2018年5月12日土曜日

キラウエア火山:水蒸気爆発の懸念が

様々な要素が絡まるので、不確定要素が多過ぎるのだが、ERZでの割れ目噴火がハレマウマウ火口の溶岩湖のレベル低下を引き起こしている。溶岩のレベルが600m程度下がると、地下水位とほぼ等しい状態になる可能性が指摘されており、もし、火道内に地下水が入ると水蒸気爆発が起こる可能性が指摘されている。
以下はその危険性を説明する報告書のヘッドラインと、主要画像。

溶岩湖レベルの低下傾向を示すグラフ

前回(1924)の不維持噴火の際の噴石の飛散状況と溶岩に覆われた地域を示す図

火口周辺の火山灰の降り積もった厚み

2018年5月11日金曜日

気象庁の火山監視カメラ「霧島山(硫黄山南)」が回復!!

硫黄山の噴火以来長らく見えない状態だった硫黄山南のカメラが回復して勢いよく噴出する水蒸気を捉えています。霧島関係の6カメラの中の5カメラの画像をご紹介。





以下、新燃岳



以上

2018年5月10日木曜日

GVP 火山活動情報の概要:5月2日⇒8日;17火山

これはスミソニアン博物館のGVPにより毎週公開される火山活動情報の概要を抄訳してご紹介するものです。原文は下記に在り、毎週木曜日の午前7時に更新されています。
http://volcano.si.edu/reports_weekly.cfm

New Activity/Unrest
Ibu  | Halmahera (Indonesia)  | 268030 | Elevation 1325 m
5月5日0622時に噴火により火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 600 m まで上昇しました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。北側の 3.5 km とそれ以外の半径 2 km 以内は立ち入り禁止

Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  |  | Elevation 1513 m
4月28日と5月2-3日に爆発的噴火により生じた火山灰を含む噴煙が、高度 5.5 km まで上昇しました。微弱な熱異常が5月3日に観測されています。航空カラーコード「オレンジ」

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
⇒非常に長文なのですが、既にFBでは逐次割れ目火口の開口状態等を御案内しているので恐縮ですが大部分を省略させて頂き、代わりに、ハワイ時間で8日午前8時に“HVO”から重要なアナウンスが流れていますので、これを御案内します。
Issued: Wednesday, May 9, 2018, 8:02 AM HST
“Kīlauea”山頂火口の“ Halema‘uma‘u”内の"Overlook crater" の溶岩湖のレベルが継続的に低下し続けていますが、これにより近い内に爆発的噴火が生じるポテンシャルが高まっています。溶岩湖のレベルがキラウエアカルデラの地下水位以下に下がってしまうと、地下水流れが火道内に流れ込む可能性が有り、水蒸気爆発を引き起こす可能性が有ります。この爆発により火砕物がキラウエア火山の山頂から“ Halema‘uma‘u”周辺に飛散し被害をもたらす可能性が有ります。現時点では、確実に爆発的噴火が起こか、どれほどその爆発が大きなものか、どれだけの期間に亘って継続するのか申し上げられません。山頂付近の住民は降灰の危険について学び、塀さ区域に関する情報に注意して下さい。
Blogの皆様は恐縮ですが、ハワイ火山観測所の下記ウエブサイトをご覧下さい。割れ目火口の開口状態の推移等を示す地図や画像、動画などがあります。
画像と動画:Photo & Video Chronology
https://volcanoes.usgs.gov/volcanoes/kilauea/multimedia_chronology.html
地図:Maps 割れ目火口の開口順等
https://volcanoes.usgs.gov/volcanoes/kilauea/multimedia_maps.html

4月23日から5月5日の間に、山頂火口の火口底は約 10 cm 沈下しました。この沈下傾向に伴い、4月30日には“Overlook”火口の溶岩レベルは火口縁から 128 m 下まで低下しました。5月4-5日にはM6.9の地震に呼応して、M2-3の地震が152回記録されました。5月5日には火口壁の崩壊による岩片の落下により、火山灰を含む噴煙が上がりました。・・・割れ目火口“7”からの溶岩流は北東に 260 m まで広がり、溶岩湖のレベルは引き続き低下し続けています。・・・報道に拠れば溶岩は既に 36,000平方メートルを覆い尽くしたとされています。・・・5月8日の0700頃には、リフトゾーンの噴火は停止しました。割れ目火口列はおよそ 4 km の長さで、相変わらず大量の火山ガスを噴出しています。5月8日、市長はこれまでに35の家屋が破壊されたと公表しています。
(現地時間5月9日0827時の落石による噴煙)
Image courtesy of HVO/USGS 。画像圧縮済


Marapi  | Indonesia  | 261140 | Elevation 2885 m
5月2日0703時に濃密な灰色の火山灰を含む噴煙を火口縁の上空 4 km まで上昇させました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。山頂から半径 3 km 以内は立ち入り禁止。

Osorno  | Chile  | 358010 | Elevation 2659 m
4月中に、徐々に地震の強さと発生数が増加しているので、5月8日に警戒レベルを「イエロー」に引き上げました。地震発生は主に北西側山腹に集中しています。観測された294の地震の中で最大のものは“M3”で火口から北西に 2 km の地点で、深さ 3.3 km に震源がありました。
⇒初出:GVPのこの火山に関する情報は下記。余りデータは有りませんが、1869年に噴火が記録されています。
http://volcano.si.edu/volcano.cfm?vn=358010

Piton de la Fournaise | Reunion Island (France)  | 233020 | Elevation 2632 m
4月27日に“Rivals Crater”の割れ目火口から噴火が始まり、5月8日まで継続しています。5月3日の野外調査で中央の火口からのスパッターの発生を確認しています。中央火口からの溶岩チューブはしばしば破裂します。中央火口は5月6日に閉鎖されました。7日に赤熱が観測されました。

同じカメラの昼間の状態


Ongoing Activity
Aira 桜島 | Kyushu (Japan)  | 282080 | Elevation 1117 m
⇒気象庁のサイトを参照下さい。火山灰を含む噴煙は火口縁の上空 2.8 km まで上昇しています。

Bagana  | Bougainville (Papua New Guinea)  | 255020 | Elevation 1855 m
5月8日、火山灰を含む噴煙が高度 2.1 km まで上昇しました。

Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
5月4日2149時に弱い噴火が地震と空振から観測されました。噴火により生じた火山灰を含む噴煙は、高度 6.7 km まで上昇しました。航空カラーコードは「オレンジ」に引き上げられましたが、他に特段の活動が見られないので6日に「イエロー」に引き下げられました。

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
5月2-8日の間、火山灰を含む噴煙が高度 1.5-3 km に達しました。

Ebeko  | Paramushir Island (Russia)  | 290380 | Elevation 1103 m
5月1-3日の間、噴火により火山灰を含む噴煙が高度 2.8 km に達した事が観測されましたが、航空カラーコードは「オレンジ」を維持しています。

Klyuchevskoy  | Central Kamchatka (Russia)  | 300260 | Elevation 4754 m
5月8日1150時に火山灰を含む噴煙が高度 5-5.5 km まで上昇しました。航空カラーコードは「オレンジ」に引き上げられました。

Pacaya  | Guatemala  | 342110 | Elevation 2569 m
5月1-2日にストロンボリ式噴火が発生し、噴石は火口縁より 50 m 上空まで放出されました。500 m に達する溶岩流は北西に向かっています。夜間には火映が観測されます。4日には活動は活発化し、爆発により噴石は 80 m 以上まで噴出しました。溶岩流も流下し続け 600 m に達しました。ストロンボリ式噴火では噴石は火口縁の上空 15 mまで吹き上がり、夜間には火映が変わらず観測されます。

Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
前の週に比べて活動は活発化し、4月30日から5月6日の間は連日25回の爆発が生じています。火山ガスと火山灰を含む噴煙は火口縁の上空 2 km まで上昇し5月6日の観測に拠れば、亜硫酸ガスの放出量は日量で 2,662 トンに達しています。半径 12 km 以内は立ち入り禁止。

Santa Maria  | Guatemala  | 342030 | Elevation 3745 m
5月の1-2日と5-6日に“ Santiaguito”溶岩ドームでは地震活動を観測し、生じた火山灰を含む噴煙は 600-700 m 上昇し、岩屑雪崩が溶岩ドームの南東側山腹を下りました。

Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
4月28、30日と5月2日に弱い熱異常が観測されています。航空カラーコードは「オレンジ」が維持されています。

Suwanosejima 諏訪之瀬島 | Ryukyu Islands (Japan)  | 282030 | Elevation 796 m
5月2日と4日に爆発が観測されています。
以上
FBでご紹介するライブカメラ等の画像は以下の通り
“Ambrym/Benbow & Marum volcano”,

“Fuego”,

“Stromboli(2)”,

昼間のストロンボリ式噴火は黒煙だけが見えます。

“大雪山(特に異常が生じていない火山も通常の噴気状態の確認用に配信しています)”,

“霧島山系新燃岳”,

“霧島山系硫黄山(2)”です。

水蒸気の噴煙が右上の方角に高くまで上昇しています。この直後に風向きが変わり、上昇していた噴気は消えました!

2018年5月9日水曜日

割れ目火口 (5) :新しい割れ目火口⑬と⑭が開きました。

ハワイ現地時間の 0247 に、割れ目火口の①と⑥の間に新しい“F13”が開口し溶岩を流出させていましたが午後五時には流出が停止しました。また、現地には USGS の職員が監視していましたが、両方の割れ目火口共に午後の短い時間に活動しただけだそうです。

割れ目火口の分布図が更新されたので併せてご紹介します。サイズを小さくしています

右下の部分を抜粋したものは下記

“Image courtesy of HVO/U.S. Geological Survey”

磐梯山の火山活動解説資料がUPされました!

5月8日1700時に、「火山性地震が一時的に増加し、1400時時点で51回を数えた為」、火山活動解説資料が発行されました。原文は下記に在ります。
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/monthly_v-act_doc/sendai/18m05/201805081700_215.pdf
5頁の構成ですが、最初の頁の主文、

2頁 第一図の「磐梯山 火山性地震の発生状況」、

3頁、第三図「磐梯山 地震活動図:2000年以降の震源位置図を抜粋して御案内します。

詳細については原文を参照下さい。

ハワイの割れ目噴火 (4) Cracks and fissures in lower East Rift Zone:現地5月8日追加公表

道路に生じたクラックの調査風景画像が二枚公表されています。
ハワイの現地時間 5月8日の朝に、HW130(対面交通の片側一車線の道路の様ですが)近くの脇道で道路に生じたクラックをチェックしているUSGS職員の様子が写されており(要するにスケール)全体の圧縮と、

クラック部分を抜粋しトリミングした画像。

130号のクラックの一つは過去24時間で4cm拡大したと書かれています。
もう一枚は“F10”の画像で、今の処溶岩の流出は発生していないのですが、地下 1 m 付近では白熱しているのだそうです。これも、圧縮画像と、

クラック部分のトリミング画像をご案内します。

“Image courtesy of HVO/U.S. Geological Survey”
原画は何時もの下記サイトにあります。(アドレスは固定です)
https://volcanoes.usgs.gov/volcanoes/kilauea/multimedia_chronology.html

2018年5月8日火曜日

ハワイの割れ目噴火 (3) Thermal map of the Leilani Estates fissures(Hawaii) 5月8日

 今日:5月8日に新しく開口した“F11”及び“F12”を記載した熱画像地図が公開されました。原画は 8.8MB のサイズで、これは私のパソコンが瀕死の状態なので遅いのかもしれませんが、4分も掛ってしまったので、
①:画像サイズを小さくしたもの、

②:新しい開口部付近の抜粋、

③:最も活発な溶岩流が生じている付近を抽出して御案内します。

画像は、当所は衛星画像でしたが、その後は、ヘリで飛び回って熱画像を撮影し、これを合成したものだそうです。明るい部分は高温で活発な溶岩の表面流が生じている部分を意味します。赤文字の“F”を冠した数値が割れ目の開口順を示しています。黄色い文字は通りの名称です。
 "Image courtesy of HVO/U.S. Geological Survey"
元画像は下記にあります。
https://volcanoes.usgs.gov/volcanoes/kilauea/multimedia_maps.html

2018年5月7日月曜日

ハワイの割れ目噴火 (2) HVOのデータの紹介

観測体制が整っているハワイの地質調査所HVO/USGSでも今回の割れ目噴火の急拡大には多少の情報の錯綜が有った様で、割れ目噴火の開口部の地図の改訂版が公表された。最初にその全体図を、データが大き過ぎるので少し縮小したものを下記に引用する。5月6日現地時間午前6時現在のデータ。
次に、これでは詳細が見難いのでその中の今回の割れ目噴火口が開口した分布の部分を、抜粋したものが下記。何れもHVOのサイトで公開されている。その後、公開された衛星画像による熱分布から割り出された溶岩流は、殆ど②と⑦の中間からの流出となって居る。
前回、引用したものと、少し順位が異なっており、①から⑤の間は多少ランダムなのだが、ERZに沿って最も“Kapoho”側の⑥が魁皇してからは、⑦⇒⑧⇒⑨⇒⑩と徐々に標高の高い、火口側に向かって移動している。
⑥辺りで亀裂が閉塞し内部通路にマグマが滞留し、火口側の弱い部分で開口している様に見えるが、さてこの後はどのような事に成るのか?このままで、流出する溶岩の流れが増加して供給量とバランスするのか、更に開口部が増加するのか?興味が惹かれる。溶岩の流出地帯の航空機からの画像は、この噴火の怖さを掻き立てる。
Image courtesy of HVO/USGS
https://volcanoes.usgs.gov/volcanoes/kilauea/multimedia_chronology.html
https://volcanoes.usgs.gov/volcanoes/kilauea/multimedia_maps.html




2018年5月6日日曜日

GVP 火山活動情報の概要:4月25日⇒5月1日;23火山

GVPの火山活動情報の概要をご案内します。今回は情報量が多いので、国内火山の情報は全て気象庁のサイトを参照下さい。この間に公表された火山活動解説資料は全てFBで要部を抜粋して配信済です。
New Activity/Unrest
Ibu | Halmahera (Indonesia) | 268030 | Elevation 1325 m
4月30日1822時に噴火により暗灰色の火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 500 m まで上昇しました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。

Karymsky | Eastern Kamchatka (Russia) | | Elevation 1513 m
1月27日以来噴火は発生せず、熱異常が最後に確認されたのは3月26日であり、その後活動は低調なままで推移しており、航空カラーコードを「グリーン」に引き下げました。4月28日の1825時に爆発的噴火が発生し、警戒レベルを「オレンジ」に引き上げました。火山灰を含む噴煙は高度 5.5 km まで上昇しました。

Kilauea | Hawaiian Islands (USA) | 332010 | Elevation 1222 m “Kilauea’s Overlook”火口では溶岩湖液面の上昇と降下が繰り返しています。溶岩湖の液面は溶岩流が流れ出せるほどに上昇し、27日に“ Halema'uma'u”火口内に溢れ出しましたが、暫くして新しく築かれた溶岩堤防よりも 15-16 m 下まで下がりましたが、再び“Overlook”火口縁のギリギリまで上昇しました。4月21日以来火口底の 2/3 は新しい溶岩で埋め尽くされています。“Episode 61g”溶岩流は活動中の火口から 2 km 以内の“ Pulama pali”で活発な動きをしています。地震の発生数は増加し、地表面の変状が4月30日100時に観測され、その後隆起と溶岩湖レベルの上昇が観測されました。数分間の時間差で火口縁の二ヶ所が崩壊し、更に1520時に次の崩壊が始まり1時間程度継続しました。天候が悪く目視観測が不利な状態ですが、ウエブカメラが西側の火口壁の崩壊を引き金に生じた小さな爆発を捉えました。1800時には地震活動は旺盛なままですが、地盤の変状は突然緩やかになりました。大量の赤い火山灰が崩壊に伴い生じて火口の周辺に堆積しました。“ Pu'u 'O'o’s”火口底の崩壊に伴い地震活動と地盤の変状は“East Rift Zone”に沿って 9-16 km の広い範囲に広がり、地震活動の領域は高速130号の付近まで達し、マグマが流れ出た事を示唆していました。5月1日0830時に活動は一挙に低下し、航空機からの観測で、新しい、ほぼ連続した、 1 km の長さの割れ目が“ Pu'u 'O'o”の西側に発見されました。割れ目火口からは水蒸気が発生し、新しく流れ出した溶岩とスパッターのパッドで区切られています。熱画像での観測では5月1日に火口底は少し沈降した様です。
⇒下記に、割れ目火口からの水蒸気の噴気の模様(FB既報)と、その一部分の溶岩が溢れた様子を示す画像があります。

⇒下記に地殻変位を示す干渉縞図があります。


Kirishimayama 硫黄山 | Kyushu (Japan) | 282091 | Elevation 1700 m

Kusatsu-Shiranesan 草津白根山 | Honshu (Japan) | 263120 | Elevation 2165 m

Marapi | Indonesia | 261140 | Elevation 2885 m
4月27日に水蒸気爆発が発生し火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 300 m に達しました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”

Piton de la Fournaise | Reunion Island (France) | 233020 | Elevation 2632 m
4月21日に急激に地震活動が活発化し、23日もその状態が継続しています。27日の2015時から更に活発化し、急速な地盤の変形を伴い始め、マグマが地表に向かっている事を示しています。2350時に噴火の始まりを告げる鳴動音が聞こえました。ウエブカメラが捉えた最初の噴火画像は28日の0015時でした。噴火は“Rivals Crater”火口の割れ目に代わって、“ Dolomieu crater”の南西側です。0830時から航空機で観測した処、四つの割れ目火口が口を開き、その一つは火口を横切っています。溶岩噴泉は四つの割れ目の全体から高さ 30 m まで吹き上げており(以下長いので省略します。)
⇒この抄訳を作成中も“Piton Basaites”ライブカメラで小さな火映らしきものが観察されます。更新間隔が不明ですがたまに見ると赤い部分の形状が変化しているのが判ります。下記をスクロールして“Piton Basaltes”をご覧下さい。小さ過ぎて迫力は全く在りません。
http://fournaise.info/webcams-piton-de-la-fournaise-reunion/
4月3日の噴火画像が下記にあります。
http://fournaise.info/eruption-3-avril-2018/

San Cristobal | Nicaragua | 344020 | Elevation 1745 m
4月22日1320時に小規模な爆発が在り火山ガスと火山灰を含む噴煙が800m上昇しました。

Semeru | Eastern Java (Indonesia) | 263300 | Elevation 3657 m
4月に短時間の限られた範囲での噴火が発生し火山灰を含む噴煙が高度 3.4 km に達しました。

Ongoing Activity
Agung | Bali (Indonesia) | 264020 | Elevation 2997 m
4月30日2245時に火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 1.5 km まで上昇しました。警戒レベルは“1-4”段階の“3”

Aira 桜島 | Kyushu (Japan) | 282080 | Elevation 1117 m

Dukono | Halmahera (Indonesia) | 268010 | Elevation 1229 m
4月25日から5月1日まで噴火に伴い火山灰を含む噴煙が高度 1.5-2.1 km に達しました。

Ebeko | Paramushir Island (Russia) | 290380 | Elevation 1103 m
4月21-25日の間、火山灰を含む噴煙が高度 2.5 km まで上昇しました。航空カラーコードは「オレンジ」

Kikai 薩摩硫黄島 | Japan | 282060 | Elevation 704 m

Pacaya | Guatemala | 342110 | Elevation 2569 m
4月27-28日に地震活動が活発化し中規模~大規模な爆発により噴石が火口縁の上空 150 m まで噴出しました。2010年の割れ目火口から溶岩が流出し500 m まで前進。

Popocatepetl | Mexico | 341090 | Elevation 5393 m
4月25日から5月1日の間、連日 63-11回、たまに火山灰を含む水蒸気と火山ガスの噴出が発生し夜間には火映が観測されました。25-29日の間は少なくとも5回以上の爆発が観測され、噴煙は火口縁の上空 1 km に達しました。警戒レベルは「イエロー」

Reventador | Ecuador | 0.077°S, 77.656°W | Elevation 3562 m
4月24日-5月1日の間地震活動は活発で、水蒸気、火山ガス、火山灰を含む噴煙はしばしば火口縁の上空1 km に達しました。27日には白熱岩塊が山腹を800m転がり落ち、小規模の火砕流が東側の山腹を下りました。

Sabancaya | Peru | 354006 | Elevation 5960 m
相変わらず活発な活動が継続しており、23-29日の間は連日22回程度の爆発が生じました。火山ガスと火山灰を含む噴煙は 2 km 上昇しています。

Sheveluch | Central Kamchatka (Russia) | 300270 | Elevation 3283 m
4月21日と23-25日に熱異常が観測されており、航空カラーコードは「オレンジ」

Stromboli | Aeolian Islands (Italy) | 211040 | Elevation 924 m
4月24日に“Stromboli’s south-central crater terrace area”で強い爆発が発生し、1105時に発生した最初の爆発では大量の火山灰を生じ、白熱岩塊や巨大岩塊を250 m 上空まで噴出し山頂付近に落下しました。1106時の噴火は普段の溶岩噴泉で、1110時の最後の噴火では最初のものよりは強く火砕物を噴出しました。

Suwanosejima 諏訪之瀬島 | Ryukyu Islands (Japan) | 282030 | Elevation 796 m

Turrialba | Costa Rica | 345070 | Elevation 3340 m
4月26日0700時に噴火が発生し小さな火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 300 m まで上昇しました。

Yasur | Vanuatu | 257100 | Elevation 361 m
現在の噴火活動は火口内に限定されているので警戒レベルは“0-4”段階の“2”を維持し、火口から半径 395 m 以内と貿易風により火山ガスと火山灰が届く範囲もは立ち入り禁止。
以上
本日ご紹介するライブカメラ画像は以下の火山です。尚、クベルトのライブカメラのサイトが登録しないとアクセス出来なくなりましたが、ロシア語のサイトをチョコチョコ翻訳しながら登録サイトを探していますが
今の処、手に負えない状態が続いています。
“Kizimen”,

“御嶽山”,

“口永良部島”,

“新燃岳”です

ハワイ:割れ目噴火

Googleの画像地図を利用させて頂いて、どのくらいの住宅が在るのか見てみました。直ぐ近くに“Pawai Crater”と“Puuienna Crater”が見えます。何時頃の活動火山なのか調べても出て来ないので、かなり古いので、“Punchbowl Crater”の上に住むのと同じ様な感覚なのでしょうが、火山的に見て「弱線」と思われる地域に余りにも近過ぎる様な感じですね。

割れ目火口の追記がされた改訂版の地図の元図のサイズが大きいので部分拡大図と併せて御案内します。

HVOのサイトに、5月4日に撮影された動画等も沢山UPされていましたので御案内します。住民と観光客を意識しているのか HVO は動きが早いですね!
動画類
https://volcanoes.usgs.gov/volcanoes/kilauea/multimedia_videos.html
地図:改訂版も出ています。
https://volcanoes.usgs.gov/volcanoes/kilauea/multimedia_maps.html