2020年5月23日土曜日

岩石と地層の表情:023;山寺の立谷川河床露頭

山寺の駅は立谷川の左岸に位置し、有名な「立石寺」は右岸ですから参詣するには赤い橋を渡らねばなりません。立谷川は何故かこの橋の両側で巨大な角礫を含む凝灰岩の露頭が河床に広がっています。橋を渡りながら上流側の右岸を良く見ると河床に降りる事が出来そうな階段が見えます。これを利用させて頂きます。
上流側に見える階段の場所です。他にもあるのでしょうが、この場所が一番簡単そうです。足元は滑りやすい場所も在り、凹凸も激しいので足元をしっかりとしておいてください。
こんな大きな礫まであります。勿論、石材を観察する時にこんなに大きなものは有りませんが、表面が広いので斑晶などを観察するには好適です。
同じ岩塊を背景を入れてみました。もっと大きな岩塊が盛り上がっているのが見えます。
礫の比率が随分と大きい様に思います。
緑色凝灰岩でしょうか?これもフィールドノートより大きいですね。
白い礫の正体が判りません。橋の近くなので削ったり、薄めた塩酸を掛けてみる事も出来ません。残念!
凝灰岩の大きな岩塊もいろいろと含まれています
流紋岩ですかね
高畠の資料館で展示されていた泥岩とよく似ています。旧山交高畠駅舎に使われた高畠石にもこの手の礫が含まれていました。
一見、アスファルトかと思いましたが礫岩の様です。アスファルトも枯れて来ると粘りが無いのでこれを拾って来て何という石なのか聞かれる事が良くあります。
手に持ってみると重さが違うので判るのですが、骨材の量が多いと段々比重も上がってきますからね。残念ながら持ち上げる事は出来ません

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