2015年4月9日木曜日

断層に伴う蛇紋岩と蛇紋岩粘土(断層粘土)



4月8日は珍しい寒波の来襲で、フィールドワークには不適な一日だったのだが、色々と事情が在ってこの日はフィールドワークを強行。しかしその甲斐あって貴重な体験。
断層粘土、それも蛇紋岩の断層粘土を観察。一番上と二番目がその画像。3番目は何方にも判るだろう蛇紋岩の大きな転石。雨で無かったら、この日では無かったならば観察出来なかっただろうとおもう。

2015年4月6日月曜日

黒崎の鼻 (6)

ローム層の大根畑の丘をぐるりと回って南側に行くと、前に示した石材の採掘跡がはっきりと観察出来ます。たったこれだけを採掘する為にこんな端っこを切り出す訳が無いので、今はもう失われていて想像し難いですが、ここには浪をよけながら作業するだけの岩礁が在ったのでしょう。
 人がいないので、歩きながら握り飯を食べていると何処からか沢山のトンビが集まって威圧して来ます。結構近くまで来るので少々怖いです。
 採掘の跡はかなり風化していますが方々に残っています。但し、この付近は遺跡も有り、戦争遺跡もあるので結構区別が大変です。

 これは戦争遺跡のひとつでしょう。城ケ島では関東大震災で1.5m隆起しているので、この付近も以前は渚に近かったのに違いありません。天井はかなり風化しているので崩落の危険があります。入らない方が良いですね。