2010年2月6日土曜日

栃木県高原山・箒川ひん岩岩脈(12)風挙の滝

少し渓流を遡ると流れを堰きとめる様にこの「風挙の滝」があります。これも貫入岩の様ですが、前にご紹介した貫入岩とは方向が異なります。或いはメインの貫入岩から枝分かれした支脈かもしれません。遊歩道はこの滝の右手(左岸)を巻いて更に上流に向かいます。

2010年2月5日金曜日

栃木県高原山・箒川ひん岩岩脈(11)

ひん岩の岩脈も一筋縄では行かない。画像の(9)で紹介した左の先の方に見えていた部分に辿り着いて撮影。水平に横たわる柱状節理が縦にやや曲がりながら立ち上がって見えていると言う事は、その岩脈が此方へ延びていたと言うことに他ならない。岩脈は地中をのた打ち回りながら大地を割って、何とかして地表に躍り出ようと努力したのだろう!とこの様な岩脈を見ると思ってしまう。

2010年2月4日木曜日

栃木県高原山・箒川ひん岩岩脈(10)

前の画像の貫入岩を少し先から振り返ったものです。地形図の等高線から見るとこの高さは30m程度でしょうか?穿たれた部分は下が整地されているので或いは遊歩道などを作ろうとして加工されたものかも知れませんが、現在の遊歩道は渓流の手前側(右岸)を通っています。

2010年2月3日水曜日

栃木県高原山・箒川ひん岩岩脈(9)

布滝から渓流沿いの「竜化の滝」への遊歩道を辿ると渓流の対岸にこの風景が見えます。これもひん岩の岩脈らしく側面に直角の柱状節理が見えます。布滝の貫入岩とは少し角度が違いますし、間を小さな滝からの渓流が流れているので、布滝を形作っている貫入岩とは別物の様です。
竜化の滝への遊歩道は画面左手(右岸)です。

2010年2月2日火曜日

栃木県高原山・箒川ひん岩岩脈(8)布滝附近の柱状節理

夕の原から竜化の滝への遊歩道にはこの様な風景もあります。一端、国道の近くまで降りて来て、ナンダこの遊歩道は!ナンテ思うのですが、この付近から貫入岩の風景が荒々しくなってきます。布滝附近の貫入岩は単純な一枚岩ではなく、岩脈の方向も、冷却方向に支配された柱状節理の方向も様々です。貫入岩による岩脈なので、柱状節理の断面は比較的小型のものばかりです。
2/2 画像数が増えて番外編に相応しくなくなりましたのでタイトルを変更しました。

2010年2月1日月曜日

栃木県高原山・箒川ひん岩岩脈(7)布滝附近の柱状節理

夕の原のバス停・駐車場から竜化の滝方面への遊歩道を通るとこの柱状節理に出会える。国道を歩く方が早くて楽だし遊歩道は高低差が有るのだが国道は危険なので遊歩道を通るべきなのだろう。防御策は75mmのH鋼。何段にも重なった「材木岩」と呼ばれる柱状節理は見事です。
2/2 画像数が増えて番外編に相応しくなくなったのでタイトルを変更しました。
2/20 今年の分から1日の項目にインデックスを入れる事にしました。
これまでの主要なテーマの開始日を下記に紹介します。
2009年11月15日:栃木県足利市房州石の塀
2009年11月25日:千葉県清和県民の森
2009年11月29日:東京都某所沖積シルト粘土層
2009年12月 5日:栃木県塩原温泉の湖成層
2009年12月14日:福島県会津下郷塔のへつりカルデラ周辺
2010年 1月 8日:栃木県高原山の黒曜石
2010年 1月26日:栃木県高原山・箒川ひん岩岩脈

2010年1月31日日曜日

栃木県高原山・箒川ひん岩岩脈(6)布滝附近の柱状節理

柱状節理を上から見た表情です。画面上側が箒川です。スケールは10円硬貨。不思議なのは箒川に面した方は比較的柱状節理がハッキリ判るのですが、山側はハッキリしない部分が広がっています。枕状溶岩と異なり、柱状節理を含む冷却節理や風化による亀裂は溶岩の流理を切っていますので、柱状節理を良く観察する事は、枕状溶岩の偽者と本物を見分けるのにも役に立ちます。この様に小型の柱状節理では綺麗な六角形の断面を示すものは少ないですね。
小生のもう一つのブログ「枕状溶岩の露頭」と同様に今日から画像のサイズを200KBから400KBにサイズアップする事にしました。このグーグルのブログは索引を付けるのが妙に不便ですが、画像容量は大きいので、無料で庇を借りている小生には便利です。1年間の予定でブログを毎日UPしていますが、このままなら画像容量が大きく余ってしまうので、日々の画像サイズを大きくする事にしました。偶に古い画像の時は小さいものも入りますがご了解下さい。
番外編にしないで箒川の貫入岩とでも表題を改めようかと思いましたが後10枚程度なのでこのまま続ける事にしました。