2020年5月17日日曜日

岩石と地層の表情:017;山形城の石垣石

山形城は、若い頃に来た事が在るのですが、石垣の石が変な奴が多いなと印象に残っている
だけで、したが、その「変な」石垣石を確かめておきたいと思った次第です。
勿論、山形市内も積雪です。でも城の中は必要最低限の範囲で除雪しているのでなんとか歩く事が出来ました。

これが確かめたかった石垣石です。矢穴が数多く見られるので、硬い事は間違いないのでしょうが、捕獲岩が実に多いのです。「捕獲岩」とは書きましたが、マグマが上昇する過程で取り込んだと言うよりは、溶岩流が流れる過程で巻き込んだものかもしれませんね。石垣の表面に出る面を平らにする為の「斫り」の筋模様が面白いですね。聞く処に拠ると、近くの河原から大きな転石を探して、矢穴を加工して割り、城迄運んだのだとの説があるようですが、確かにそんな雰囲気の外形です。河原と言うのは最上川では遠いので笹谷峠に流れを発する、城の東側を流れている馬見ヶ崎川なのでしょうか?





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