2012年3月17日土曜日

高畠石の標本 瓜割 青目-2

明日は早朝から鋸山に行く事になったので、今日の内に1枚追加で高畠石をご紹介しておきます。
これは青目の反対側の面。ややピントが甘いような気がしますが、ポケットカメラの手持ち撮影なのでお許し下さい。

桜島の「爆発的噴火」が今年に入って既に330回を数え、
空振を伴わない「噴火」の38回と合わせると合計368回に至りました。
別のブログ「枕状溶岩の表情」で、桜島の爆発回数の経緯を
グラフで表示しています。
宜しかったらご覧頂ければ幸いです。
「まくら状溶岩の露頭」で検索するか?
このブログの自己紹介からブログ名をクリックで入って頂けると幸いです。

高畠石の標本 瓜割・青目

今回は石材の丁場を観る事が出来ませんでしたが、瓜割の丁場に現れている凝灰岩は二つの層に分かれているのだそうです。片方が「赤目」。旧高畠駅の駅舎等に使用された石材です。もう片方がこの「青目」です。はっきりは判りませんが、機関庫はこちらの石材かもしれません。恐らく、磁鉄鉱の量が少ないのでしょう。前の画像と同様、(少し左端が切れていますが)画像の横幅は150mmです。

明日3月18日の房総半島の天気予報は「曇り」となりました。
千葉県立中央博物館の野外観察会「房州石の石切場跡をたずねる」
は開催する事になりました。
少し寒いかもしれませんが、案内役を無事務めたいものです。
この画像も持参しようかな!

2012年3月16日金曜日

高畠石の標本 瓜割丁場-2

同じ石材の別の面です。倍率はほぼ同じです。

2012年3月15日木曜日

高畠石の標本 瓜割丁場

現在は瓜割公園となって居る採石丁場の石材を、高畠石を扱っておられる石材店さんにお願いしてタイル状に切断して頂戴しました。これは現在は千葉県立中央博物館に収蔵されています。実際はもっと大きいのですが、スケールの表示範囲内のものを、皆さんのパソコンの画面で大きく表示出来る様にトリミングしています。私のパソコンではほぼ2倍程度の大きさで表示されています。
瓜割の石材は機械採掘が認められていないので今では実に貴重な石材です。これは解体したものを再利用しているのだそうです。
この様なサンプルを頂く事が出来ると、他の地域の凝灰岩石材との比較がし易いので助かります。

今度の日曜に延期された鋸山の石切場跡をたずねる博物館の野外観察会の参考資料にする為に、国内の凝灰岩石材産地を調べてみましたが、ざっと200か所を数える事が出来ました。これからゆっくりと資料を整理して、石材名称毎にデータを作って行こうとしています。
現在、栃木県の岩舟石の資料を整理してひな形を作っている処です。200か所を調べるだけでも、中には地名が判っているのに、何処だか判らないものさえ有りますからかなり大変な作業になりそうです。でも、枕状溶岩と一緒に、のんびりと調べを続けたいと思って居ます。

2012年3月14日水曜日

高畠石 旧高畠駅機関庫?

雪が深くてとても近くに行けなかったのだが、旧駅舎の正面から右手、やはり高畠石で造られたトイレのずっと奥に、この建物がありました。ドアの数から考えて機関庫ではないかと勝手に想像しています。凝灰岩産地では、鉄道がその搬出用に敷設された地域も多く、そんな場合はやはり地元特産の石材を利用してこの様な施設を作るのは在りうる事なのですね。しかし、今もなお、十分に使えそうな雰囲気の石造建築には感動を覚えます。
先週は雨で延期になった千葉県鋸山の房州石の石切場跡をたずねる観察会は、今度の日曜に開催予定ですが、この時期の天候は大体一週間周期で変わるので、今回も現在は良い天気に恵まれるかどうか?判らない状態です。
是非、房州石の建物や石切り場跡の様子などもご覧頂ければ幸いです。

2012年3月12日月曜日

高畠石の包有物

スケールの位置が逆転してしまいましたが(と言ってもこれが正しい上下なのですが)、これは頁岩でしょうか?結構硬そうな割れ方ですね。
この様な大きな岩片や軽石の画像ばかり取り上げて居ては地元の方に叱られるといけないので、ここまでにしましょう。あと少し建物などの画像をご案内させて頂く予定です。

2012年3月11日日曜日

高畠石 珪質岩の部分?

バスの車庫と思われる建物の側壁に在った異質な岩石の部分を望遠レンズで撮ったので、スケールがありません。軽石の部分かなと思ったのですが、かなり硬そうな雰囲気です。
昨日、岩宿博物館を見学したのだが、展示内容に群馬県内で発掘される石器の中に、山形県置賜地方産と思しき珪質岩が含まれて居るらしい事が記されていたので、思い出してこの画像をUPしてみました。
凝灰岩は基盤部分を破砕して一挙に大爆発が起こるので、実に様々な岩石を取り込んで居る事が多いですね。
足尾流紋岩と言われる岩石も溶岩と考えるより、凝灰角礫岩と考えた方が良い部分が多く露頭に見られるのですが、泥岩のホルンフェルスや巨大な花崗岩ブロックが壁面に現れている事がありますね。「凝灰岩」は実に興味深い対象です。