2014年5月31日土曜日

岩井袋 (3) 偽礫とスコリア

 前の画像の偽礫の部分とスコリアの部分を拡大して再掲。伊豆諸島の倍モーダルな玄武岩質と流紋岩質の厚い降下物がぎっしりと堆積している。特にスコリア層の厚い層が多く存在する。

2014年5月29日木曜日

岩井袋 (2) スコリアの厚い堆積

岩井袋の海岸には房州石の産出層準と異なり、この様な黒色のスコリア層が厚く堆積している部分が増えて来る。これは前の画像とほぼ同じ場所。

2014年5月27日火曜日

岩井袋 (1) 北の岬の生痕化石

勝山漁港から山を越えて(越える道は無いのでぐるりと回って)国土地理院地図の“35.104145,139.826692”に行くと、全体ではないが一つの凝灰岩層にこの様に生痕化石らしいものが密集している。余程この火山灰層に美味しいものでもあったのか、それとも他の上下の層にも生痕化石が在るのだが、色や硬さの差で気付きにくいのか?興味深い。
国土地理院地図で“”で囲んだ座標をして「移動」をクリックすれば、その位置を示してくれる。右上に「表示」キーが在りこれをクリックすると「中心位置の十字線」があるので、これを利用する事。
新しいデータベースで露頭を示す時はこの座標を登録するとスペースが有効利用出来そう。

2014年5月26日月曜日

日光市のかもしか石:勝手にネーミング

もう古い昔の事だけれど、足尾方面を良く歩いていた。此処は渡良瀬川の既に日光市に入る原向の付近だと思ったが、河川敷の藪の中を歩いて居たら突然目の前に大きなカモシカが現れて、ひるんだことが在ったが、良く見るとこの石だった。その頃は未だ周辺に雑木林が茂っていて、反対側から見るとまるで顔が在る様に見えた。今回は渓谷鉄道側から撮影したので、牛が草原で寝転んでいる様に見える。これは多分沢入花崗岩。この直ぐ上流にはチャートの折れ曲がった露頭や変成岩の露頭が在る場所だ。
昔、と言っても10年前ぐらいだが、韓国岳の近くでやはりデカイ鹿と向き合った事があって、これは怖かった。結局その時は一つ山に登り損ねた。
歳を重ねると何を見ても思い出が浮かんでしまう。
明日からは岩井袋の地質を始めよう。
枕状溶岩の画像集を作る事にしたので古い画像から露頭毎に画像を抽出していたら、懐かしい画像が出て来たのでこれを追加した。これが突然目の前に現れたらまさか岩石だとは・・・・

2014年5月25日日曜日

渡瀬渓谷鉄道から眺める枕状溶岩露頭

枕状溶岩の露頭画像は本来は私のもう一つのブログ「まくら状溶岩の露頭」に掲載するのが筋だが、たまには良いか!
カミサンが以前からトロッコ電車に乗りたいと言っていたので、昨日早朝に桐生に出掛けた。
桐生市内は枕状溶岩の宝庫で随分と通ったものだが、2011年以前が殆どなので最近は余り足を向けて居なかった。9時過ぎの電車で一端「間藤」まで行き、此処で「カラミ煉瓦」の画像を少し丁寧に撮影しておこうと思ったのだが、車で走るのと歩きでは距離感が違い過ぎて、駅近くの水力発電所跡地のチャートの露頭と、石垣に使われている足尾流紋岩類の中のザクロ石(らしい)を観察して40分ほどで駅に戻り、上りのトロッコ電車に乗車。
上の画像は水沼駅のやや上流の緑色岩露頭。この付近、上流側の道路橋から下流は廃止になったらしいキャンプ場の下流左岸までかなり広い範囲に緑色岩の露頭があり、良く観察すると枕状熔岩特有の形状が見てとれる。私は荒神山(624m)に大きな岩体があると思っている。道路への巨大な落石が枕状溶岩だった。
トロッコ電車の良い処は窓ガラスが無い事で、電車の揺れは、カメラをスポーツモーd-で撮影すれば揺れを無視してかなりシャープな画像が撮れるので、車中から露頭をチェックする時には便利だ。