2009年12月26日土曜日

福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺(13)

前の画像と同じく白岩大橋(確かそんな名前だったと思うのですが)から川下側を眺めたものです。鉄橋は野岩鉄道のものです。右岸のでっぱりが岩脈かもしれないと思ってこれに近付こうと思ったのですが、藪がきつくて諦めました。画像から見ると藪漕ぎさえ旨く行けば側も付近まで下れそうな雰囲気が有るように思えました。この附近には岩脈が有るらしいのですが、この画像の右岸の出っ張りは湖成層の様ですね。川の流水による侵食から耐える硬い部分があったのでしょう。

2009年12月25日金曜日

福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺(12)


野岩鉄道「塔のへつり」駅から坂道を下って直ぐに北側に分岐して白岩方面に続く道が有ります。その道が阿賀野川を跨ぐ附近から「塔のへつり」を眺めてみました。吊り橋が見えます。この部分は整然とした湖成層が続いています。以前はこの附近から吊橋に抜ける遊歩道が有りましたが、今は廃道です。河床に下れそうに思える場所は幾つかありますが、実際に歩いてみると意外と危険な場所が有り、結局此方では河床に降りる事は出来ませんでした。
「塔のへつり」は此処だけを目的に来る観光客は殆ど居ませんので、他の観光地を巡ってのチョットした、息抜きの自然と触れ合う場所として重宝されています。この程度が自然を破壊させない為には丁度良いのかもしれませんね。

2009年12月24日木曜日

福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺(11)

男女川の合流津縁から少し遡った場所から上流側の風景を眺めてみました。左上方向に少し平に見えるのが野岩鉄道の線路附近だと思います。その近くまでは水平な地層が繋がっていますが、その先がやはり少し乱れている様です。右岸と似たような形が見えています。

2009年12月23日水曜日

福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺(10)

この附近を観察した時にはこのやや白い柱状の岩体がこの附近の地層の傾斜に影響を与えたのか?と思い込んだので、残念ながら附近全体を眺められるような画像を撮る事をすっかり忘れていました。この場所では気付きませんでしたが、後日画像を確認していて、この白い岩体に見える部分の下部で亀裂が斜交して居る事に気付きました。又、その右側には別の地層の重なりと思われるものがほんの少しですが見えています。苔の付き方も異なるので、きっと別の堆積層だろうと考えています。
この男女川の合流点に断層が入っていいてこのような地形が見えているのではないでしょうか?尚、この附近の地質図では下流側(北側)が落ちる断層が多いので、ここも同じだろうと思います。

2009年12月22日火曜日

福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺(9)

男女(おなめ)川との合流地点をやや下流側から眺めたものです。途中はもう少し緩い傾斜の部分もありますが、この附近まで来ると支流の川の左岸に向って結構な急勾配で傾斜が続いているのがお判り頂けると思います。この傾斜はここから又上流に向かって登り勾配に変わります。画面右側の大きな柱状の部分がその傾斜方向の変化点になっています。この川の上流にも行って見たい場所がありますが、未だ実現していません。

2009年12月21日月曜日

福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺(8)

観光地から少しだけ阿賀野川を上流に移動した場所の風景です。左端の真ん中あたりに茶店が見えています。この附近に火山性の断層が走っている事が地質図に記載されています。恐らくこの右岸の洞穴附近が断層線だと思います。下流側が落ちです。実はこの附近から右岸は上流側に地層が下り側に傾斜して男女川(おなめがわと読むそうです)との合流地点まで緩やかに真っ直ぐに下っていきます。左岸は合流点の対岸のもう少し上流まで水平な地層が連なっています。右岸の上の方にガードレールが少し見えますが、この道では露頭には出会う事が出来ませんでした。又、左岸の茶店の下に斜めに走る少し怪しい線が見えるのですが、画像がシャープではないので、断層線かどうか?残念ながら確認出来ません。

2009年12月20日日曜日

福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺(7)

表面の薄黒い苔の為に少々観察し難いが、丁度この附近で、画面の下部に水平方向に不連続な部分がみられる。空洞部分の形状もタフォニーとするには小型の割合には横長形状が多いので、礫等の岩片が洗い出されたものの様に思える部分が多い。比較的細粒の堆積物層がゆがんでいる部分が多く見られるのは、堆積後の地盤変動の影響だろう。地質図を見ているともう少し上流に行くと断層が有る筈なのでこの附近が変形していてもおかしくは無い。後で画像をご紹介するが男女川(おなめがわ)との合流付近では右岸側の地層が傾斜している事が観察される。