2012年8月17日金曜日

石灰華の中の巻貝と軽石 (?)

かなり以前に塩原で拾った小さな石灰華がひょっこり出て来た。上の画像はデジカメでの接写。巻貝が2個と何かわからない貝の破片が1個。顕微鏡で観察していると巻貝が沢山入っている。勝手に陸生貝だろうと見当を付けているのだが(貝の知識は全く無い)、実体顕微鏡で観察すると何やら不思議な構造が見えてしまった。それが下の画像。手持ち撮影なので照明が上手く当てられずに陰影を強調出来なかったのだが、気泡が細く繋がった材木状軽石に見える。最初は石灰華の流水によって作られた構造かと持ったが、構造が左手で繋がっていないので石灰華にとっては異物らしい。破片を拾ったのでだが、その元が何処から来たのか判らないのが残念!
スケールはどちらも1㎜目盛。 

18-19日の二日間長野方面を歩くので、多分ブログの更新が出来ません。越谷の石蔵の壁をあと2枚ご覧頂いた後に、売津石丁場の画像をご案内します。沢山の画像の中から、明治末から大正初期にかけてのこの地域の採石が如何に盛んに行われていたか御理解頂けると考えます。

2012年8月16日木曜日

草加せんべいと房州石

草加宿ではまだ十分な調査時間を掛けて居ませんが、歴史民俗資料館で草加せんべいを焼く角コンロが展示されています。草加は川沿いの宿場町ですから、河岸にも房州石や岩舟石が使われている筈ですが、もう少し涼しくなってから探索をしようと考えて居ます。
房州石は、凝灰岩質なので、加熱には比較的強い様です。毎日毎日仕事中は炭火で加熱され、夜は常温に冷える状態を繰り返し耐える事は中々厳しい仕様ですから、房州石の凝灰岩としての特質が上手く活かされた例ですね。今はどんな石材を利用しておられるのでしょうか?これも確認してみたいですね。今の処、草加宿の房州石は此の画像だけです。明日は越谷宿です。