2018年9月7日金曜日

GVP 火山活動情報の概要:8月29日⇒9月4日;20火山

New Activity / Unrest
Krakatau  | Indonesia  | 262000 | Elevation 813 m
8月29-30日と9月3-4碑に火山灰を含む噴煙が高度 1.2-1.5 km まで上昇し様々な方角に広がりました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。火口から半径 2 km 以内は立入禁止です。火口から半径 2 km 以内は立ち入り禁止。

Manam  | Papua New Guinea  | 251020 | Elevation 1807 m
8月26日から9月3日までの間、白い噴煙が主火口と南側火口から噴出を続けてます。

Veniaminof  | United States  | 312070 | Elevation 2507 m
9月2日遅くからから地震活動は活発な活動を続け噴火脅威が続いています。航空カラーコードが「イエロー」に引き上げられました。地震活動以外は特段の活動は観測されていません。

Ongoing Activity
Aira 桜島 | Kyushu (Japan)  | 280080 | Elevation 1117 m
8月27日から9月3日までの間に、南岳火口で14回の噴火と15回の爆発が観測され、火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 2.8 km まで上昇し、噴石が火口から 1.3 km の領域まで飛散しました。火口部の火映はしばしば夜間に観測されました。亜硫酸ガスの噴出量は8月27日の観測では、日量で 15,00 トンでした。警戒レベルは“5”段階の“3”

Ambae  | Vanuatu  | 257030  | Elevation 1496 m
9月1日2015時に爆発が生じ火山灰を含む噴煙が火口縁から 4-11 km まで上昇しました。衛星画像では高度 10.7 km に達し急速に拡散するのが観測されました。警戒レベルは“0-5”段階の“3”

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
8月29日から9月4日までの間に火山灰を含む噴煙が、高度 1.8-2.1 km まで上昇しました。

Ebeko  | Paramushir Island (Russia)  | 290380  | Elevation 1103 m
8月24-31日の間、爆発による噴煙が高度 3-6 km に達していました。衛星画像では熱異常が8月24-25日と20日に観測されています。航空カラーコードは「オレンジ」

Fuego  | Guatemala  | 342090 | Elevation 3763 m
8月29日から9月1日の間の強い雨でラハールが生じ“ Fuego’s El Jute (SE), Las Lajas (SE), Cenizas (SSW), Taniluyá (SW), Seca (W), Mineral, Honda, and Pantaleón (W) drainages”を流れ下りました。ラハールは高温で硫黄臭が有り木々や直径 2-3 m の岩塊を流しました。9月1日のラハールでは“San Pedro Yepocapa (8 km NW) and Sangre de Cristo (8 km WSW)”と“from Finca Palo Verde and El Porvenir (8 km ENE)”を結ぶ道路を破壊し、9月2-4日には、爆発で生じた噴煙が火口縁の上空 950 m まで上昇しました。白熱岩塊の岩屑雪崩が火口内で観測されました。

Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  | 300130 | Elevation 1513 m
衛星画像で8月25日に火山灰を含む噴煙が観測されました。航空カラーコードは「オレンジ」

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
8月26-31日の間は、割れ目火口“8”の活動は停止していましたが、9月1日には午後に活動が観測され、溶岩が火口底の 16 x 65 m の限られた範囲をゆっくりと覆いました。溶岩は引き続き9月3日も割れ目火口を満たしています。航空カラーコードは「オレンジ」

Mayon  | Luzon (Philippines)  | 273030 | Elevation 2462 m
8月27日0653時に短時間の火山ガスの放出が有り、火山灰を含む淡褐色の噴煙が山頂の 200 m 上空に達しました。8月28日から9月3日の間は白い水蒸気の噴煙が 1 km 程度上昇し、河口付近の火映が夜間には観測されました。警戒レベルは“0-5”段階の“2”。“ 6-km-radius Permanent Danger Zone and the 7-km Extended Danger Zone on the SSW and ENE flanks”は立ち入り禁止。

Reventador  | Ecuador  | 352010  | Elevation 3562 m
8月29日から9月3日の間の地震活動は活発で、爆発や長周期地震、火山性微動或いは火山ガスの噴出等が観測され、火口縁の上空 600 m 程度まで上昇していました。火口部の火映は夜間に観測されました。

Rincon de la Vieja  | Costa Rica  | 345020 | Elevation 1916 m
8月31日の0434時と1305時に2分間継続する噴火が発生しました。天候が悪くウエブカメラで噴煙高さと広がった方向は確認出来ませんでした。

Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
8月27日から9月2日の間、爆発は平均連日25回発生しましたが、ハイブリッド地震は弱いものがたまに発生した程度です。火山ガスと火山灰を含む噴煙は火口縁の上空 1 km まで上昇しました。9月2日の観測では、亜硫酸ガスの排出量は日量で 3,970 トンでした。半径 12 km 以内は立入禁止です。⇒この抄訳を行いながらこの火山のライブカメラを別画面で見ていますが、丁度、噴火した処です。現地時間9月7日0625時。

Sangay  | Ecuador  | 352090 | Elevation 5286 m
8月28日から9月3日の間、火山灰を含む噴煙が 5.8-6.7 km まで上昇し、しばしば熱異常も観測されています。

Santa Maria  | Guatemala  | 342030 | Elevation 3745 m
9月1-4日の間、溶岩ドームでの噴火活動は弱く生じた火山灰を含む噴煙は 600-700 m 上昇しています。岩屑雪崩が溶岩ドームの南東側山腹を下っています。

Semeru  | Eastern Java (Indonesia)  | 263300 | Elevation 3657 m
9月4日に散発的な噴火が発生し、火山灰を含む噴煙が高度 4.3 km に達しました。

Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
8月25日と28-30日に熱異常が観測されましたが、その他の日には天候に阻まれて観測出来ませんでした。航空カラーコードは「オレンジ」

Sierra Negra  | Isla Isabela (Ecuador)  | 353050 | Elevation 1124 m
6月26日から始まったこの火山の噴火活動は二つの相に別けられ、最初は猛烈にエネルギッシュでその日の内に収束しましたが、5カ所の割れ目火口が開口し、溶岩流は火口から 7 km の位置まで流れました。6月27日から8月23日の間の57日間には溶岩流は7月6日に海に流れ込み、海岸線を広げました。8月25日には溶岩流は合計 30.6 平方キロを埋め尽くしました。活動は先週から減衰し始め地震活動も弱まっています。火山ガスの放出などのその他の活動は観測されていません。

Turrialba  | Costa Rica  | 345070 | Elevation 3340 m
8月30日1340時に爆発により火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 200 m まで上昇しました。火山ガスと火山灰の噴出は8月31日から9月1日まで続き噴煙はおよそ 200 m 上昇していました。
以上 今週は多忙でライブカメラ画像も余り集めきれなかった!