2011年7月9日土曜日

房州石・古墳(T-6)補遺:竹岡海岸の地質

上総湊から竹岡海岸の間には黄和田層(Kd)の泥岩・砂質泥岩及び泥質砂岩層と、十宮層(To)の砂質泥岩・泥質砂岩及び凝灰岩層が存在します。地形図的には下記を中心とする竹岡側の白狐川から北側の湊川の間です。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=351246&l=1395114
この間は海岸と国道が接近していて駐車余地が無く、飛ばしてしまっています。
竹岡海岸の露頭は、4月10日から16日の7回にご案内しています。地質図の表示では砂岩と礫岩からなる黒滝層(Kt)。上位の十宮層や黄和田層には凝灰岩がある事が図幅に記載されていますが、黒滝層にはその様に書かれていません。付属の解説書の40頁からの、第四章 上総層群 4.1 黒滝層の「岩相」の部分には、砂岩に関して黒滝層の礫岩・砂岩は浅い海で堆積した為に、鍵層となる凝灰岩層は含まないがスコリアや火山砕屑物を含むと記述が有ります。

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