2020年6月30日火曜日

岩石と地層の表情:063;観音崎 崖と素掘りトンネル内部に地層の描き出す景観

折角、観音崎に行かれたなら、灯台からの景観や、その灯台周辺の崖に見られる地層の重なり、或いは素掘りトンネルの内面に観察する事が出来る地層などを楽しんで頂きたいですね。但し、色々と改修工事の為やコロナウイルス対策で一時的に入れない場所も在るので事前に確認してからお出かけ下さい。例えば  こんなサイトがあります。新しい施設(旧弾薬庫:煉瓦造:パークセンター)等も出来ていて、簡単な地図も手に入りそうです。
https://www.kanagawaparks.com/kannon/
取敢えずの地図:赤い線で示した部分に素掘りのトンネルがあります。大きなトンネルの方はなんだか入口にいろいろと注意が書かれて居ますが、いずれにせよ自然災害に合うか否かは自己責任の選択で・・・確か、照明のスイッチを入れて一定の時間が経つと勝手に消えるから注意してね!だったと思います。自然博物館に近い方は短いですが、何れにせよ、小さな明るいLED ライトを持って居ると観察にも便利です。黄色く塗った部分は自衛隊管理下で立入禁止です
まずは灯台のすぐ裏手の露頭です。灯台の入口は左手の急坂を登った先です。ここなら地層の観察ものんびり出来ますね。
坂の上から側壁を眺めた図です。自然の風化だけでは無く削り取ったような雰囲気の部分もあります。
側壁を正面から写しています。トンネル部と異なり、黴も殆ど無く、鎌倉石に似た地層やリップルなども観察出来ます。石材観察の練習に一つの地層の中の不均質等をチェックするのも良いですね。
灯台の集光レンズもこの様に観察出来ます。灯台の回転部分は、摩擦と摩耗を極力減らすために昔は水銀のプールに浮かべていた筈ですが、今でも同じなのでしょうか?
博物館の近くから入る短いトンネルは小さいとはいえ、スケール代わりに先行していた方を入れて慌てて写したのでですが、窮屈さは感じない程度の十分な大きさです。
おっと、これは海岸に面した洞窟でしたね。「権現洞窟」でしたか?これも海食洞なのでしょう。前回にご案内すべきでした!
大きな素掘りトンネルは「関係者以外立ち入り禁止」、とか「一定時間で照明が消える」とか書かれていましたが、「地層の重なりを観察する好機」を逃すか、否か自己判断でどうぞ?
多きいトンネルの壁面の一部です。カビで白くなった場所も在りますが観察には程好い大きさですね。天井部分は剥落防止ネットが張られています。

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