2011年4月16日土曜日

房州石・古墳(K-7) 竹岡:富津磯石の故郷へ

JR竹岡駅のホームの端からこんな傾斜した地層の断面が見えました。白い部分はおそらく苔が生えているのでしょうが、海岸で見た露頭よりは色合いが淡い様に思えます。しかもその厚みも丁度良さそうです。これまでの画像は竹岡駅からかなり北側に歩いた場所です。この附近ならばもう少し古墳に適したものが採石出来るのかもしれませんね。
明日からは、もう少し南に下がった日帰り温泉「海辺の湯」の周辺の露頭です。

2011年4月15日金曜日

房州石・古墳(K-6) 竹岡:富津磯石の故郷へ

念の為、生痕化石の部分を写しておきました。スケール代わりに置いた硬貨は光ってしまってどの硬貨か?判りませんが、小生の懐事情からすると銅貨の10円硬貨でしょう。

2011年4月14日木曜日

房州石・古墳(K-5) 竹岡:富津磯石の故郷へ

この附近の地層も火山から降り注ぐ噴出物が静かに堆積したばかりのものではありません。フィルドノートの幅は95mmです。粒度が綺麗に成層している様にも見えますが、断片的で連続はしていません。でも手帖の手前の部分にはなんだか不思議な弧を描いた曲線が散在しています。これも「生痕化石」なのだそうです。人生これまでの65年間。化石には殆ど興味を持たずに生きて来ましたから、これがナニが這い回った後なのか?サッパリ判りませんが、「房州石」と呼ばれてしまった富津磯石の事を学ぶ内に、考えてもいなかった「生痕化石」の事も少し興味が沸いて来ました。
この画像は最初の海岸からやや移動して1/25000地形図では下記
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=351220&l=1395010
尚、この付近の海岸には生痕化石は珍しくは無い。そのつもりで探すと意外と簡単に見付かるかも!

2011年4月13日水曜日

房州石・古墳(K-4) 竹岡:富津磯石の故郷へ

激しい火山活動を思わせるスコリアの堆積した地層は、火山性地質を追っている小生にとってはとても興味の深いものがあります。
もう一度、干潮の時に来て露頭をゆっくりと観察したいと考えています。

2011年4月12日火曜日

房州石・古墳(K-3) 竹岡:富津磯石の故郷へ


北側に目を向けると磯根岬が見えます。東京湾観音はこの画像では少し薄すぎて判らないかもしれませんが、半島の様に見える部分の一番高い辺りに立っています。
この浜でも、この様に狭いながらも砂浜もあり、採石は充分に可能と思われます。

2011年4月11日月曜日

房州石・古墳(K-2) 竹岡:富津磯石の故郷へ


此処は丁度三浦半島の観音崎方向に向った平行な割れ目が発達しています。地層は海に向って沈む方向に傾いていますが沖のユリカモメの飛ぶ辺りがやや黒く見えると思いますが、この附近まで水面下に岩礁が続いています。海水浴場側からアプローチすれば採石もそれ程難しくなく出来るのではないでしょうか?画面右手のLPG運搬船は観音崎附近を航走しています。
岩の水面近くに少し白い部分が見えますね。この下にはスコリアの少ない部分が存在します。

2011年4月10日日曜日

房州石・古墳(K-1) 竹岡:富津磯石の故郷へ

富津竹岡海岸北の海水浴場附近へ
竹岡駅からのんびりと上総湊方向に暫く歩くと竹岡海岸海水浴場があります。この画像はその少し手前の海岸の部分ですが、スコリアの堆積した火山性凝灰質砂岩とでも言えそうな地層が堆積しています。左手の防波堤の遥か先に煙突が見えるのは横須賀火力発電所です。鋸山の麓の金谷からのフェリーが向う久里浜のフェリーターミナルの直ぐ南にある発電所です。この附近はスコリアが多く古墳に使われている穿孔貝の生痕化石が多い砂泥岩とは少しばかり岩相が異なります。ウーン!此処は富津磯石の故郷とは少し違うかもしれませんね。でも、この海岸の地層のほんの少しだけ下の部分には、古墳に使われているものと良く似た白い層が在るのです。折角来たのですからもう少し見てみましょう。1/25000地形図で行くとこの附近
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=351214&l=1394955
対岸の風景の一番左手附近、横須賀側のフェリー乗り場前から発電所裏を通る「ペリー通り」が海岸に達して「北下浦海岸通り」と代わる附近には、この様な砂泥互層がほぼ垂直に立って房総半島に向いています。この海岸にも様々な岩石等の露頭が広がっています。