2015年12月20日日曜日

四谷の発掘現場で観察した白色凝灰岩

四ツ谷駅前再開発の発掘現場で出土した石材の中に、白色の凝灰岩が含まれていた。最初の画像は少しピンボケとなったがその破断面を撮影したもの。
この下の画像は薄汚れているが実は白色の凝灰岩らしい。洗えば白色が見えるのだが、画面中央下部に軽石らしい構造が見えている。この画像では粒状の組織に注目して頂きたい。
以下の3点の画像は、伊豆のある場所に使われていた白色凝灰岩の石塀の風化面ばかりをさつえいしたものです。風化面と破断面では見え方が違ってしまうのだが、多分同じ種類の石材だと思い比較してみた。伊豆では白浜層群に白色の凝灰岩が結構産出して居る。下田市内でも数か所採掘跡が存在している。四谷の町屋に使われた礎石類は、導入された時代から見ても房州石よりは伊豆軟石の可能性が高いようだ。