2011年1月29日土曜日

宇都宮市大谷石地下採掘場跡(8)

前の画像の階段を昇り左手の空間に移動すると中央の通路を見渡す事の出来る空間に入れます。そこから中央通路を眺めた画像です。スケールにさせて頂いたのは同行の観察者の皆さんです。空間の広がりが時間頂けるでしょうか?
この画像でこの巨大な地下空間・大谷石採掘場の画像は終りです。
この後は、このブログの一番最初に取り上げた房州石を暫く続けることにしました。
埼玉・東京北部・千葉の東京湾側の古墳の一部に、「房州石」と言う生痕化石のある泥岩が使われて居る事を知りました。
建材として永年親しまれてきた房州石と古墳に使われている泥岩は似ても似つかないものです。この事に興味を惹かれ、古墳と房州の海岸を歩いている未だ未完成の画像集です。

2011年1月28日金曜日

宇都宮市大谷石地下採掘場跡(7)

これは、前の画像で白い歩道の様な場所から右手に階段と手摺が見えていた部分です。人物が写っていますので大きさはお判りになれると思います。この階段の奥に幾つかの「部屋」が在り、(3)と(4)はその部屋のひとつの壁の画像です。

2011年1月27日木曜日

宇都宮市大谷石地下採掘場跡(6)

さて、この大谷石資料館の巨大な空間を実感して頂きましょう。資料館に入りゆっくりとカーブした階段を下って行くと、突然この風景が目に入ってこの空間の巨大さに圧倒されます。左側の黄色い鎖が延びている部分は我々が観覧摺る為の通路です。その右手の黒い部分は車が通ります。採掘された大谷石が斜めに立て掛けられた脇から地上への通路が続いています。突き当たり左手の奥に広い空間が在り、結婚式が挙げられていました。終った後でマイクロバスがこの急な坂道をゆっくりと登っていきました。突き当たりはエジプトの神殿の雰囲気を醸し出そうとしているのでしょうか?
突き当たりの右手に画像(1)と(2)の空間が、坂の途中の白い部分の右手に手摺が見えますがその奥に(3)と(4)の画像の空間が有ります。奥の方の右側に縦長の石積みがあり、やや凹んで別の石積みが見えます。その石積みの窓もこの空洞の奥行きが深いので高さの感覚が余りありませんが、この次の画像はその部分からこの通路の左側に居られた同行の方々を撮影したものです。意外と距離感と高度感があるので愕かれると思います。

2011年1月26日水曜日

宇都宮市大谷石地下採掘場跡(5)

天井に見えるミソの形状です。スケールを入れる事が出来ませんが、前の画像との比較で大体見当が付くと思います。
最近、大井川で黒色の泥岩の「偽礫」を見る機会がありました。この画像と同じく、ある面で見るととても広い面積を黒色部分が占めていますが、それを側面から見ると細い黒い線が筋を付けただけの様に見えました。
でも、附近には見た目は全く同じですが、全く圧縮方向が判らないほどの偽礫もありました。不思議なものですね。

2011年1月25日火曜日

宇都宮市大谷石地下採掘場跡(4)

この画像はこの前の(2)の画像と方向が対応し、同様に(1)と(3)の画像が方角的に対応しています。一部分色が異なるのでお判りかと思いますが奥行きが異なります。
昨日と今日の二日間東北方面に出掛けておりましたので、画像のUPが今日は夜になってしまいました。昨日は雪の中を松島から塩竈への観光船に乗り、他の乗客が暖かい船室に居るのに一人二階のデッキにいて島の写真を撮り捲くりました。50分程の船旅でしたが寒さの余り死ぬかと思いました。残念ながら塩竈近くでは降りしきる雪の為に島々の地層に焦点すら合わせる事が出来ない状態でした。いずれこれもご紹介します。

2011年1月24日月曜日

宇都宮市大谷石地下採掘場跡(3)

前の画像より少し高い位置に有る空間です。此処には地下での掘削としては少し古い時代の切断機の切断跡が残っているとの解説があります。
此処はこの画面に直行する左右には壁が無いのですが、やはりこの壁と反対側の(私の背中の側の)壁の画像で堆積方向が判ります。勿論、前の画像とも整合しています。天井が低いので画面に写りこんでいますが、側面に較べて黒い部分が多い事に気付かれると思います。ミソの部分は、上からの荷重で圧縮されて煎餅の様になっています。

2011年1月23日日曜日

宇都宮市大谷石地下採掘場跡(2)

前の画像と対になる右側の壁面です。同行の方々にスケールに入って頂きました。この様に堆積の傾斜が判る場所は中々野外では出会えない貴重な場所ですよね。しかし、左右でミソの出方に随分差が在るように思えますが、何故なのでしょう?切断面によってまるでミソの状況が変わるのは、ミソの形状に河原の礫の傾く方向で川の流れが判るように、方向性があるのでしょうか?この画面の人物が入っている面と、左側に少しだけ見える面とでは別の層の様に現れ方が異なります。この事は前の画像を見て頂いても良く判りますね。