2020年7月13日月曜日

岩石と地層の表情:076;常盤橋修復工事

確か一年前には終わっている筈だったと思われるこの「常盤橋」の修復工事は現在(2020年7月)も進行中で、噂によると一般へのお披露目は「秋頃」ではなかろうか?と言う。コロナウイルスの蔓延も工事の順延に影響しているらしい。「常盤橋」にも千葉産出の「房州石」が使われた記録が残るが、残念ながら橋本体の中詰め用割栗石としての採用だった為に、見る事は出来ない。南房総白浜町の「眺尾橋」同様、「水制工」が在る事が鹿児島の西田橋などの様式に似通っているらしい。近況をご案内する。尚、2001年から2013年までの修復工事着手以前の画像が下記に在りますのでご案内します。
千代田遺産」>「常磐橋・常盤橋門跡・常盤橋」pdfファイル有
http://chiyoda.main.jp/seisiga/kobetsu/tokiwabs.html
7月初旬には工事の大部分が終わっている様で、2013年に設置された支保工も既に撤去されています。欄干等には傷を付けない様に保護布が掛けられています。南側からの風景です。
北側からの画像です。
少し前の橋の中央部の画像です。まだ支保工が残されています。
水制工と橋の銘板に焦点を置きました。
橋の名を刻んだ銘板は恐らく本小松石で、艶消しの仕上げなのでしょう。私の手元には片側の銘板しか画像が無いので昔のものをそのまま使ったのか復元したのか判りませんが、僅かな傷が有るので以前のものをそのまま使用したものと想定しています。
エントランスの柱はかなり傷んだものがありましたから新しくしています。大理石でしょうね。
少し古い画像で敷石を置く前のものです。丁度 一年前くらいです。
昨年10月頃の画像です。割栗石を詰め舗石を置く準備が進んでいます。
橋の脇には水門の遺構なのでしょうか?開閉装置用のハンドルやタラップが見えます。マンホールの周りのコンクリートを切り取った雰囲気なので、本来は地下の部分を見せているのかもしれません。
少し形が異なりますが、鹿児島の石橋記念公園に移設された「西田橋」の水制工の部分の画像です。

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