2011年7月9日土曜日

房州石・古墳(T-7)補遺:海辺の湯から島戸倉附近の地質

4月17日から22日が「海辺の湯」附近、23日から28日が「島戸倉」附近です。1/25000地形図や地質図にはいまだに「海辺の湯」には建物の記号はありません。
海辺の湯の突き出した部分は、清澄層(Ky)ですが、天津層主部(Am)も顔を出しています。清澄層は県の清和県民の森で広い範囲で露頭を観察でき、広域テフラ鍵層を学ぶにはとても良い場所です。鍵層には、所々で「案内板」が付けられていて直ぐ判るようになっています。最近は少し壊れたものも有りますが、巡検用に新たに付けられたものもある様です。画像は2月に立ち寄った時のものです。露頭はいき物なので、少し古い画像を使うと全く違う風景になっていますね。
場所は
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=351018&l=1400109
これは、日本火山の会で2005年に行った嶺岡巡検の記録ですが、この県民の森で広域テフラの露頭見学を行っています。上段は参加者の記録、画像が大きいので引用します。下段は日本火山の会のHPにあるこの見学会の記録です。(尚、このHP内の「アンバー」の説明は残念ながら間違っているので、HP管理者に連絡して訂正して頂きます。アンバーは玄武岩そのものを指すのではなく、玄武岩に付随して胎胚する鉄・マンガンに富んだ堆積物を指します。)
http://homepage2.nifty.com/horicbs/volcano/01kfn/01chiba/chiba.htm
http://www.kazan-net.jp/chibajunken/chibajunken.html
この清澄層は清和県民の森附近では、やや固結度に不足が在るようにも思いますが、場所により変化が大きいので場所により採掘可能な場所もある可能性は残ります。

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