2013年1月29日火曜日

成東石 (2)


岩の表面の浸食模様です。丁度画面にどんぐりの実が落ちて居ましたので、これをスケールに変えました。好い加減なスケールですが、それほど真剣に考えなくてもいいかなと思いましたので・・・
成東石は実は他にも産地があるらしい事が判ったのですが、古い地名でしか資料が無いので現在その地域の捜索中です。

2013年1月27日日曜日

山武市成東波切不動尊:成東石

千葉県の九十九里浜にほど近い山武市成東地区。成東駅の西側に小高い丘が在り崖に沿って「波切不動尊」が鎮座。この丘を作るのがこの「成東石」。石灰岩の風化に似た景観を見せているが、貝化石などから溶け出したカルシュームにより凝灰質砂の地層が固結させられたものらしい。山武市教育委員会の掲示板には縄文海進時に岩が形成された様に書かれているが、実際は縄文海進で地層から洗い出されて来たものだろう。分布範囲はかなり狭いらしい。
生痕化石や、貝殻、有孔虫等が含まれて居る。石灰質凝灰岩。飯岡石とは産状が異なるがセインとしては似ているかもしれない。そうそう、飯岡石もご紹介するのを忘れていたので、この成東石の跡に少し纏めてご案内しよう。