2011年12月2日金曜日

葛生地区のフズリナ化石を含む石灰岩

通常は化石系には殆ど触れないのだが、この処、少々濃密に有孔虫や放散虫に関する資料に出会う事が多い。今日は、地学の中でも地質系の勉強会で、有孔虫の中のフズリナ化石を観察する機会に恵まれました。そこでオートコリメート法で撮影したのがこの2枚の画像。上の画像はフズリナが同心円構造では無くてしっかり巻いて居る事を示している。勿論、下の画像の軸直角断面(丸いほう)も同様に巻いた構造が良く判る。下の画像の右側は丁度斜めに切断されている。
画像は栃木県佐野市の葛生石灰岩から採集されたもの切断し、#400程度で平滑に磨き上げたものの表面を少しぬらした状態で撮影させて頂いた。

2011年11月30日水曜日

鋸山風景:D-8;山頂部風景

殆ど同じ位置からの画像で申し訳ありませんが、画面右側に細い柱状に取り残された部分が判る画像が在りましたので、“D-7”の画像と差し替えようかと思ったのですが、面倒なので(?)これも掲示した次第。前の画像のやや上の部分を示しています。

2011年11月29日火曜日

鋸山風景:D-7;山頂部風景

この露頭を見るのは少々危険な雰囲気なのだが、これを見ると職人の皆さんが石の良し悪しを良く見定めて採掘したのだなと言う事が良く理解できます。
後、1枚でこのシリーズを一応終わります。多分明後日辺りから、戦後の高等学校教科書で「死火山」や「休火山」と言う言葉がどのように教えられていたか?を教科書の記述から調べた内容のご紹介に入る予定でこれは少々準備が必要なので、ただ今原稿を調整中です。この件は、このブログで10月17日に少し予告編らしき事を述べています。
http://iwatotsuchi.blogspot.com/2011/10/1.html
直後に開始した鋸山の石切場情報を暫く掲載したので中断していましたが、何とか再開に漕ぎ着けました。隔日程度のUPになる事と思いますが宜しくお願いします。
尚、鋸山についてはこれで終わりと言う事ではありません。2012年3月10日(土)に千葉県立中央博物館の地学野外観察会が「房州石の石切場をたずねる」と言う催しが開かれる様なので、これに向かって別の画像を集めてご案内したいと考えて居ます。尚、現在、全国各地の凝灰岩質石材について調べています。これについてもひと段落したらご報告したいと思います。

2011年11月28日月曜日

鋸山風景:D-7;山頂部風景

二つの堀込みの内、一つは下の画像の通り、丁場のロゴですが、もう一つの上に示した画像は何を示すのでしょうか?
仏様の坐像を刻もうとして失敗したのか?良く判りませんが、どう思いますか?
鋸山の丁場風景なども、そろそろ終盤に掛かって来ました。後数枚の画像をご案内して次は『戦後・高校地学教科書に見る「死火山」・「休火山」』と言うテーマで暫く話題を進めようと、準備中です。このテーマでは少々画像の数が少ないのですが、週に2-3回程度の更新を目標に30回位は頑張れるかな?

2011年11月27日日曜日

鋸山風景:D-6;山頂部風景

高さ30mの「百尺観音」の向かって左側の壁に何か掘り込んであります。
この百尺観音はきっと房州石を掘り込みながら少しずつ彫刻をしていったのでしょう。
処で、この左側に見える二つの造形はなんだと思いますか?