2011年6月15日水曜日

房州石・古墳(R-2) 明鐘岬附近

古墳系の方々には興味が無いと言われるかもしれませんが、海岸に蛇紋岩の礫岩があります。スケールはありませんが、砂浜の奥に電柱が立っていますのでこれと比較しても結構大きなものだとお判りだと想います。
環伊豆蛇紋岩地帯と言う言葉がありますが、房総半島の鴨川から保田の間に広がる凹地や嶺岡山地にこの蛇紋岩が分布し、それは三浦半島の衣笠駅附近や横浜横須賀道路の横須賀IC附近に続いています。国土地理院からの1/25000地形図は閲覧サービスで無料なので仕方が無いのかもしれませんが、何年経っても更新されない部分が残りますね。池上5-4丁目にはバイパスのトンネルが既に供用されていますが、この附近のトンネル工事はこの蛇紋岩の存在で大変な難工事でお金が掛っています。興味が有りましたら、2010年5月20日から6月20日までの画像をご覧下さい。池上附近の阿部倉トンネル周辺のものものしい道路用擁壁の様子がご覧になれます。
尚、その前の4月7日から5月19日までは、この房総半島から三浦半島に続く主として城ヶ島の地層のご紹介が延々と続いています。
この存在はこの地域の地質がかなり興味深い存在だと示唆しています。

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