2011年2月11日金曜日

房州石・古墳(C-1)素盞雄神社

南千住の駅から隅田川方面に向うと「瑞光」の名を冠した学校があります。スサノオの降臨伝説と関連した地名ですが、神社の一角にこの岩が祭られています。伝説の存在なので、この岩の下に古墳が在るのか?無いのか?そのような調査も行われていない様ですが、古墳の石室の天井石を思わせる大きな岩です。小型の鳥居の前に置かれた竹と奥に設えた注連縄の大きさから億の所々に凹みのある岩の大きさを想像して下さい。別の画像でもう少し詳しく観て頂きますが、これは泥岩というよりも火山灰の大き目の「スコリア」質の砂岩~礫岩の岩相です。「瑞光石」は荒川右岸の微高地に在り、この附近には他にも幾つかの古墳が存在しています。
荒川区立ふるさと文化館発行の展示会資料「発掘!あらかわの遺跡展」の40頁に「荒川区では、南千住の素盞雄神社の瑞光石、および東尾久(微高地としては町屋)の下尾久石尊社が房州石であると思われます。これらは石室石材に由来するものである可能性があります。」と記載されています。

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