2012年5月26日土曜日

小諸城址 懐古園の石積み(2)

27日は早朝から栃木県北部に散策に出掛ける事にしたので、前日の内に画像をUPして置く事にしました。これはもう「野面積み」に分類しても構わないと思うのですが、小諸駅からの数億円掛かってしまったと言う高架橋を渡って入る側の料金所から「散策券」を購入し階段をトントントンと登った左手の石垣です。緑色のフィールドノートがスケールです。
近代の「ドイツ積み」の技法にも感動しますが、石匠の頭の中を覗いてみたい気持ちになります。
栃木は完全に草花系の散策と温泉の予定です。カメラは持って行きますが・・・

芦野石と小松石

芦野石製と思われる古い石碑と灯篭の画像を掲載しましたが、安山岩質の流理構造がかなり顕著に表れている例が有り、芦野石の凝灰岩の堆積構造との判別に迷いが出ましたので3例の画像を削除しました。改めて調査と勉強をしてもう少し確信を持てたら改めて掲示をしたいと思います。
削除した画像の1枚はこの画像です。削除したのを此処に再掲示するのも変な話ですが、場所や刻まれた年代をカットしていますので、単純に画像を観てこれが安山岩熔岩か、凝灰岩なのか?
ハンマーを振るって新しい面を観察しする事も出来ませんので、
正面の一部分をトリミングしてみました。大体現尺程度でご覧になれると思います。
やはり溶岩(小松石?)の匂いが濃厚ですかね!
まだ先ですが初秋には小松石の丁場を歩く予定です。

小諸城址:懐古園の石積み(1)

小諸城址と言えば「野面積み」の石垣が有名ですが、残念ながらこれは別。この城址の石垣をご案内するのにどちらを先にするか?迷いましたが、やはり最初は天守閣部分の石積みを選びました。
この緩やかな傾斜はなんだか左側から勢いを付けて駆け上がれば上まで登れそうな雰囲気の傾斜に見えますが・・・・
ここの石垣の全てが「野面積み」でもないので、硬軟併せてご案内をしてみたいと考えます。しつこく10枚以上はご覧頂きますのでお付き合いください!

2012年5月24日木曜日

芦野石 那須岳ビジターセンター

これも床の石材の顔。特に均質では無い場所を選んでいる。含まれて居る軽石や火山以外に由来する部分がへしゃげていない様に見えるので、堆積層に平行な面が見えているのでしょう。
一昔前には、男性の革靴には金具が打ち込んで摩滅しにくい様にされていたが、その金具がこの様な比較的柔らかい石材をすり減らすので、以前ならこの様な使い方は考えられなかった様に思う。
スケールが無いが、前の画像と同じレンズで同じ高さからの撮影。雨の後で床面が濡れていて、スケールのフィールドノートのビニール表紙がすっかり濡れたのでゴメンナサイ!
原油を海外から運んで来るタンカーに乗船する際に、かかとに金具の在る革靴は着用禁止と言われて、仕事にならないから合成皮革の革靴を捜し歩いた事が懐かしい!

2012年5月23日水曜日

芦野石 那須岳ビジターセンター

那須岳ビジターセンターの建物周囲の床面画像。左端にぎりぎり写り込んで居るのが、一般的なフィールドノートの全天候版の表紙。
石材表面の構造模様は面白い。宜しくお願いします。

2012年5月20日日曜日

松戸市内の房州石 石塀

鋸山とその周辺で採掘された房州石が県内でどのように使われているか、かなり長期間掛かりそうな調査を始めました。主として東京湾に注ぐ河川に沿った歴史の古い街並みを歩いて、石蔵・塀・石垣を探して記録してみようと言う試みです。
千葉市内では石塀と石蔵の在るお屋敷を一軒と比較的近くに石垣を見だしました。
このブログには岩井袋の石塀を取り上げています。
この房州石は松戸市内の現在は何方も済んでおられないお宅の石塀です。少し表面が現れて模様がくっきりと浮き出しています。このお宅には蔵も有るのですが、板塀で囲まれて主要な材質が何か確認は出来て居ません。
富津市金谷には勿論美しい石蔵が沢山在りますので、調査範囲は地元を除く千葉県を中心に休日に少しづつ歩いてみようと考えて居ます。尚、浦安には二ヶ所に美しい状態を保った蔵が残っている事も確認済です。