2013年9月4日水曜日

稲井石の観察:少し大きくしてみました

稲井石は仙台石あるいは井内石と呼ばれるようだが、小生にはやはり「稲井石」が慣れ親しんだ呼び名だ。石碑は碑文が最初から読めないと決め込んでいるので全く努力もしないで近付かなかったのだが、或る時、石碑の碑文をどうしても読みたい内容のものが在って、目を近づけてみて居たら、碑文よりもその白い筋の部分に興味を惹かれ始め、気が付くと千葉県には、宮城県は別にして兎に角この石材が多い事に気づいてしまった。
この岩片は、都内の在る寺院で石碑は見当たらないのだが台の上に以前は稲井石の石碑が有った事が判る状態で、幾つかの石片が残っていたので、周囲を見回して1個だけ頂いて来たもの。
泥岩と左岸の織りなす模様が面白い。泥岩の部分が小さな破片になって偽礫の様に分布していたりなのだが、塩原湖成層の如何にも平行な堆積層と異なり、変化に富んでいる。

2013年9月2日月曜日

稲井石:深い所に厚い石材が有る

旧採石場の跡地に残る採石跡。この部分よりももっと下の方に厚い石材が取れる層が有ったのだが、この場所で採掘出来なくなり深い部分は埋めてしまったのだと作業場に居られた方に教えて頂いた。
さて、露頭の画像はこの辺にして次からは稲井石を用いた石垣やその他の製品を観て頂こう。

2013年9月1日日曜日

稲井石:稲井郵便局の付近かな

かなり北に歩いて来て、稲井郵便局に近い辺りの露頭だが、此処にはかなり厚い砂岩の層が幾つか入っているのが見えます。節理もかなり細かくはいっていますが、この近くでは石材を小割りしている業者さんがいましたので、石垣や形状は異なりますが間知として用いているのかと思いました。
やや右の奥に(南側)にかなり森に隠れていますが黒い露頭が眺められました。見た目の傾斜は崖の方向が異なるので何とも言えませんが、節理はかなり大割りであるいは大型の石材が採掘されていたのかもしれません。