2012年11月24日土曜日

箱根外輪山溶岩 (4-6) 岩溶岩

 これは火砕流の様な堆積物が溶結したものと思われます。その理由は内部に含まれた角礫です。
黒い部分だけでは無く、参加した赤い部分も角礫状に破砕されてハンマーの先端部分には可なりの隙間が在る事が判ります。またハンマーの柄の部分位はやや大きな溶岩片が含まれて居ます。
白いのは海岸に近いので恐らく塩でしょう。同行者の一人が舐めて塩辛いと叫んでいました。
溶岩流でも破砕は起こりますが、ブロックで破砕されますので、この様に小さく破砕されているのは溶岩流の中(表面では在るかも)ではないのでしょう。

2012年11月23日金曜日

箱根外輪山溶岩 (4-5) 岩溶岩

何故か勝手に90度回転してしまった画像だがMこれも岩溶岩の転石。流理構造の部分が剥離して細長い空洞を形成してしまっている。しかもこの部分は細かく発泡している。
部分的に発砲した部分が無く硬いガラス質の表面を見せている部分も存在する。
外側表面を撮影した画像もあったので追加、これは大きめの火山弾の一部分かも知れないといった形状をしていますね。

2012年11月22日木曜日

箱根外輪山溶岩 (4-4) 岩溶岩 溶岩の表情

熔岩の破片は色々と興味深い構造を示して、眺めていて飽きないものだが、ここの溶岩も同様であり、幾つかご案内したい。但し、転石なのでこれが何時までもあるとは限らない。
この様岩片の場合は上部に発砲した部分が在り、下の方は流理に沿って、紅く酸化した部分が脈状と言うかフィルム状に存在する。流理に沿った部分がまだ熱い内に隙間を生じ、此処に空気が流れ込んで薄く酸化したものだろうか?かなり粘性が高かったものだろう。

2012年11月19日月曜日

箱根外輪山溶岩 (4-3) 岩溶岩

右手に続く溶岩流。この厚みは判り難いだろうが、画面右手に微かに見えるのが、岩大橋この高さまでは岩溶岩。1/25,000地形図では丘の上の標高は102~110mと記載されている。

2012年11月18日日曜日

箱根外輪山溶岩 (4-2) 岩溶岩・露頭の不整合

露頭ではこの様な不整合が在り、この中右手に溶岩がみられる。不整合の下位も同じ岩溶岩グループに属するのか?地質学会の「箱根火山」リーフレットでは判らないが恐らく同じ岩溶岩ぐるーくの別の噴火輪廻の溶岩或いはスコリアなのだろう。
画像の右手の溶岩は実に分厚いので、これだけの溶岩が流れる場合にはその下部層はかなり削り込まれる事も在る様に思える。