2013年10月26日土曜日

野蒜石:稲井農業倉庫 (4) 高畠石との比較

石材の細部を見てみよう。画面上に10円硬貨をスケールとしてほんの少し居れています。この程度の円弧があればスケールは判りますよね。軽石が主体ですが、黒色岩片だけでは無くやや薄い灰色の岩片も多いですよね。
この画像は明日「石工サミット」が開催される高畠の瓜割公園に近い(株)こなや川さんの資材倉庫で観た高畠石の接写です。二枚の画像はスケールが違いますから注意して下さい。
何枚も何枚もこんな画像を見比べながら、更に他の地方の石材とも見比べながら、石材の特徴を見定めて行きます。勿論、私の場合は、「房州石」と「伊豆石」のファイルと「その他の凝灰岩」ファイルを作成しています。


たかはた石工サミット

明日10月27日、山形県高畠町で表記の催し物が開かれる。
瓜割公園は昨年の8月の残暑の中を歩き、最後の石工さんが残した他とは違う大きな石材を目にした思い出がある。この日の事は先日の金谷 石のまちシンポジュームの場で知ったのだが、丁度観察会と重なっていたので、参加出来ないと思っていたが観察会が延期になったので行ってみたい気がしてきたが、他の予定を入れてしまったので今回は諦め。
静岡の知人は日帰りで参加するとの事。 ガッツが有るな~!
昨年の夏に高畠を歩いた時の画像をUPするのを忘れていたので、野蒜石が一巡出来たら夏の高畠石に戻ろう。
台風の雨がかなり強くなってきた。そう言えば数年前に大谷石の観察会が開かれた時も、台風がやって来ていて、参加者からこんな日に本当にやるとは思わなかったと言われた事を思い出した。勿論、それ程大変な目には合わなかったが、鹿沼のメランジェ層の観察画像が殆ど雨で使い物にならなかった事が有った。

2013年10月25日金曜日

野蒜石:稲井農業倉庫 (3)

軽石の量は様々だけれど、軽石の形状は少しだけ角が取れて丸くなっているものが多い。空中を降下する時にぶつかり合って角が取れるのか、堆積後の二次移動で角が取れるのか?判らないが、他の凝灰岩では角が取れていないものも結構あるので、二次堆積の影響が大きいのかもしれない。

 これは別のブロックの拡大画像だけれど軽石は繊維状に見える。少し押しつぶされた形状だと言われる事も在るが?砂分の粒子構成も興味深いのだけれど作業は中々進まない。


2013年10月24日木曜日

野蒜石:稲井農業倉庫 (2)

これは比較的硬い方の石材の顔。軽石が大きいので硬いだけでは無く上手い具合に粘りも有るのだろうか?凝灰岩の強さは、粒度構成だけでは推し量れないから余計に興味を惹かれる。

2013年10月23日水曜日

野蒜石:石巻市井内の農業倉庫 (1)

稲井石の採掘跡を観察に行った時に拝見した井内の農業倉庫。このすぐ横の石材屋さんの親爺さんに拠れば、下の色が黒い部分は強いが、上の白い部分は少し弱いのだそうだ。
少し石材の状態をご覧頂く。

2013年10月20日日曜日

野蒜石:野蒜駅横;岡田石材殿資材倉庫 (5)

岡田石材の親爺さんは津波で亡くなられたと聞きます。資材倉庫だけがポツンと残っている景色はやや寂しいものがありますが、出来る事ならこのまま残してほしいと言う気がします。
この場所の画像はこの2枚で終わります。小生の大好きな大きな軽石の入った部分としっかりとした天井の組み方と窓も好きですね。丁寧に組まれたのだろうなと思います。