2012年10月20日土曜日

大谷石の斜めの構造

房州石や伊豆石をその他の凝灰岩と区別する際に、画像の様に地衣類や苔が無いフレッシュな状態であれば比較的考え易いのだが、風化した石材が苔むしているとつい斜めの風化模様が在れば房州石と判断してしまう傾向が在るように思う。
この画像は今日21日に高原山の近くの塩谷町で撮影した大谷石の蔵の石材の例。
斜めの模様だけでは無く、斜めに剥げている部分が在る。こんなのが風化して苔むしていたらたまらないと思う。石材を外観だけで判定するのは難しい作業だし、慎重を期して行わなければならないと、自戒の念を再確認する為に掲載。勿論、現在作成中の「房州石・伊豆石 凝灰岩質石材画像資料集」にも掲載する。現在この様な画像を房州石・伊豆石・大谷石・岩舟石・札幌軟石。野蒜石・秋保石等80枚程を収録。取り敢えず100枚程度集めて初版発行と行くかな!何処まで増殖できるか楽しみ。でも役に立つものに仕上がるかが一番の懸念。

2012年10月19日金曜日

変質が進んだピクライト玄武岩:西玄武岩

これまで、顕微鏡画像はコリメート撮影に頼っていたが、意外と安価なアダプターを使用する事で自分のS社製αシリーズの一眼で偏光顕微鏡画像が簡単に写せる事が判った。
これは、千葉県南房総の「西玄武岩」。これからは顕微鏡画像のUPも増やせそう。

2012年10月18日木曜日

徳次郎の大谷石 (2-8)

石蔵に使われている大谷石の石材です。繊維状の構造を示す軽石がかなり多く入っていますが、岩質は結構硬い雰囲気です。所々礫サイズの岩片が抜け落ちた様な形状を示す空洞が在りますが、画面にはやや大きな類質岩片が在ります。

2012年10月15日月曜日

大谷石・徳次郎 (2-7) 石蔵

次々に素晴らしい大谷石の石蔵が現れます。とても全部はご案内出来ません。
塀にもいろいろと素晴らしい細工をしておられて見飽きません。

2012年10月14日日曜日

鵜原石・松部石 採石丁場と街中の建築

勝浦の鵜原理想郷海岸に在る鵜原石採石場を観察して来ました。
また勝浦の街中において使われている鵜原石と房州石を数多く観察して来ましたので、画像が整理できましたら、ご案内したいと考えて居ます。

徳次郎の大谷石 (2-6)

前の画像はこの右手になります。ここの大谷石はやや圧密を受けている様でかなり丈夫なのではないでしょうか?明日はこの壁面の中の石材を望遠で撮影したものをご覧頂きます。

今日14日はこれから勝浦に「松部石」を・「鵜原石」を観察に行きます。採石場と街中の石材の利用状況を見る予定です。