2011年1月15日土曜日

宇都宮市大谷石採掘場(3)

採掘はこの様にチェーンソーを使って縦横に切れ目を入れていく事から始まります。手前に在るのは少しミソが多いので別枠に置いてあるものの様です。この切れ目を入れた後で、クサビ状の工具をこの溝に入れて溝を広げる要領で岩を横倒しにして掘り出します。石の「目」に平行に掘削を進めているので、下側を加工しなくても綺麗に割れるのだそうです。

2011年1月14日金曜日

宇都宮市大谷石採石場(2)

前の画像の右手に続く、この採石場では現在一番良質の石材が採掘される部分です。全体的にとても綺麗な色合いでした。この後にご覧頂く8-9枚の画像でお判り頂けると思いますが、大谷石は本来美しい淡い青緑色をしています。中には水に濡れるとその色を取り戻すものや、濡れても皆さんが思い浮かべる色合いに変わったものも有りますが、気持ちの良い色だと思っています。

2011年1月13日木曜日

宇都宮市大谷石採掘場(1)

機会が在り、大谷石の恐らく現在では唯一ではないかと思われる、開削(あかり)の採石場を見学させて頂きました。
残念ながら雨天で足場が悪いので作業は中止になっており、見学も採石場の上から眺めるだけでしたが、色々と興味深いお話を伺う事が出来ました。画像は採掘場のこれが一番深い部分です。この右側に続く部分が、ミソの少ない大変良い石材が採掘出来る場所だとの事でした。パワーショベルの大きさから全体の大きさを想像下さい。

2011年1月12日水曜日

宇都宮市大谷石(23) 顕微鏡画像

表面拡大画像最後の1枚です。これは拡大倍率21倍。岩石の表面とレンズの距離が1mm異なるだけで倍率に変化があります。当然と言えば当然なのですが、結構倍率の確認が面倒です。後日、表面を少し研磨した画像を1枚くらい御紹介出来ればいいなと考えています。
明日からは、大谷石の開削・露天掘りの現場をご案内します。

2011年1月11日火曜日

宇都宮市大谷石 (22 )顕微鏡画像

似たような画像が後一枚続きます。表面を少し研磨して撮影しようと思いましたが、意外と板の表面が湾曲していて、と言うよりも中央が凹んでいて結構手間が掛かるので辞めました。でもそれはそれで別の組織が見えてくる様で、もう少し研磨作業を行ってからこれは別の機会にご紹介したいと思います。

2011年1月10日月曜日

宇都宮市大谷石 (21) 顕微鏡画像

この画像も実物の18倍拡大画像がご覧になれます。黒いミソの部分も基は繊維状だと言う事がお判り頂けると思います。

2011年1月9日日曜日

宇都宮市大谷石 (20) 顕微鏡画像

この画像はほぼダブルクリックで18倍の表示となります。顕微鏡用のスケールが簡単に手に入ると良いのですが・・
これも同じ岩石の別の部分です。境界が良く判らないのですが、繊維状の組織が面白いでしょ!
組織をもう少し際立たせる方法があれば良いのですが残念です。
こんな組織を数値化するには、繊維状の軸直角密度(dpi?)と軸方向長狭等を計るのも手ですかね?どう分類してよいのか?表面を洗っていないので半透明に見える結晶は、長石のたぐいでしょうか?