2013年3月16日土曜日

保田の街の房州石 (8) 国道沿いの房州石 P3

国道の元名川の傍にこの様なかなり長い石塀が在る。下の画像はその岩相の一例。縦の筋目が加工されているがれっきとした房州石なのです。尤も、「保田石」と呼ぶべきか「元名石」と呼ぶべきかは微妙なのだが・・・ 

2013年3月15日金曜日

保田の街の房州石 (7) 南から鋸山を見ると

南から鋸山の西側を眺めるとこの様に切り立った崖が見えるが、北側と違ってこれはどうやら自然の崖の様だ、木々の近くにほんの少しだけ丁場の痕が見える。

2013年3月14日木曜日

保田の街の房州石 (6) 石塀 P2-4

堆積構造に沿って風化浸食が進んで曲線が余計に強調されている雰囲気ではあるが、富津磯石の単調な砂泥互層では見る事の出来ない優美な堆積幸三が保田では見る事が出来る。

2013年3月13日水曜日

伊豆石(凝灰岩)の中の軽石:繊維状の構造


都内某所を勤務中の外出移動中にで房州石の様な石材の塀を見付けたので、仕事を終えて確認に立ち寄った処、伊豆石だった。昭和7年(1932)に建てられたもので、かなり大きな熔岩の岩片とこの様な軽石が含まれて居た。軽石を子細に観察すると、縦方向の筋状の構造が見える。
似たような事は、山形県の高畠石を観察した時にも見られたのだが、やはり分厚い凝灰岩層を作り出すような巨大噴火は似たような構造の軽石を生み出すものらしい。

2013年3月12日火曜日

保田の街の房州石 (5) 石塀 P2-3

塀は延々と重厚に続く手前にチョット不思議な模様が見える拡大すると
上の段と下の段の模様が綺麗に繋がっている。このお宅では大量の石材を手配しているので、山から切り出したものを順次運んだとしても、この様に上下で合せるのは結構大変な作業だろう。山元で切り出しながら、職人がそのまま此処の塀を築く任に当たって調整したのだろうか?他にも数か所この様に上下で一致する模様が在る。

2013年3月11日月曜日

保田の街の房州石 (4) 石塀P2-2

石の塀に使われた石材の表面に見える画像を2枚。房総半島各地に分布する砂泥互層の地層ではとてもお目に掛かれない妖しく美しい石目である。 

2013年3月10日日曜日

保田の街の房州石 (3)石塀 P2-1

斜めの道路をそのまま進み広いお屋敷風の処を通り過ぎて右に入ると真っ直ぐな石塀が見えて来る。その塀にこの様な砂岩を用いた窓が開いている。ここの房州石の模様が面白い。
尚、この地域の石材は元名石と言うべきか、保田石と呼ぶべきか?判断が着かないので取り敢えずで申し訳ないが「房州石」として置く。鋸山は現在も元名に属するので(元名川の北側?)「元名石」で良さそうな気がするが、文献により「保田石」を用いているものも有り、その差異が判るまでの取り敢えずの処置です。