2010年4月3日土曜日

群馬県本宿陥没地周辺(34)

滝の面を近寄って写して見ました。対岸に縦に節理が入っています。かなり垂直な層なので陥没地に溶岩が噴出した後にもう一度陥没した断層面なのかもしれませんが、何れにせよ古い地層尾であるチャートと接しているので興味深いですね。
本宿陥没地から少し離れますが、青倉の衝上断層のスベリ面の画像が数枚あるので、この後併せてご紹介します。

2010年4月2日金曜日

群馬県本宿陥没地周辺(33)

滝の直ぐ傍にこんな断層があります。
下仁田には有名な青岩地区の衝上断層が有りますが、それに比べるともっと角度は建っています。ハンマーの直ぐ上にはどうやらスベリ面らしきものも見えます。陥没の断層では無くてその後の火山活動によるものかも知れませんが、チャートの壁ともそれ程離れていないのです。陥没に伴うものならばこの様なスベリ面の状態は出来ない筈ですよね!
そんな事をしてはいけませんが、近くの民宿に泊り(有るかどうか?判りませんが)酒を片手にじっくりとこの断層を見ながら議論をしてみたいものです。

2010年4月1日木曜日

群馬県本宿陥没地周辺(32)

断層のやや上流にはこれも断層の一部だと思われますが、この様な滝が有ります。落差2m位だったでしょうか?川によって滝が出来たのでは無く、断層があったのでこの滝になってしまったと言う処でしょうか。結構垂直な壁が川幅よりも遥かに広く続いています。大雨の後なので色々とゴミが多いですが、川を汚している訳ではなく災害の後なのでご理解下さい。

2010年3月31日水曜日

群馬県本宿陥没地周辺(31)

前の画像を少し範囲を広げて撮影したものです。人が写っていますので、大体のスケールはお判りになると思います。(前の画像にハンマーがありましたし・・・)左側がチャートの壁。右側は陥没の崖の崩壊礫の様です。此処を本宿陥没地の崩壊の壁が通っている様です。この直ぐ傍には断層による鏡肌も見られます。本当に此処は不思議な場所です。

2010年3月30日火曜日

群馬県本宿陥没地周辺(30)

前の画像の範囲をもう少し広げてみた画像です。ハンマーの置いてある部分を通り右下方向に断層線が在り、相対的には右側が下がっている様に見えます。そしてもう一つ、そのやや左手に左下がりの断層が見えます。この附近はかなり断層でもみくちゃにされている様です。実は更に大きな断層がこの画面の右上に在ります。それは次の画像で見て頂きます。

2010年3月29日月曜日

群馬県本宿陥没地周辺(29)

チャートの断層が見えます。本宿陥没地の南側にはチャートが広がっていて、陥没の時に周辺でチャートの層が寸断されている様です。ハンマーをスケールに(この画像を写した頃はハンマーはもっぱらスケールの役目以外は何も果たしていなかったのですが)この画像を写した時に、左手が少し変だと思ってカメラを少しだけ左に振って写したのが明日の画像です。左手に斜めに断層が入ってまるで不整合になっています。

2010年3月28日日曜日

群馬県本宿陥没地周辺(28)

この様な産状を示す岩体は一つだけではありません。これが崖の様に露頭を形作っている場所は探し出せませんでしたが、この様にかなり大きそうな岩も有ります。少し割ってみたかったのですが、このころのハンマー技術では残念ながら旨く割り出す事は出来ませんでした。この後は少し上流の小さな滝附近の断層地形をご覧頂く事にしましょう。本宿陥没地周辺の画像もこのペースでは30枚を少し越えてしまいそうです。