2011年6月13日月曜日

房州石・古墳(Q-6) 川崎馬絹古墳

このブログの主題である古墳の石材とは関係有りませんが、説明画像の中に、墳丘の断面を示す発掘中の画像が有りました。恐らくこれが「版築:ばんちく」と言うものだと思うのですが、将軍山古墳では「黒っぽい粘土と黄色い土を交互につき固める。」方法で、此処馬絹古墳では「この古墳は,まずローム層(赤土)まで掘りこみ,遺体を安置する石室を組み立て,その外側に赤土と黒土を順序よく細かく積み上げて作られています。」と書かれています。画面右上にこれは鉛筆でしょうか細長いものが写っています。スケールでしょうか? 良い仕事をしてますね!
これで川崎馬絹古墳の画像は終りです。
この後は鋸山・明鐘岬の地層と海岸風景をご案内します。“N”の不動岩附近と対になる風景です。その後は少々道を外れますが古墳石室や石棺の天井石・蓋石に使われる秩父の変成岩をご案内してこの古墳に使われた岩石シリーズ(?)を終える予定です。千葉県の富津磯石を使っている古墳をもう少し歩いてみたいとは思っていますが、これからは私の趣味のメインである火山地質に関連した散策が多くなるのでどうしても機会が減ってしまう事になるでしょう。古い「日本考古学年報」(日本考古学協会発行)を数冊手に入れましたので、何か関連する画像や記載を見付けたらご案内したいと想います。尚、三浦半島には、砂泥互層が広がっていますが、これについてはこのブログの2010年4月7日から5月19日まで画像が延々とあります。但し、「古墳」に使われている「磯石」という観点抜きなので、只ただ地層の画像の連続なので・・・

0 件のコメント: