2019年2月8日金曜日

今日の帰りは東武特急の「リバティ」に乗車。

何かと故障が多くなりリハビリしながら生きているけど、今日は、軽く体を慣らそうと近場での調査漏れの落穂ひろいの心算で家を出たが、荒川を渡る車窓から北に連なる山並みを見ると、そう云えば鹿沼で調べがついていない石材が在った事を思い出し、東武電車を乗り継いで鹿沼まで出掛けた。案の定、歩き回っている内に、軽い腰痛は出るは、肩は前より悪くなる始末で、とうとう帰路は、丁度やってきた東武特急の新車両「リバティ」で北千住まで帰ってきたが、乗り継ぎで行き来するより流石に乗り心地も良く「各停」ばかりの旅も少し考えなければ、等と思った次第。
今日は、六か所を巡り、またしても初見の石材に出会い、歴史の在る石材屋さんに立ち寄って江戸から明治頃に使われたらしい石材についての聞き込みを行ったが、残念ながら世代交代で情報は得られなかった



JR鹿沼駅に近い府所町の狐ヶ森稲荷神社の燈籠





この狐ヶ森神社拝殿の龍を掘り込んだ柱



鹿沼石の凝灰質に紛れ込んだ岩石の画像での採集も進んだ。画像の横幅は65 mm

産地と名称の判らない凝灰岩。寺前の太鼓橋に使われるほど「硬い」石材かと思えば、六地蔵にも使われているのは加工性が良い部分も有ると云う事だろうが情報は無い。年号が残っていないものが殆どで、今日はやっと嘉永七甲寅年(1854)の年号が在る燈籠を確認出来た。

2019年2月7日木曜日

狛犬と龍 (1) 品川区北品川二丁目 品川神社

凝灰岩質石材を求めて社寺を巡る内に、凝灰岩では無いけれど、狛犬や龍の石彫に心惹かれる様になって来た。凝灰岩質石材の観察記録も878件とあと少しで“888”に達しそうなので、勿論これは続けていくが、凝灰岩以外の石材が使われている事が多い狛犬と龍の彫刻にも目を広げてみようと思うようになった。
初回は、千葉県館山市とも縁の深い、北品川の「品川神社」から。関東大震災の1年半後の大正十四年六月に神社の坂下、第一京浜に面して建立された鳥居から始めたい。狛犬は鳥居の根巻(藁座)の彫刻。龍は左右の柱に坐。石工は三州岡崎市中町「加藤八太郎」。当時の岡崎は大正五年に「岡崎石匠組合」に100軒、昭和6年に235軒と増加するほど隆盛を極めていた石の街であったようだ。岡崎は御影石の三大産地(岡崎・庵治・真壁)の一つとされていた。明日は暖かいらしいので、リハビリを兼ねて何処かの神社を巡りたい。















続く

GVP 火山活動情報の概要:1月30日 ⇒ 2月5日;14火山

“Government shutdown”が終わり久し振りの再開です。
New Activity / Unrest
Barren Island  | Andaman Islands (India)  | 260010 |  354 m
1月26日火山灰を含む噴煙が高度 0.9 km に達し西に広がった。

Karangetang  | Siau Island (Indonesia)  | 267020 |  1797 m
11月に地震が活発化し熱異常も観測され始めた現在の火山活動は、溶岩ドームの成長に伴う岩屑雪崩と火砕流に限られていたが、1月30日に山頂火口から灰色の噴煙が立ち昇り、2月2日には“Kawah Dua(北火口)”から流れ出した溶岩流は北北西に 2.5 km に達し、8家族21名の人々が避難を余儀なくされました。2月3日には岩屑雪崩を示す地震が急激に増加し、“Kawah Dua(北火口)”火口から流れ出した溶岩流と火砕流は西側には 1 km 以上、北西には2 km 、北西の別の渓谷には 2.9 km に達しました。4日夕刻には112名が避難し、高速道路を溶岩流が横切り、そのまま進み続けて2月5-6日には海に流れ込んだ模様。

Merapi  | Central Java (Indonesia)  | 263250 |  2910 m
1月25-31日の間に、溶岩ドームの容積は 461,000 立方mと前の週とほぼ変わらずの状態だが、29日早朝には少なくとも9回の白熱岩塊の岩屑雪崩が、200-700 m 南東側に流下っています。夜間には三回の火砕流が発生し。 1.1-1.4 km 流下り広い地域に降灰をもたらしました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。

Planchon-Peteroa  | Central Chile-Argentina border  | 357040 |  3977 m
2月1日1700時に火山灰を含む噴煙が増加し始め 2 km 上昇し東に広がりました。3日には火山ガスと火山灰を含む噴煙が 2 km 上昇するのが“webcam”で確認されました。警戒レベルは“3”段階の“2”。

Ongoing Activity
桜島:Aira  | Kyushu (Japan)  | 282080 | 1117 m
火口の火映現象は1月28日から2月1日まで続き、2月1日1400時には爆発で噴煙が火口縁の上空 600 m に達しました。この日の調査で、亜硫酸ガスの放出量は 3,000 tons/dayで、1月22日の計測値 1,800 tons/day より増加しました。2月3日0228時の爆発では火山灰を含む噴煙は 1 km 上昇し、火砕物は火口から 800-1,100 m まで放出されました。警戒レベルは“5”段階の“3”。

Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 |  1730 m
1月12日に観測された溶岩ドームは1月16日には成長が停止し、ドームの中心はやや沈降しています。1月28日から2月4日まで溶岩ドームの中心部で熱異常が観測されています。航空カラーコードは「オレンジ」

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 |  1229 m
1月28日に火山灰を含む噴煙が高度 1.5 km に達し、3-5日の間高度 2.1 km に達しました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。

Ebeko  | Paramushir Island   | 290380 |  1103 m
1月25日から2月1日の間爆発を観測し、この間噴煙は標高 2.3 km に達し、広い地域に降灰をもたらしました。航空カラーコードは「オレンジ」。

Fuego  | Guatemala  | 342090 |  3763 m
1月29-31日の間、毎時 10-18 回の噴火が観測されました。爆発により火口縁の上空 1.1 km 噴煙が上昇し、風下の広い地域に降灰が在りました。白熱岩塊は 300 m 以上も放出され、岩屑雪崩の原因となりました。1月31日から2月1日の間、毎時 14-16 回の爆発が在り、噴煙は 1.1 km 上昇し翌日も降灰が広がりました。白熱岩塊は 200-400 m 上昇し惹き起こされた岩屑雪崩が流下り、衝撃波が周辺住民を脅かせました。

口永良部島  | Ryukyu Islands (Japan)  | 282050 |  657 m
1月29日1713-1915時の間噴火が発生し噴煙は火口縁の上空 4 km まで上昇し火砕流も発生しました。1月30日-2月1日と、2月二日の昼間と3-5日の間白い噴煙が 600 m 上昇しました。警戒レベルは“1-5”段階の“3”。

Popocatepetl  | Mexico  | 341090 |  5393 m
1月27日に航空機から観測した処、火口は直径 300 m で深さは 150 m でした。火口内には溶岩ドームは認められませんでした。1月28日から2月5日までの間、
少量の火山灰を含む噴煙が連日81-207回発生しました。警戒レベルは「イエロー」

Reventador  | Ecuador  | 352010 |  3562 m
1月28日から2月5日まで、噴火や水蒸気や火山ガスの噴出を示す物を含めて地震活動は活発な状態が続き、時には火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 1 km まで上昇しました。
殆どの日に白熱岩塊が山腹を 600-800 m 転がり落ちるのが観測されました。

Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  |  300270 |  3283 m
1月25日から2月1日の間、溶岩ドームは成長を続け高温岩塊の岩屑雪崩と噴気活動が続きました。少量の火山灰を含む噴煙が高度 4-4.5 km に達し東或いは西に 415 km まで広がりました。航空カラーコードは「オレンジ」



Turrialba  | Costa Rica  | 345070 |  3340 m
1月28日から2月4日の間小規模ながら火口縁を越える火山灰の噴出がほぼ連日観測されました。2月1日の噴火では噴煙は火口縁の上空 1.5 km に達しました。2019年に入り活動は徐々に低下し、火山性地震が観測されない日もあります。日本時間7日17時頃の火口の様子を示すライブカメラ画像です。

以上