2018年6月23日土曜日

GVP 火山活動情報の事

何時からこの情報の概要を御案内する様になったのか記憶はないが、初めてGVPのこの手の情報を目にした時は、文章の区切りが全く判り難いテキストファイルで苦労したが、この様な情報の宝庫が在る事には驚いた。
ネットで過去の情報が簡単に手に入るようになってから、データの保存も随分形を替えた。2014年からエクセルに火山情報の星取表を造り始めて231週が過ぎた。星取表には、地球上の火山として認知されている1500余りの火山から224の火山名がリストアップされているが、この内54の火山については2014年以降一度も噴火活動に関する情報は掲載されていない。従って過去4年半と云う地質学上の歴史感覚からいうと、稲妻の光る一瞬とも思える時間の中で噴火記録は170火山だけに在る。
毎週掲載される火山名の平均値は18.7火山。最大は2015年4月の31火山、少ない時は12火山。この231週間、毎週必ず掲載されたのはキラウエア火山。1回抜けは、カムチャツカの“Shiveluch”火山。100回以上掲載された比較的この時期に活発だった火山は、 カムチャツカの“Shiveluch”(230), インドネシアの“Dukono”(202), “Sinabung”(183), 桜島(162), カムチャツカの“Karymsky”(141), メキシコの“Colima”(124), カムチャツカの“Karymsky”(103), 程度。意外と少ない。
さて、記憶に残る火山画像の幾つかをご紹介して老人のたわごとを終えよう。画像の解説は無し!
Image courtesy of Icelandic Met Office

Image courtesy of Icelandic Met Office

Image courtesy of NASA Earth Observatory

Image courtesy of CVO/USGS

Image courtesy of CVO/USGS

Image courtesy of NASA Earth Observatory

以上

GVP火山活動情報の概要:6月13日⇒19日;18火山

Activity for the week of 13 June-19 June 2018
New Activity/Unrest

Fernandina  | Ecuador  | 353010 | Elevation 1476 m (FB既報)
6月16日0837時から群発地震が始まり、島の北西側の深さ 4 km に震源を持つ最大M4.1を含む M2.5 以上の9回の地震が観測されました。噴火は 1100 ~ 1115 の間に始まった事が付近を航行中の船舶に乗船していたガイドからの報告と、衛星画像で確認された熱異常で確認されました。噴火は、山腹の北北東方向の放射割れ目から始まり、少量の火山灰を含む火山ガスを 2-3 km の高さまで吹き上げ、西北西に 250 km 以上まで広がりました。溶岩流は数時間の内に海岸線に達しました。二日後に強力な噴火活動は収まり、同時に熱異常もやや収まりましたが、いまだに強い状態を維持していますが、亜硫酸ガスの噴出量は低下しました。
⇒近くの“Sierra Negra”火山が噴火した様です。
⇒以下の“Photo Gallery”に過去の画像が有ります。
http://volcano.si.edu/volcano.cfm?vn=353010
⇒この火山のスペイン語(だと思う)の火山活動情報は下記で閲覧できます。
http://www.igepn.edu.ec/

Fuego  | Guatemala  | 342090 | Elevation 3763 m
この期間中にフエゴ火山から、6月3日以降に火砕流等で堆積した火山灰を含む、大型でしばしば高温で水蒸気と硫黄臭を伴うのラハールが発生しましたが、ラハールは"Cenizas (SSW), Las Lajas (SE), Mineral,Santa Teresa (W), El Gobernador, and Taniluyá (SW) ”峡谷を流れ下りました。ラハールの規模は、幅 20-45 m , 深さ 3 m 程の規模で、しばしば直径 3 m 以上の岩塊や樹幹や枝葉も運びました。6月14日にはラハールが"Morelia (9 km SW), Panimaché I and II (8 km SW), Santa Sofia (12 km SW), El Porvenir (8 km ENE)”等の街を襲い軍隊に救助を要請した。17日の午後に“Pantaleón”川の水位が上昇しました。6月16~19日の間は連日、毎時7回以上の爆発が発生し、火山灰を含む噴煙は火口縁の上空 1.2 km 以上上衝しています。爆発の幾つかでは半径 10 km 以内で爆発音が聞こえています。岩屑雪崩が17-18日に“Santa Teresa, Las Lajas, and Cenizas”等の峡谷を下り、火山灰の噴煙が生じ、19日には"Panimache, Morelia, Sangre de Cristo, and finca Palo Verde”等に降灰をもたらしました。多数の人々が6月3日の火砕流で亡くなりましたが、判明しているのは110名であり、他にも197名が行方不明です。また、12,823が避難しています。

Great Sitkin  | Andreanof Islands (USA)  | 311120 | Elevation 1740 m
衛星画像によりごく短時間の水蒸気爆発が6月10日に発生し、山頂火口の形状が小規模ながら変化し、新しい小さな火口が主火口の北側に開口し、ました。主火口の北側に新しい噴気口が開口し以前より強い水蒸気を噴出しました。地震活動は15~16日に通常レベルまで低下しました。
⇒この火山については“AVO”のサイトを参照下さい。1998年に発行された“CATALOG OF THE HISTORICALLY ACTIVE VOLCANOES OF ALASKA(全104頁)の79-81頁に少し記述があります。GVPの方が詳しいかもしれません。
http://volcano.si.edu/volcano.cfm?vn=311120
https://www.avo.alaska.edu/volcanoes/volcinfo.php?volcname=Great%20Sitkin

Ibu  | Halmahera (Indonesia)  | 268030 | Elevation 1325 m
14~19日の間、白色から灰色の噴煙が火口縁よりも 200-600 m上空まで噴出していました。警戒レベルは"1-4”段階の“2”で、火口から半径 2 km 以内は立入禁止です。

Ongoing Activity

Agung  | Bali (Indonesia)  | 264020 | Elevation 2997 m
6月13日1105時に濃密な火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 2 km まで上昇し西に拡散しました。地震観測データから噴火は2分12秒で終わり、別の噴火が15日の2115時に観測されました。天候が霧の多い状態の為に噴煙の到達高度は不明ですが西側に降灰しました。警戒レベルは“1-4”段階の“3”で、半径 4 km 以内の立ち入り禁止区域は変わりません。

Aira 桜島 | Kyushu (Japan)  | 280080 | Elevation 1117 m
6月11から15日までの間に南岳で8回の噴火が発生し火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 1.6 km まで上昇した。6月16日1719時に爆発的噴火が発生し、火山灰を含む噴煙は高度 4.7 km まで上昇しました。(2017年5月2日以来、高度 4.0 km に達したのは初めてです)火砕流が南西側山腹を下りました。これ以前に観測された火砕流は4月1日の昭和火口からのものが最後でした。警戒レベルは“5”段階の“3”

Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
6月13-19日の間、低レベルの不穏な状態が続きました。天候状の条件が良い時には衛星画像で表面温度の上昇が観測されていました。
地震観測や空振に異常は観測されていません。航空カラーコードは「イエロー」

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
衛星画像の情報から、13-17日の間、火山灰を含む噴煙が高度 1.8-2.1 km に達していた事が報告されました。

Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  | 300130 | Elevation 1513 m
5月20の衛星画像で熱異常が観測されました。航空カラーコードは「イエロー」に引き下げられました。

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
“ Kilauea’s Lower East Rift Zone (LERZ) ”地区と“Overlook Crater within Halema`uma`u Crater”での活動は継続しています。
溶岩噴泉とスパッターの発生は割目火口“8”に集中しています。流れ出す溶岩は“ Leilani Estates and Lanipuna Gardens subdivisions”で広がりかっての“Kapoho Bay”であった領域を埋め尽くして海中に投じています。少量の溶岩が割れ目“ 16/18 ”で時折観測され、スパッターの発生が割れ目火口の“6 と 16”で発生しています。ハワイ州“ Civil Defense ”に拠れば 553件の住居が溶岩流により破壊されています。火口底と火口壁における内側へのスリップと陥没は、山頂での陥没とマグマの低下に従って続いています。水蒸気の噴煙が割れ目火口とその周辺から続いています。火口を取り巻く周辺のクラックからは水蒸気の噴煙が立ち上り、山頂での爆発周囲連日続き、火山灰を含む噴煙は高度 3 km まで上昇しています。6月18日の0613時に住民から地震と地鳴りが聞こえたと報告が入り、後で降灰が生じました。割目火口8の溶岩噴泉は安定しており、高さ 52 m に達した火砕丘の上 60 m まで噴出しています。女神ペレーの毛髪やその他の火山ガラスは“Leilani Estates”内に堆積し海に流れ込んでいます。時折、主要溶岩流から脇道へ少量の溶岩が流れ出しますが、殆どの溶岩流は太平洋に流れ込んで大量の水蒸気を噴出しています。溶岩デルタの面積は6月16日現在で 130 ヘクタールです。“Laze”の噴気は海に流れ込む何処でも発生します。溶岩デルタの先の熱湧昇領域では溶岩流が海底を流れているのでしょう。

Klyuchevskoy  | Central Kamchatka (Russia)  | 300260 | Elevation 4754 m
13-14日に弱い熱異常が衛星画像で観測されています。航空カラーコードは「オレンジ」。

Langila  | New Britain (Papua New Guinea)  | 252010 | Elevation 1330 m
衛星画像等の情報から6月17日に火山灰を含む噴煙が高度 2.4 km まで上昇し西に広がった模様です。

Pacaya  | Guatemala  | 342110 | Elevation 2569 m
6月13日と16-18日にストロンボリ式噴火が“Pacaya’s Mackenney Crater”火口で発生し、火砕質などを火口縁の上空 50 m まで噴出しました。火山灰の噴煙は山頂上空 3.5 km まで上昇しました。

Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
11-17日の間、この火山は連日平均 19 回の爆発的噴火を繰り返し、火口縁の上空 1.4 km まで吹き上げました。熱異常も観測されており、6月14日に計測された亜硫酸ガスの量は日量で4,300トンでした。火口から半径 12 km 以内は立ち入り禁止です。

Santa Maria  | Guatemala  | 342030 | Elevation 3745 m
6月13日、ラハールが南側山腹の“Nimá I drainage”峡谷を流れ下りました。ラハールは幅15-18 m 、深さ 1-2 m で直径1.5 m の岩塊や樹木を運びました。火山から西北西に 18 km の“ Quetzaltenango ”には、雨が続き、ラハールの危険が強まった為に16日に警戒警報が布告されました。16-18日に弱い噴火が発生し、火山灰を含む噴煙が溶岩ドームコンプレックスの上空 700 m まで上昇しました。

Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
弱い熱異常が衛星画像で13-14日に観測されています。航空カラーコードは「オレンジ」。

Sinabung  | Indonesia  | 261080 | Elevation 2460 m
6月15日の0700時に噴火により火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 500 m まで上昇しました。警報レベルは“1-4”段階の“4”です。南南東側の半径 7 km 、東南東の半径 4 km その他の半径 3 km は立ち入り禁止区域です。

Yasur  | Vanuatu  | 257100 | Elevation 361 m
14-15日と17-18日に断続的に低レベルの噴火が有り、火山灰を含む噴煙が高度  0.9-1.2 km まで上昇しました。

以上

2018年6月22日金曜日

霧島山系新燃岳の火山活動解説資料:6月22日1800時公表

霧島山系新燃岳の火山活動解説資料が公表されています。ここでは画像等極一部のみを御案内しますのでご興味がありましたら下記気象庁のサイトで御確認下さい。pdfファイルで提供されています。









http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/monthly_v-act_doc/fukuoka/18m06/201806221800_551.pdf

十勝岳の火山活動解説資料:6月22日1600時公表

18日に引き続き十勝岳の火山活動解説資料が公表されています。ここでは画像等極一部のみを御案内しますのでご興味がありましたら下記気象庁のサイトで御確認下さい。pdfファイルで提供されています。









http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/monthly_v-act_doc/sapporo/18m06/201806221600_108.pdf

2018年6月21日木曜日

聖橋の「さくらみかげ」等

週に一日だけ、午後だけ勤務する日が出来てしまった。のんびり出勤するのも手だが、折角のチャンスなので都内で石材を観に行きたいと思いながら行けないでいる場所をこの際潰す事にした。初回は御茶ノ水の聖橋とその周辺で、雨の為に撮影条件は悪るかったが、ここのカリ長石がピンクの花崗岩は少なくとも二種類が使われている筈だったと思いだし確認した。橋の欄干の内側は一応ピンク色の花崗岩なのだが、両脇と中央部で矢張り使われている花崗岩が異なっていた。
最初の画像は昌平橋から観た聖橋。遠目に見ると無機質なコンクリートだが

欄干の内側は桜色のカリ長石が目立つ

三枚目に二種類の花崗岩の切り替わる点の画像。左側が岡山の万成石:桜御影に近い

その後は二種類の一枚の貼板の状態と、スケール無しの組織の違いを見る画像。



似ている様で別の産地の石材



最後の画像は、昌平橋まで行ったので、この橋の左岸下流側の袂に口を開けている「お茶ノ水分水路」の下流側の図。これは増水に備えて左岸側に直径10mの分水路をシールド工法でぶち抜いたもの。確か水道橋辺りに上流側の入り口がある。

前後の経緯は忘れたが、施工したゼネコン“TK”にお願いして別のゼネコンの方々を見学に御案内した事がありました。このシールド工事の頃は10mのシールドがとても大きく感じたものでした。こんなサイトがありました。
http://biboulog.com/archives/2011/03/07-131038.php

2018年6月19日火曜日

ガラパゴス諸島の“Fernandina”火山で6月16日から割れ目噴火

噴火は2017年の9月以来の事で、6月16日の衛星画像で最初に確認された模様です。この火山についてのGVPのデータベースは下記に有り、画像や噴火史がチェック出来ます。ガラパゴスの竜の落とし子のお腹の前に在る火山島です。  http://volcano.si.edu/volcano.cfm?vn=353010


エクアドルの火山観測機関である“IG:Instituto Geofisico”のサイトに掲載された2018年のNo.4 火山情報では、スペイン語なので“translate Google”を利用すると「地球物理学研究所で受け取った写真やビデオのおかげで、火山のNNE側面にある放射状の亀裂噴出が確認されました( 図 2 :引用 )。 と書かれています。

溶岩流は海に達し、灰分の少ないガス雲は西北西方向に250km以上伸びています( 図 3:省略 )。 この火山の過去の噴火には数日から数週間の期間がありましたので、この噴火の過程で同様の期間が見積もられます。」また、NO.4には、(火山性地震の震源分布図⇒誤記でした訂正します)噴火の可能性のある領域図とSO2ガスの拡散状況を示す画像ががありますので引用して御案内します。



同様にNo.3には最近撮影されたと思われる衛星画像がありますので、これも引用して御案内します。

順不同で申し訳ありません。詳細を確認されたい方は“IG”のサイトを参照下さい。スペイン語です。Image courtesy of IG, Marcelo Izquierdo, Yate la Pinta, NOAA GOES 16
http://www.igepn.edu.ec/

2018年6月16日土曜日

GVP 火山活動情報の概要:6月6日⇒12日;23火山


New Activity/Unrest

Fuego  | Guatemala  | 34090 | Elevation 3763 m
66-12日の間、3日から始まった今回の一連の噴火活動の際に発生した火砕流の堆積物が大量に堆積した後に豪雨に襲われた為に、高温で、豊富な水蒸気と硫黄臭を持つ大規模なラハールがしばしば発生し、66日のラハールは Pantaleón 川に注ぐSanta Teresa”,
Mineral”,“Taniluyá峡谷や“Honda”峡谷を流れ下り救助活動の停滞を招きました。ラハールは幅: 30-40 m 、深さ: 2-5 m の規模で直径: 2-3 m の岩塊や木々を伴いました。
CONRED ( Coordinadora Nacional para la Reducción de Desastres ;国立防災(減災)共同機構:コーディネーター)”の9日の報告の拠れば、道路上の堆積物は毎日 150 mの割合で除去されつつあり、堆積物の表面温度は 150 ℃に達しています。驚異的なラハールは幅 40 m ,深さ 5m の規模を持ちSeca, Mineral, Niágara, and Taniluyá等の峡谷を大きな岩塊や樹木を伴い流れ下っています。610日に発生した大型のラハールは Seca, Mineral, Niagara, Taniluyá, and Ceniza峡谷を幅 35 m ,深さ 3 m の規模で、直径 1 m もの巨大な岩塊や樹幹や枝葉を含んでいました。11日にはSeca and Mineral 峡谷を幅  40 m 深さ 3 m の規模で、12日には幅 20-45 m , 深さ 2-5 mの規模でCeniza and Mineral川を流れ下りました。6-11日の間には毎時 6-11 回の爆発が発生し、火山灰を含む噴煙は火口縁の上空 1.4 km に達しました。岩屑雪崩 Las Lajas and Santa Teresa峡谷を下りました。爆発の際には地域の住居などを震わせました。680820時には火砕流がLas Lajas and El Jute峡谷を流れ下り、生じた火山灰を含む噴煙は 6 km 上昇しました。爆発的な活動は 11-12日には増加し、濃密な火山灰を含む噴煙を 1.3 km 上昇させました。火砕流はSeca峡谷を流れ下りました。 CONRED 12日の報告では、3日の火砕流で亡くなった方々は 110 名、行方不明者は 197 名に上ります。

Great Sitkin  | Andreanof Islands (USA)  | 311120 | Elevation 1740 m
過去5日間で地震活動は活発化しており、6101139時には、地震波形で短時間の水蒸気爆発を観測し、航空カラーコードを「イエロー」に引き上げました。空振等の異変や気象上の雲が高度 2.4 km に達しており、この為に噴煙等も観測されていません。⇒Thursday, June 14, 2018, 12:20 PM AKDT (Thursday, June 14, 2018, 20:20 UTC) に公表された最新の火山活動情報では、水蒸気爆発の後、地震活動は減衰し始め、衛星画像では異常は観測されていません。FBでは、この火山と周辺の歴史的噴火情報が在る火山の地図と、20171119日に火山の南西側 40 km 離れたAdakから撮影された画像を AVOのサイトから引用しご紹介しています。

Ibu  | Halmahera (Indonesia)  | 268030 | Elevation 1325 m
661206時に噴火が発生し火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 500 m まで上昇しました。121750時の噴火では火山灰を含む噴煙は同様に 600 m 上昇し、警戒レベルは“1-4” 段階の“2”に引き上げられました。活動中の火口から半径 2 km 以内と、北側の 3.5 km 以内は立ち入り禁止です。

Kerinci  | Indonesia  | 261170 | Elevation 3800 m
610日に火山灰を含む噴煙が高度 4 km に達しました。

Manam  | Papua New Guinea  | 251020 | Elevation 1807 m
航空機パイロットからの報告に拠れば、610日、火山灰を含む噴煙が高度 1.8 km に達し他との事ですが、衛星画像では確認されていません。

Ruapehu  | North Island (New Zeal and)  | 241100 | Elevation 2797 m
65日の報告に拠れば、山頂火口での新しい温度上昇サイクルが始まり、529日から湖水温度が上昇し始めました。529日現在では毎日 “ 1 ℃ ”の割合で水温が上昇しており大量の熱水が湖に流れ込んでいる事を示す微動が増加しています。過去にもこのような熱サイクルが発生しており、今回の温度上昇が特異な現象ではありません。警戒レベルは「グリーン」のままです。⇒過去には12℃から40℃の範囲を12か月程度の期間中に変動した事例が有る様です。興味がある方は下記の2016年の報告を参照下さい。

Sierra Negra  | Isla Isabela (Ecuador)  | 353050 | Elevation 1124 m
IG”の報告に拠れば、マグマの移動を示す大きなマグニチュードと数の多い地震が発生しています。毎日の地震発生数は2016年の中頃から増え始め、過去10日間では一日当たり42回の発生数で525日には104回発生しました。この最大の発生数は2015年以来の新記録です。加えて、67-8日の間の24時間では合計48回の火山性地震、2回の長周期地震、3回のハイブリッド地震が発生し、その中でもM4.8の長周期地震は80715時に発生しました。地震の震央は火口縁に分布し、二つの“ NE-SW ”トレンドにあり、最初の一つは火口の北端と西端に、二番目のトレンドは南側火口縁の北東側を通ります。観測データでは非常に大きな近くの変位が、周辺部よりもカルデラの南側の中心部で発生しています。

Ulawun  | New Britain (Papua New Guinea)  | 252120 | Elevation 2334 m
68日火山灰を含む噴煙が高度 2.1 km に達しました。

Ongoing Activity

Agung  | Bali (Indonesia)  | 264020 | Elevation 2997 m
51日から67日の間、この火山の活動は比較的活発でした。噴出物は主として水蒸気で時折火山灰を伴いました。一般的に傾斜計とGPSの示すデータは2017 年以降は長期的な収縮傾向にありました。然しながら、5月の第二週から隆起傾向が観測されるようになり、火口直下の 3-4 km にマグマが連続して蓄積していると思われます。低周波と高周波の地震がマグマの上昇を示しています。亜硫酸ガスの噴出量は日量で 190-203 トンに及び、衛星画像では火口内に熱異常が観測されています。噴出した溶岩の容積は 23 million cubic meters と、火口容積の 1/3 に及びます。6102214に発生した噴火では、火山灰を含む噴煙が高度は特定出来ませんでしたが西に広がりました。警戒レベルは“1-4”段階の“3”を維持しています。半径 4 km 以内は立ち入り禁止です。

Aira 桜島 | Kyushu (Japan)  | 280080 | Elevation 1117 m
この間に、南岳火口で8回の噴火が発生しました。夜間には火映が時折観測されています。火山灰を含む噴煙は、6101135時の噴煙が 3.5 km 上昇した霊を除き、火口縁の上空 2 km まで上昇しています。警戒レベルは“1-5”段階の“3”を維持しています
Ambae  | Vanuatu  | 257030 | Elevation 1496 m
5月から徐々に沈静化し67日に停止しました。警戒レベルは“0-5”段階の“2”に引き下げられ、半径 2 km 以内は立ち入り禁止です。水蒸気と火山ガスの噴出は継続し、周辺住民からは異臭の報告がされています。

Ambrym  | Vanuatu  | 257040 | Elevation 1334 m
67日の報告に拠れば、“ Ambryms Benbow and Marum ”火口内の溶岩湖は現在も活動的で、火山ガスと水蒸気の噴気を継続しています。警戒レベルは“0-5”段階の“2”に引き下げられましたが、永久的危険範囲と“Benbow”火口から 1 km 以内と“ Marum ”火口から 2.7 km 以内は立ち入り禁止です。

Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
低レベルの懸念がこの期間も継続しており、地表面温度の上昇がほぼ連日衛星画像で捉えられています。地震活動や空振計では異常な活動は捉えられていません。11-12日には水蒸気の噴出が観測されました。航空カラーコードは「イエロー」を維持しています。

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
66-12日の間、火山灰を含む噴煙が高度 1.8-2.1 km に達し様々な方角に広がった事が報告されました。

Ebeko  | Paramushir Island (Russia)  | 290380 | Elevation 1103 m
クベルトに拠れば、65日に火山灰を含む噴煙が東に 5 km まで広がった事が衛星画像で確認されました。航空カラーコードは「オレンジ」。

Kadovar  | Papua New Guinea  | 251002 | Elevation 365 m
610日に火山灰を含む噴煙が高度 1.2 km に達した事が報告されましたが、衛星画像では確認出来ませんでした。

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
噴火活動は67-12日の間も継続しており、溶岩噴泉やスパッターを噴出する活動は、割目“8”に集約されており、“Leilani Estates”や“Lanipuna Gardens”方面に流れ“ Kapoho ”湾付近を高速で流れ続け新しい海岸線を構築しています。少量の溶岩活動が割れ目“ 16/18 ”でも時折見られます。格好付近でのマグマの引き込みに応じて“Halema`uma`u ”火口での火口の崩壊は続き、この一週間ほどで 100 m 程度陥没し、612日現在で最も低い地点は火口縁から 300 m 低い位置にあります。火口周辺では、水蒸気の噴煙が火口を取り巻く様に生じたクラックから発生しています。山頂での爆発はほぼ連日発生し、66日は1607時に、8日は0244時に発生し、火山灰を含む噴煙は 3 km の高度に達しています。9日には0448時にも爆発がありました。11日には0046時と0443時に爆発が発生しましたが、二回目の爆発の方が最初の爆発よりも強力でした。12日の0152時には比較的火山灰が少ない爆発が生じました。68日、1031時と1056時に12回の崩落が生じ、続いて M32. の地震が山頂で発生しました。赤い土埃が1050頃に観測されましたが直ぐに拡散しました。割目火口 8 からの溶岩噴泉は安定しており、610日には、三か所の非常に接近した噴泉が火砕丘の上空 35 m まで噴出していました。最も高い噴出高さは変化しますが、70 m を越えるものはありません。ペレーの毛髪やその他の火山放出物がLeilani Estates内に降下しています。溶岩噴泉は高速で移動する溶岩流を生み出しており、北東に流れ“Kapoho”火砕丘を回り、太平洋に流れ込んでいます。溶岩流の幅は 100-300 m で、周期的にオーバーフローし、ごく少量を溢れ出します。“Kapoho”湾で海に流れ込む溶岩は溶岩三角州を築きその規模は611日で 100 ヘクタールに及びます。“Laze”の噴気は海に流れ込む位置で生じます。強い温度上昇区域は目視可能な溶岩流の先端から 920 m に達し、溶岩三角州の先端は67日に見え始め、溶岩流が海洋底に流れ込んでいる事を示唆しています。報道に拠れば、ハワイ州の市長は68日現在で600件の家屋が破壊されたと述べました。⇒ハワイの噴火活動に関しては、画像を見るほうが遥かに理解を進める事が出来ると思います。是非下記のアドレスを「お気に入りに」登録して、画像や地図、動画などをご覧ください。Image courtesy ofHVO/USGS






Klyuchevskoy  | Central Kamchatka (Russia)  | 300260 | Elevation 4754 m
クベルトに拠れば66日に衛星画像で熱異常と火山灰を含む噴煙が確認されました。航空カラーコードは「オレンジ」

Langila  | New Britain (Papua New Guinea)  | 252010 | Elevation 1330 m
67日に少量の火山灰を含む噴煙が高度 3.4 km に達した事が観測され、10日には噴火により火山灰を含む噴煙が高度 2.1 km に達した事が観測されました。

Popocatepetl  | Mexico  | 341090 | Elevation 5393 m
66-12日の間、連日 19-34 回の水蒸気と火山ガスの噴出が発生しています。夜間には山頂火口に火映が観測されます。爆発的噴火はほぼ連日観測されその頻度は:2026 on 7 June; 0130 on 8 June; 1756, 1931, and 2358 on 9 June; 1724 on 10 June.11日の0220時の爆発では、白熱した噴石が放出されました。警戒レベルは「イエロー」

Sangay  | Ecuador  | 352090 | Elevation 5286 m
68日に高度 5.8 km に達する火山灰を伴う噴煙が観測され、西南西に 28 km まで広がり拡散しました。

Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
クベルトに拠れば、65-6日に弱い熱異常が衛星画像で観測されました。航空カラーコードは「オレンジ」
以上