので帰宅は遅くなります!

6月23日1655-1755時を21秒間に圧縮した動画
http://www.cenapred.gob.mx/popo/2019/jun/v0624191.mp4
以上

2019年6月24日月曜日

GVP 週間火山活動情報の概要:6月12日 ⇒ 18日;20火山

New Activity / Unrest
Colima  | Mexico  | 341040 | 3850 m
8-14日の間、散発的に火口の北東部付近からの水蒸気と火山ガスの噴出と小規模の爆発が観測されました。天候が悪く、火口付近の目視観測は阻まれています。

Pavlof  | United States  | 312030 | 2493 m
5月中旬から高まっていた地震活動は通常レベルに戻り、航空カラーコードは「グリーン」に引き下げられました。Webcam では山頂付近の水蒸気の噴出が、衛星画像では温度の上昇が時折確認されています。これらの現象は“Pavlof”では珍しい事では有りません。

Piton de la Fournaise  | Reunion Island (France)  | 233020 | 2632 m
11日0635時に“Dolomieu”火口の南南東の割れ目火口から噴火が始まりました。溶岩流の先端は、0620時には標高 1,200-1,300 m に達しました。噴火は13日の1200時に終わりました。

Sangeang Api  | Indonesia  | 264050 |  1949 m
17日に複数の場所から噴気が始まり、次第に火山灰成分を増しながらおよそ1時間半の間継続し、高度 1.2-2.1 km に達し西寄りに拡散しました。熱異常が観測されており。警戒レベルは“1-4”段階の“2”です。

Ongoing Activity
Agung  | Bali (Indonesia)  | 264020 |  2997 m
13日の0138時に、地震観測ネット和0区は噴火現象を捉え、白熱岩塊が山腹に飛散しました。火山灰を含む噴煙は高度 5.5 km と 9.1 km まで上昇し西寄りの方角に拡散しました。0635時には火山灰を含む噴煙が途切れ、1505時には南側 370 km まで広がっていました。

桜島  | Kyushu (Japan)  | 282080 | 1117 m
南岳火口付近の膨張傾向は、11日0500に始まりました。1431時の爆発的噴火では火口から噴石が半径 1.2 km まで飛散し、火山灰を含む噴煙は、火口縁の上空 2.2 km まで上昇しました。13日の0921時の爆発直後にはやや収縮傾向が観測されました。ごく小規模の噴火が14-17日の間観測されました。警戒レベルは“5”段階の“3”です。

吾妻山  | Honshu (Japan)  | 283180  | 1949 m
17日に警戒レベルが“5”段階の“1”に引き下げられました。

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 |  1229 m
12-16日と18日に、火山灰を含む噴煙が高度 2.1-2.4 km まで上昇し様々な方角に拡散しました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”であり、半径 2 km 以内は立ち入り禁止です。

Ebeko  | Paramushir Island   | 290380 |  1103 m。 
12日に熱異常が観測されました。航空カラーコードは「オレンジ」

Fuego  | Guatemala  | 342090 | 3763 m
15-18日の間、毎時間 10-20 貝の爆発が発生し火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 1.1 km 以上上昇しました。爆発はしばしば衝撃波を伴い近隣の家屋を揺らしました。白熱岩塊が時折 200-400 m の高さまで放出され、岩屑雪崩を生じ、かなり遠くの、一部は植生地域までまで達しました。降灰は、12 km SW,  9 km SW,  8 km SW ,  8 km WSW, 8 km ENE 等の地域から報告されました。(地名は省略した)

Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  | | 1513 m
8-14日の間、弱い熱異常が観測され、航空カラーコードは「オレンジ」が維持されています。

Klyuchevskoy  | Central Kamchatka   | 300260 | 4754 m
11-13日の間、衛星画像で弱い熱異常が観測されています。11-12日の爆発はビデオと衛星画像で観測され、火山灰を含む噴煙は高度 5-5.6 kmに達し、西北西に 200 km まで広がりました。航空カラーコードは「オレンジ」が維持されています。

Krakatau  | Indonesia  | 262000 | 813 m
地震観測網は12日0719時に爆発的噴火を捉えましたが、悪天候で目視では観測出来ませんでした。警戒レベルは“1-4”段階の“2”です。
半径 2 km 以内は立ち入り禁止。

口永良部島  | 琉球諸島 (Japan)  | 282050 | 657 m
2月3日の新岳火口での噴火以来、浅い震源を持つ火口付近の地震活動は収まり、深い位置での火山性地震は5月16日以降観測されていない。亜硫酸ガスの噴出量は増加した状態が継続している。警戒レベルは6月12日に“1-4”段階の“2”に引き下げられました。

Manam  | Papua New Guinea  | 251020 | 1807 m
18日に火山灰を含む噴煙が高度 3-3.7 km まで上昇し東から北東方向に広がりました。熱異常も観測されています。

Pacaya  | Guatemala  | 342110 | 2569 m
15-18日に“Mackenney”火口で、ストロンボリ式噴火が発生し、噴石は火口縁の上空 30 m まで放出されました。溶岩流は二手に分かれ、北西と西側山腹を 30 m “Cerro Chino”に向かって流れ下りました。小規模の岩屑雪崩が溶岩流の先端部付近から発生し、山腹を下りました。

Poas  | Costa Rica  | 345040 | 2708 m
12日に小規模の間欠泉の様な噴火が発生し、毎時一回程度の頻度で高さ 50 m 程度まで噴出が有りました。18日の0604時に6分間継続した噴火が発生し噴煙が上昇しましたが、悪天候でその到達高度は不明です。0610-0615時の間に、住民が轟音を聞き、火口から噴煙が昇るのを見たと報告しました。降灰は、12 km SW ,  11 km SW ,  28 km SE , 23 km SSE の地域から報告されました。.火口の西側と南側では白い火山灰の堆積が webcam で観測されました。

Santa Maria  | Guatemala  | 342030 | 3745 m
12日にラハールが複数の峡谷を流れ下りました。“San Isidro”のラハールは幅 15-17 m ,深さ 1.5 m で、低木、樹幹、直径 2 m 以下の岩塊などを押し流しました。16日にも“San Isidro”をラハールが流れ下りました。15-18日には“Caliente”火砕丘で爆発が有り、火山灰を伴う噴煙が 400-800 m 上昇しました。岩屑雪崩が東側と南東の山腹を下り、17-18日には火砕丘の山麓に達しました。少量の降灰が、10 km SW, 6 km WSW, 18 km SSW等から報告されました。

Sheveluch  | Central Kamchatka |  300270 |  3283 m
 熱異常が衛星画像で8-14日の間観測されています。11-12日には爆発と高温岩塊の岩屑雪崩がビデオと衛星画像で捉えられています。
火山灰を含む噴煙は西北西に 60 km まで広がりました。航空カラーコードは「オレンジ」

Villarrica  | Chile  | 357120 | 2847 m
 5月1-31日に火山ガス主体の噴煙が火口縁の上空 170 m まで上昇し、火口の火映も時折観測されました。17日には、溶岩のスパッタが火口縁に届いた事が最新の赤外カメラで観測されました。
以上

メキシコ Popcateptlt 火山:火山活動解説資料の御案内;6月24日

6月 23日 11:00 h (Junio 23, 16:00 GMT) 発表
過去24時間に26回の噴火が観測され、少量の火山灰を伴う水蒸気と火山ガス主体の噴煙が排出されています。ビデオ2件有。爆発的噴火は観測されず、火山性微動は78分間継続.。
画像は全てオリジナルの報告書掲載の画像で撮影日、撮影時刻は画面内に記載されている。


右のグラフは爆発的噴火の推移、左は噴火回数の推移
右のグラフは火山性地震の推移。左は火山氏微動の継続時間(分)の推移。
下記に殆ど火山灰を含まない噴煙が継続している状況を記録した動画が二件あります。
6月22日1600-1700時  17s
6月23日023-00500時   21s

定例発表:6月24日16時:火山の状況に関する解説情報

定例発表:6月24日16時:火山の状況に関する解説情報;阿蘇山,口永良部島,桜島,草津白根山,箱根山 の御案内 .(FBでは以前からやっていたのだが、ブログにも紹介する事にした。意外とご覧になって居ない方が多いらしい)