2010年10月16日土曜日

松江市加賀浜(14)

前の画像で見えていた火砕流の部分の拡大です。タフォニーと呼ばれる風化が進んでいます。この位置は前の画像とは少し移動しています。この画像の位置から右手を見ると「加賀の潜戸」が大きく口を開けている状況です。
私は、勿論新鮮な火山岩の断面は大好きですが、波浪や風による岩石の風化の時に現れる表情に興味を引かれてなりません。南伊豆の白浜海岸から少し南に下がった場所の漁港から少し入った場所はそんな風化の模様が面白く数時間を其処で過した事があります。
今日は往復607kmを走破し福島県の新潟県境に近い沼沢湖カルデラを観に行ってきたので、画像のUPはお休みの予定でしたが、渋滞を避けて意外とすんなり帰宅できたので今日もUPしました。

2010年10月15日金曜日

松江市加賀浜(13)

「加賀の潜戸」直ぐ傍の崖です。この位置からは判り難いのですが、航路標識の少し右手に潜戸への入口が開いています。右手の崖はブロック状の溶岩が積み重なっていますね。この画像の解像度では判りませんが原画を拡大すると隙間に白い火山灰部分が見えますので、火砕流のブロックが集まった部分なのか、噴出孔から近かったのか?
航路標識の左側に比較的白い固形物の少ない部分があり、タフォニーと呼ばれる侵食様式が見えます。この部分は別に撮影した画像が有るので明日見て頂きましょう。

2010年10月14日木曜日

松江市加賀浜(12)

さて、潜戸に近付いてきました。左手にほんの少し回り込むと潜戸が見えてきます。潜戸の附近に断層帯でもあるのでしょうか?地層の傾斜がばらばらになっています。潜戸が単なる波蝕洞では無い事はこの地域の最初の画像で潜戸からもう一つ先の洞窟が見通せる事からも断層が影響している事は理解出来ます。その断層が、旧の潜戸やその傍のダイクの誕生を呼んだのかもしれません。溶岩流の折れ曲がりやその上の溶岩流の重なりを見るとこれらの火山活動と断層活動の時期がほぼ一致して居る様に思えます。

2010年10月13日水曜日

松江市加賀浜(11)

手前に並んだ柱状節理と後方の溶岩との関係は不明だが、後方の溶岩はこの前の画像に示した溶岩流の続き。恐らく別の時期のものだろうと思われる。柱状節理が形成される溶岩流と流理模様なのか?殆ど板状節理に見える溶岩流と、一体何処が違っで、この様な別の姿になるのか?不思議!不思議!

2010年10月12日火曜日

松江市加賀浜(10)

画像の位置情報が少し間違って居たので訂正します。この画像は「旧潜戸」から、岬の突端の現在の「潜戸」に行く途中の崖でした。この後 徐々に「加賀の潜戸」の入口方向(潜戸鼻の先端方向)に行きます。スケールの設定が出来なくて残念ですが画面左上の枯れた樹木で雰囲気を見て下さい。かなり厚い溶岩流です。風化しているためかも知れませんが、一部分剥がれ落ちたところが異様に白いですね。もう少し、この附近の火砕流堆積物と溶岩流の重なりを見て頂きます。

2010年10月11日月曜日

松江市加賀浜(9)

この附近の海岸線の状態を見て頂こう。ブロックを多く含んだ火砕流の部分を溶岩流が挟んでいる。下側の溶岩流はハッキリしないが上側の溶岩流は火砕流との接触部の観察では発泡している様子が無いのでやはり水中での溶岩なのだろうと想像する。柱状節理の出来方が興味深い。火砕流の層が左側急激に厚みをなくしているのは何故だろうか?このような状況をすっきり説明できる知識が欲しい!!

2010年10月10日日曜日

松江市加賀浜(8)

この画像は実は昨日UP使用として散々失敗したので途中で画像を変えてしまったもの。今日は大丈夫らしい。
この附近の溶岩の壁面にはこの様にメノウが沢山現れている。この大きな空洞には丁度10円硬貨がすっぽり入る大きさ。残念ながら岩が硬くて簡単には取り出せない。一ヶ月前には山梨県の富士川の支流で枕状溶岩の気泡がメノウで埋まっているのを観察出来たが此方はサイズが大きい。少々興奮ものでした。