2020年10月13日火曜日

大谷石の中の礫(4)赤坂八丁目の路地の奥

 この付近の高低差を知らない人には難しいが、坂道だらけの地形を知る人には直ぐ判って戴けると思うのだが、昼食時に行くと順番待ちの人でふさがってしまう様な、中華屋さんのある路地の突き当りに風化して汚れた大谷石の石積みがあります。

この中にやや大きめの流紋岩の礫があります。ここはあまり興味が持てなかったので、写真も数枚だけです。意外な事に、赤坂付近でも伊豆の石材を使った石垣が結構残っているので、仕事に行って早終わりした時は港区や新宿区をぶらついて、そんな石材を探します。

フィールドワークには最適の季節がやって来たというのに、自己診断だが「足底筋膜炎」とかになったらしく「土踏まず」が痛くて歩けない。日常生活には支障が無いが何時になったら治るのか?良くなるのか、悪くならなければ良いのだがと、大量に溜まった観察資料をデスクワークで片付けるここ数日である。

赤坂八丁目付近の地図です。私も普段は歩かない場所なので旨く説明が出来ないけれど、この地図が有れば行けるでしょう。座標は“35.670648,139.729531” 路地を奥まで行くと、兎に角黒く汚れて風化剥離した石の壁が見えます。とば口の辺りだったと思うので直ぐ判ると思います。
路地の石壁の雰囲気です。
大きさは 5 cm 位の発泡した奴が一個と小さなものは適当にばらついています。
下の僅かに覗く目盛りが 1 mm 単位です。焦点が基質の方に行っていて、礫の表面がぼけていますが、小さな斑晶も見えます。